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メッセンジャー(1999)

1999年【日】 上映時間:118分
ドラマラブストーリーコメディ青春もの
[メッセンジャー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-11-07)【イニシャルK】さん
公開開始日(1999-08-21)


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監督馬場康夫
キャスト飯島直子(女優)清水尚実
草彅剛(男優)鈴木宏法
矢部浩之(男優)横田重一
京野ことみ(女優)阿部由美子
別所哲也(男優)岡野博
加山雄三(男優)島野真
小木茂光(男優)太田豊久
伊藤裕子(女優)前川万美子
田中要次(男優)黒バイクの男
マット・レーガン(男優)ティム・グレイ
江原達怡(男優)バーテンダー
原作ホイチョイ・プロダクションズ
脚本戸田山雅司
音楽本間勇輔
作詞久保田利伸「NO Lights Candle Light」/「Messengers Rhyme」
作曲久保田利伸「NO Lights Candle Light」/「Messengers Rhyme」
主題歌久保田利伸「NO Lights Candle Light」/「Messengers Rhyme」
撮影長谷川元吉
製作フジテレビ
小学館
ポニーキャニオン
プロデューサー河井真也
石原隆〔製作〕
配給東宝
美術小川富美夫
編集田口拓也
上野聡一(編集助手)
録音柴崎憲治(音響効果)
スタント岡元次郎
その他IMAGICA(現像所)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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6.《ネタバレ》 面白い。コメディエンヌ・飯島直子の手柄だと思うし、古畑任三郎のそれも手がけた本間勇輔のワクワクする音楽のおかげでもあるし。画面右上からまるで空から降りてきたように登場する自転車(最後の対決の始まり)、または右下からのっそりと現れる自転車(JRバスを追う場面)。自転車のシーンは、もれなく良いよね。ただ一つ、文句を付けるとすれば、ビールを瓶で飲むのおいしくなさそうだということ。ワタシも「あなたが好きだから」といってると思います。 なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2023-12-28 15:40:43)(良:1票)

5.《ネタバレ》  これは好きな映画です。

 バブル期の若者を主役に、オシャレな青春映画を撮り続けてきた馬場監督が「バブル崩壊後、肉体労働で生計を立てる主人公」を描いてみせたという、その舞台背景も面白いし、そんな予備知識無しで、シンプルに作品を観賞するだけでも面白い。
 初見の際には、主人公の尚実に感情移入出来ず「何だ、この女は」と呆れる思いもあったんですが、今となっては彼女の存在ひっくるめて好きな映画になったんだから、本当に不思議ですね。

 理由としては、もう一人の主人公である鈴木が尚実に反発しつつも、少しずつ認め、惹かれていく過程が、観客である自分の心境と、上手くシンクロしてくれたのが大きいかと。
 とにかく最初の印象は最悪で、車で人を轢いておきながら相手よりも先に車の傷を心配する場面なんてもう、正直ドン引き。

 それでも「携帯電話を届ける依頼」をやり遂げてみせた辺りから、徐々に見方が変わってくるんです。
 ここの演出が上手くて、それまで日焼けを気にして着込んでいた上着を「邪魔」と言って脱ぎ捨てるシーンを挟むなど、視覚的にも分かり易く「彼女は生まれ変わった」事を示しているんですよね。
 また「ありがとうの一つも言われないような最低の仕事」という台詞が伏線になっており「ありがとう」と言われる事で、初めて彼女がメッセンジャーとしての喜びに目覚める形でもある。
 これまた凄く分かり易くて、その分かり易さが心地良い。

 「ビール」と「シャンペン」を巡る一連のやり取りも面白かったですね。
 汗水垂らして働いた後はビールに限るという鈴木と、高級なシャンペンが一番という尚実。
 中盤にて、尚実の方が労働後のビールの美味しさを認め、それによって彼女が正式にメッセンジャーの仲間入りを果たす訳ですが、この映画はそれだけで済まさないんです。
 鈴木もこっそりシャンペンを注文してみせたり、ラストにて皆でシャンペンで乾杯したりするという、素敵なオマケを付け足しているんですよね。
 それによって、単なる肉体労働賛歌だけに終始せず、高級品の魅力もキチンと認めてるのだという、作り手のバランスの良さが伝わってきました。

