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マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ

My Life as a Dog
(マイライフ・アズ・ア・ドッグ)
1985年【スウェーデン】 上映時間:101分
ドラマ小説の映画化
[マイライフアズアドッグ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-19)【イニシャルK】さん
公開開始日(1988-12-24)


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監督ラッセ・ハルストレム
キャストアントン・グランセリウス(男優)イングマル
メリンダ・キンナマン(女優)サガ
折笠愛イングマル(日本語吹き替え版)
川上とも子サガ(日本語吹き替え版)
峰あつ子イングマルの母(日本語吹き替え版)
土師孝也グンネル(日本語吹き替え版)
さとうあい(日本語吹き替え版)
佐藤しのぶ【声優】(日本語吹き替え版)
脚本ラッセ・ハルストレム
ブラッセ・ブレンストレム
音楽ビョルン・イシュファルト
撮影ヨルゲン・ペルソン〔撮影〕
製作ヴァルデマール・ベリエンダール
配給フランス映画社
あらすじ
1950年スウェーデン。少年イングマルは母が入院したことで愛犬シッガンとも離れて叔父の家で暮らし始める。悪がきではあるが多くの友達をつくり、そして男の子に変装している美少女サガと出会う。誰もが一度は通過する子供時代のせつない思い出を美しい映像で描ききったヒューマンドラマ

花守湖】さん(2006-09-10)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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19.60年以上も前の時代設定で30年程前に作られた映画ですが、スウェーデンでは今でもこの映画に出てきたような村社会が残っているのでしょうかね。この共同体の中で主人公の悲しみが無理やりにでなく自然に癒されていく様子がとてもいい感じに描かれていました。映画の中の登場人物の暮らし方を見るとこの国は当時からいわゆる先進国だったんですね。素直に面白い映画でした。 ProPaceさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-08-09 10:56:43)

18.《ネタバレ》 病気のお母さんがどういう気持ちでいたのか、もしかして子供らにちょっと冷たいお母さんだったのか、それは謎のまま。ふつう私たちは家族の愛情、特に母親の愛に支えられて厳しい世間に出ていく、とイメージしている。そこでも家族の絆が支えになっていて、やがて歳をとれば、自分の親や家族のことを改めて振り返り、その絆を確認したりもする。けどこの映画は逆だ。少年は、病弱だが「本ばかり読んでる」お母さんとの絆にずっと悩んでいる。あらかじめ失われた絆をどうすれば結びなおせるのか、どうすればよかったのかと考える。「犬のような人生」だと考え、人工衛星に乗せられたライカ犬より「自分はまだマシ」と慰める。ところが過酷に見えた外の世界ではあったが、叔父さん夫婦やその周りの人々、学校や新しい仲間、男の子のふりをしている美しい少女とのつきあい、それらみんなが少年を慰め、見守り、成長させて行く。そうやって少年の傷をいやしていく。もしかして、こちらの方がより真実に近いのかもしれない。そしてこう考える方が救われる。元気が出てくる。すばらしい映画だった。 さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-07-18 01:26:39)

17.公開当時劇場で見ました。当時、ハルストレム監督の名前も知りませんでした。でも、この作品でハルストレム監督のファンになりました。特にこの作品の彼の人間を見つめるあたたかい眼差しとユーモアのセンスが大好きです。いつかスウェーデンに里帰りして、またこんなあたたかくて美しい映画を撮ってほしいなあと思います。 とらやさん [映画館(字幕)] 9点(2008-11-22 02:00:48)(良:2票)

16.あまり恵まれているとは言えない少年が自分を宇宙に打ち上げられて餓死した犬よりマシだと自分を慰めながら、なんとか前向きに人生を楽しんでる姿がよいです。小さな事件や、ちょいエロな事件が盛りだくさんで、楽しいこともありつつ、悲しいことも多いけれども、しみったれることのない粋な映画。 すべからさん [DVD(字幕)] 9点(2008-09-18 14:49:56)

15.子供という弱者は、飼い犬の弱さとダブる。安住した場所を探し、食べ物をもらい、
主のいうことを聞かなければならない。愛されたいと思ってもやり方がわからない。
寂しさのまぎらわし方は、同じ境遇の者を見付けること。
イングマルは犬のマネをする。ああとうとうイングマルが完全に犬になってしまったと、
悲しさでいっぱいになった。でもそれで終わるわけじゃない。
きちんと住処をみつけて強い人になる。
それらがまぶしい母親との明るい思い出、宇宙の輝き、美しい村、個性的な人々が
一つの映像におさめられている。こんな映画が好きだ。 ぺんぎんうさぎさん [DVD(字幕)] 9点(2008-04-01 20:28:13)

