みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 本来なら国家公務員を殺害した2回目の犯行で縛り首になるはずが、母親の嘆願で終身刑になるのに「ホントに?」 独房住まいに飼い殺しの人生を送るのか「まぁ、生きてるだけで丸儲やね」 1羽の雀の世話を始めて「暇つぶし出来て良かったね」 ここから、事実は小説よりも奇なりを地で行く展開に釘付け「この人サイコパスの部類なのか、それにしても凄過ぎる!」 ネヴィル・ブランド=変態役、私的先入観を覆す味わい深い演技にオスカーを授けて欲しかった。+1点 他の共演者も素晴らしい。 2人の将来を奪い去った罪への更生は刑期を勤め上げる事に尽きるでしょう。 更に自身の余生において仮に独りぼっちになったとしても、何か打ち込めるものがあれば、癈人にならなくて済むのを実感させてくれました。+1点 忘れ難い秀作です。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-11-10 09:05:27) 3.《ネタバレ》 今まで自分が観た中で最良の刑務所映画、『ショーシャンクの空に』なんてこの映画の足元にも及びません。また、主人公が脱獄しようとしない唯一の囚人映画でもあります。だからこの映画では一生を刑務所暮らしする人間とはどういう存在なのか、また更生とはいったい何なのかということを鋭く問題提起しています。 囚人が苦労してその道の達人にまでなったというのは日本人好みのいわゆるイイ話になっちゃいそうですが、そんな単純な撮り方をしてないところが監督フランケンハイマーの凄いところです。バート・ランカスターの演じるストラウドからしても、映画の前半では狂信的なまでに反抗精神が強いあまり共感を呼ばないキャラです。そんなランカスターが「お前には人に感謝する気持ちがない」と看守に指摘されてハッと気づき、「今まですまなかった」と謝り生まれ変わった様になるシーンには心を打たれました。ほんと人間には感謝の気持ちを他者に持つことが大事なんですね。彼は『真昼の暴動』でも囚人暴動のリーダー格でしたが、本作では非常に抑えた演技が光ってました。 このランカスターを取り巻く刑務所の人間たちがいい味出してます。初めは嫌っていたが生涯の友となる看守のネヴィル・ブランドや、粗暴ながらもカナリヤ飼育によって人間味が増してゆく囚人テリー・サヴァラスがいい演技を見せてくれます。主人公ストラウドにしても常に突き放した様な客観的な演出で通しており、決してハッピーエンドではない終わり方にも納得させられます。 「更生とは尊厳を取り戻すことだ」というランカスターのセリフは、キリスト教的な意味合いもあるんでしょうけど考えさせられます。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-29 22:12:23) 2.私にとっての刑務所映画の最高峰。 【mimi】さん 9点(2003-10-19 01:13:40) 1.映画を比較するのは基本的に野暮だとは思うのですが、「『ショーシャンクの空に』が一番好き」とか言ってる人がいると、つい「それは『終身犯』を観てのことか!」と言いたくなります。まあ、どちらが上ということはないんですが・・・とにかくこの映画はスゴイ。老けていく主人公を演じるバート・ランカスター、見事です。圧巻です。 【鱗歌】さん 9点(2003-05-24 02:10:15)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS