みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
5.《ネタバレ》 ミステリー・サスペンス的な出だし、大雨の中死に物狂いで走り続ける男、なぜ?、と誰もが思わずにはいられない。そして警察署につれていかれる。不条理な取り調べと、なぜか思い出せない記憶。 最後の最後まで全体像が見えず、ラストで「あっ!」と言わされた。久しぶりにどんでん返しに見事にかかった。しかしただ返しだけでなく、きちんと中身のある内容になっているのもおみごと。 どんでん返しがなくても、あの雨といやな雰囲気、そして引っかかる音楽は相当にうまいと思う。地味だけど味のある作品。 【θ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2009-05-24 00:59:52) 4.《ネタバレ》 これは見事な映画でした。登場人物はドパルデュー演じる容疑者とロマン・ポランスキー演じる警察署長のほとんど2人のみ。しかも映画の大部分は警察署の取調室で机を挟んで対峙する2人の会話で成立している傑作サスペンスです。この2人のやり取りが物凄い迫力です。雷が鳴る嵐の夜に薄暗い取調室という設定がそれに拍車をかける。かなり最後の方まで謎は解けませんが、最後には大どんでん返しが待っています。夜が明けて全てが明らかになった後、警察署を立ち去り、旅立つドパルデューとポランスキーのやり取りは穏やかなものに変わり、実に深い味わいがあった。そしてそこには静かな感動があります。ドパルデューのこの映画の一番最後の台詞「ありがとう、署長。お見事でした。こんな難しい仕事を・・・。」が深く印象に残る。トルナトーレ監督と言えば誰もが思い浮かべるあの傑作と比べるとレビュー数も少なく極めて地味な作品ですが、この作品も決して負けてはいない! 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-30 20:20:30) 3.《ネタバレ》 こうして観るとつくづく「羅生門」って凄い映画だったんだなぁ、と思います。どれだけ他の作品に影響を与えているか気が知れない。う~む…それにしてもここまで凄いミステリー・サスペンスは久しぶりに観ました。ラストについては賛否両論ありそうですが僕の場合は断然"賛"です。普通に考えたら途中で気付きそうな気もするけど、どういう訳か最後の最後まで全く気付きませんでした。恐らく物語にのめり込んでいたのでしょう、余念の入り込む隙がありませんでした。ジェラール・ドパルデューの狂気に満ちた演技、それに呼応するかのようなロマン・ポランスキーの挑発的な態度。精神不安を掻き立てる水滴の音や、見せ過ぎず見せ無さ過ぎずというフラッシュバックの映像も効果的です。しかも後味は不思議と爽やか。同監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」が余りにも有名過ぎて、影に隠れてしまっているのがちょっと残念です。 【かんたーた】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-23 14:37:13) 2.えっ、これがトルナトーレ?ってびっくりした。こんな映画撮ってたんですねえ。 静かだけれどテーマがきちんとしていて、潔い映画だと思います。監督作品の中で私はこれが一番好き。ノスタルジックなトルナトーレ作品がちょっと苦手っという方も、いちど見てみてください。 【ETNA】さん 9点(2003-12-25 19:39:56) 1.深く心に染みるサスペンスだ。たしかに最後にどんでん返しがあるのだが、謎が解けた瞬間から署長のオノフへの尋問がすべて感動的要素へと変化する。監督業でも実績のある署長役のロマン・ポランスキーも素晴らしい、ふたりの言い争いの緊迫感、いろいろ伏線を張り巡らせ、視聴者を悩ませる。単なるオチありき映画と思う事なかれ、サスペンスに彩られた深いテーマ、「ニュー・シネマ・パラダイス」オンリーではないぞ、この監督は。 【ゆたKING】さん 9点(2003-05-17 17:21:36)
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