14.ヒステリー気味の母親との暮らしよりも、温かな叔父さんたちとの暮らしの方が幸せそうに感じたけど、それでも母親の近くに居たかったという子供心は納得できる。
ライカ犬と愛犬の末路の対比や個性的な登場人物のそれぞれの生死に哀愁を感じさせられて、自然と涙が溢れてきた。
それでも、悲しいだけじゃなくて、活き活きとした子供たちの笑顔に癒される部分の方が多かったように思う。
しみじみといい作品です。
もとやさん [DVD(吹替)] 9点(2007-11-01 14:57:35)

13.監督特有の美しい映像の虜となっています。これもそう。少年に感情移入し難い部分もありましたが、何度見ても飽きが来ない気がします。 色鉛筆さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-25 21:09:14)(良:1票)

12.《ネタバレ》 不幸なライカ犬を引き合いにして、自分はマシだと思うこと。それが少年のストレス対処法でした。なかなか有効な手段かと。かくいう自分も昔はよくやりました。でも根本的な解決策ではありません。ちんちんがビンから抜けなくなったこと。小火騒ぎ。女の裸を見ようと窓ガラスを割ってしまったこと。誰もが子供の頃に経験するような些細な出来事です。少年も薄笑いを浮かべて平静を装います。でも自尊心は深く傷ついたはずです。いくらライカ犬と比べれば幸せだとしても、です。それは元少年として実感できますとも。少年の心を揺さぶる環境の変化、性への戸惑い、そして母の死。負荷を処理しきれなくなった彼の心は、思わぬ行動を命じます。犬の真似。鳥肌が立ちました。胸に刺さりました。上手く説明できませんが、凄く分かるのです。彼は自分自身だと思えました(もっとも自分は全然モテませんでしたが泣)。たぶん少年とはそういう生き物です。彼は一度壊れる必要があったのだと思います。そして泣く必要も。このとき、少年はすこし大人になったのだと思います。やがてライカ犬に想いを巡らすことも無くなっていくでしょう。自身の成長と性を受け入れ、ワンピースに袖を通した少女にしても同じこと。子供たちはちょっとずつ、そしてある日突然に、大人になっていくのです。ラスト、泥にまみれて少年と少女は笑います。汚れるのは怖いし嫌なことです。でも気にしたって仕方がありません。ぐちゃぐちゃに汚れながら成長していけばいいのです。疲れたら寝ればいいですしね。エンドロールでは、ひたすら屋根を修理する男の姿がありました。規則的なクギを打つ音が響きます。その音色もまた、人生を表しているようで。 目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-06-07 18:11:41)

11.ラッセ・ハルストレム監督を知るきっかけとなった作品です。スウェーデン映画はこの作品が私にとっては初めての体験でした。その美しい映像、イングマル少年の眼を通して忘れかれていた童心に返らせてくれたラッセ・ハルストレム監督のその優しさと心温まる物語に感動して何度も観ています。本当にこういう温かくて気持ちの良い映画を見せてくれたこの監督とスウェーデン映画に感謝したい気持ちでいっぱいです。 青観さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-07 21:58:21)

10.「上を見ればキリがないし、下を見てもキリがない」小さい頃からよく言われて来た言葉。ライカ犬より私は幸せ。でも、ライカ犬だって、きっと誰かよりは幸せだったのだと思う。「世界中の全ての人が幸せになれたらいいのに」なんて暴言をこの映画は言わない。だから好きだ。絶対的な不平等に、人は時として癒されるというのは現実なのだから。ラッセ・ハルストレム監督は、ピリッとした辛酸を孕んだ癒しの物語がお得意。彼の作品の中で、私はこの映画が1番好きだ。この映画のメッセージは、彼の他のどの作品よりも根源的だと思うから。 ひのとさん 9点(2003-12-26 21:43:18)

9.驚くべき傑作!個人的にラッセ・ハルストレム監督は、新作を撮る度に作品のクオリティが低下していっているような気がします。またスウェーデンで撮ってくれないかなぁ…。 所々に挿入される"ライカ犬"のモノローグもアクセントになっていて良く、心温まる映画でした。 かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 9点(2003-10-08 22:02:54)