 バランスと言えば、尚実が一方的に「汗水垂らして働く喜びに目覚める」という受け身な立場に終始せず、元キャリアウーマンの経験を活かし、メッセンジャー業の改革に貢献していく流れも気持ち良いんですよね。
 その他にも、憎まれ役と思われた尚実の元恋人や、取引先の太田さんなども「実は良い奴」オチが付くものだから、非常に後味爽やか。
 そんな中、最後まで悪役の座を貫いたバイク便の「セルート」は実在の会社との事で、イメージダウンを覚悟で悪役を演じ切ってみせた、その懐の深さにも拍手を送りたいところです。 

 ラストの競争にて、チーム内で封筒の受け渡しを行う際の演出も、逐一恰好良い。
 「何も言ってないだろ」「自転車よりバイクの方が速い」「楽勝」という台詞の使い方も上手いし、鉛筆や無線機などの小道具の使い方も上手い。
 演者さんの棒読み率が高い事、エンディングでのアマチュア感漂うラップなども、普通なら減点対象となったかも知れないけど、本作に関しては「愛嬌」に思えてくるんですよね。
 最初はメッセンジャー業を恥じらい、元同僚に対し「別の仕事をしている」と見得を張っていた尚実が、誇らしげに働く姿を見せるようになる様も良いし、鈴木が尚実を後ろに乗せて、自転車に二人乗りして帰るシーンなんかも、凄く好き。

 全体的に「分かり易い面白さ」に溢れている中で、唯一つだけ「尚実は鈴木に何を言ったのか」という謎掛けが残されているのも良かったですね。
 自分としては、凄ぉ~くベタだけど「アンタが好きだから」が正解だったんじゃないかな……と思いたいところです。 ゆきさん [DVD(邦画)] 9点(2017-09-27 08:18:55)(良:4票)

4.何度見ても爽快な、「ガール・ミーツ・ボーイ」の佳作。

常に「お洒落な若者たちの姿」を描くことに腐心するホイチョイ映画がポストバブル時代に舞台としたのは、一見お洒落さとは無縁な自転車便の世界。
華やかなアパレル業界を追放された勘違い女が、ふとしたきっかけでやる羽目になった自転車便で地に足をつけた労働の尊さを学び、
「いかしたお姉さん」に変貌していく姿を描いた物語です。
いわば現代版「アリとキリギリス」とでも申しましょうか。「汗水たらして地道に働くことが格好いいんだ!」という単純だけど普遍的なメッセージは、
この作品に10年近くたっても古びない強靭さを与えていると思います。

ホイチョイらしいお洒落なセンスで、本当は大変なのであろう自転車便の仕事を、楽しそうに見せてるところも秀逸。
実際やったらかなり危ない運転や「ンなあほな!」的シーンも多いんだけど、あくまで現代のおとぎ話なんだから、固いことは言いっこなし!^^ 大鉄人28号さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-07 23:22:25)(良:1票)

3.ホイチョイ・センスはバブル崩壊とは無関係だし最高。凄く格好良い。爽快だしとにかく面白いし何よりお洒落。草なぎ剛が凄く格好いい。自転車(当然MTB)に乗りたくなるような映画。邦画アレルギーな人も騙されたと思って見てほしい。 HILOさん [地上波(字幕)] 9点(2005-11-09 20:09:01)

2. ホイチョイ映画ファンとしては、待ちに待った映画。それで、ホイチョイ三部作【「私をスキーに連れてって」:スキー、「彼女が水着にきがえたら」:ダイビング、「波の数だけ抱きしめて」:ラジオ】の次は何をテーマにするのかなあって興味がある反面、ドキドキしてたわけよ。三部作の影響で、スキーをやり、ダイビングをやり、ラジオを聞きまくった自分にとっては、次に来るものもやらなきゃいけない的な使命感があるわけよ。アホでしょ。アホと知りつつもはまってしまうんだわ。それでこの映画では自転車でしょ。家にママチャリしかない自分は困ったね。チャリ買うか悩んだね。すごーく悩んだ結果、チャリ断念。何ていうか、使命感からの開放感やら、アホを卒業した寂しさやらで胸が締めつけられた。まあただ、チャリを買わなかったからって、この映画がつまらないってことではないわけよ。十分面白い。やっぱりその時代時代にあった映画を作ってると思う。ただ、主役はやっぱり織田裕二の方がいいかな。 ブンさん 9点(2005-02-19 18:12:05)

1.よくまとまっているね,何度も見たし,ナイナイの矢部もいい。 死霊の狂騒さん 9点(2002-10-19 14:47:30)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 46人
平均点数 7.30点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
412.17% line
512.17% line
61123.91% line
71123.91% line
81532.61% line
9613.04% line
1012.17% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.33点 Review3人
2 ストーリー評価 8.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.75点 Review4人
4 音楽評価 8.33点 Review3人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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