8.子どもたちがどんなにか豊かな「内面」を持っているか、そして、傷つきやすく、けれど一生懸命に生きているかを、この作品ほどみずみずしく描いたものも、そうないのでは。どんなにつらくても「でも、宇宙船に乗せられたライカ犬に比べたら、ぼくなんかマシだ」と考える主人公の少年のいじらしさときたら…。『サイダーハウス・ルール』でもその片鱗を見せたけれど、ラッセ・ハルストルム監督は、子どもたちを撮る時が最も輝いている。そんな彼の、やはり代表作でしょうね。 やましんの巻さん 9点(2003-09-26 15:47:31)

7.観ているときはどうってこともなかったのですが、観終わってからすっごくいい映画だと感じました。ストーリーに大きな山はないけれど、そんなのはどうでもいいと感じたくらい。ハルストレム監督は本当に人の心の繊細な動きを表現するのが上手い!この映画はそれに尽きると思います。ライカ犬の話と星空も印象的で、観終わってからライカ犬について調べてしまいました。 るいるいさん 9点(2003-09-20 03:52:12)

6.昔、今はもう無くなってしまった映画館で観ました。主人公の少年も男の子みたいな女の子も二人を取り巻く大人達も素敵な人ばかり!ものスゴク良い映画だと思います。確実にその頃の(私の中の)好きな映画TOP3に入ってましたっ。今、もう一度観たらどんな感想になるか‥よ~し!観るぞ~~っ 水玉さん 9点(2003-09-11 18:09:47)

5.《ネタバレ》 哲学的でありながら純朴なイングマル少年。
ハルストレム監督は、子どもの本質的な姿を描いたのだと思います。
いや、人間の本質というべきか。
悲しみや苦しみを、叫ぶのではなく、かといって抑えこむのではなく、ナチュラルに表現しています。
だから、映画の登場人物と同じリズムの息遣いで一緒にハラハラしたり、しんみりしたり、ユーモアにクスリとしたり。
つまり、わざとらしさがないのです。

そのかわりはっきりしたヤマ場はありません。
あえて挙げればボクシング場面? 
人工衛星(?)の場面? 
どれもなぜかあっというまに「落っこちて」しまう「オチ」なので、カッコ悪いばかりでありますが。

ま、味のあるかわいい顔ですけど、アイドルとかヒーローというわけではないイングマル少年。
彼に共感が湧くか湧かないか、そこがこの映画を気に入るかどうかの分かれ目かもしれません。

不器用でドンくさい少年・少女時代を、ある程度客観的に見られるようになった世代にこそお勧めします。
(いやもちろん、不器用じゃない、ドンくさくない少年、少女の皆さんもいらっしゃるだろうけど、まあそういう人には、元々この映画は向かないでしょうな。) おばちゃんさん 9点(2003-06-20 22:25:09)(良:1票)

4.子供は大人が思ってるよりもずっと敏感で、色んなことをわかってるし考えている。「見殺しにしたんじゃない」っていう言葉にはガツンとやられた。でもやっぱり子供だもん、母親と遊びたいし大好きなペットと一緒にいたい。それを我慢するイングマルがけなげで。。。けれど、かわいそうな身の上だけど、村の人たちが本当によい人々で、救われた思い。のびのび育って幸せになって欲しい。 そう思うと冷たい親戚に引き取られたお兄ちゃんが気の毒で。。。  安っぽいドラマチックさや感動の押し付けがないので、素直に心に響いた。 はらいたさん 9点(2002-10-23 23:33:08)

3.ハルストレム監督の描く映画にはいつも魅了されます。少年の心理描写が上手で共感できて優しく包み込んでくれるような作品でした Yuuさん 9点(2002-07-03 11:06:38)

2.寂しくて哀しくて、でも暖かい。私にとって思い出の映画です。ドジなイングマルとボーイッシュなサガ、この二人がとてもかわいらしい。 Hirさん 9点(2001-12-27 03:31:46)

1.最初に観たときはそんなにいいとは思わなかったけど、二回観たら大好きな作品になった。 mayuさん 9点(2001-06-09 21:03:39)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 139人
平均点数 7.32点
000.00% line
100.00% line
232.16% line
342.88% line
496.47% line
5107.19% line
6117.91% line
72618.71% line
83827.34% line
91913.67% line
101913.67% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review5人
2 ストーリー評価 6.77点 Review9人
3 鑑賞後の後味 7.55点 Review9人
4 音楽評価 7.00点 Review7人
5 感泣評価 6.75点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1987年 60回
監督賞ラッセ・ハルストレム候補(ノミネート) 
脚色賞ラッセ・ハルストレム候補(ノミネート) 
脚色賞ブラッセ・ブレンストレム候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1987年 45回
外国語映画賞 受賞 

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