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ナポレオン(1927)

Napoleon/Abel Gance's Napoleon
(Napoléon/Napoléon Bonaparte/Napoléon vu par Abel Gance)
1927年【仏】 上映時間:240分
ドラマ戦争ものサイレントモノクロ映画歴史もの実話もの伝記もの
[ナポレオン]
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タイトル情報更新(2023-10-15)【イニシャルK】さん


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監督アベル・ガンス
フランシス・フォード・コッポラ(1981年修復版監修)
黒澤明(1981年修復版(日本公開版)監修)
キャストアベル・ガンス(男優)
脚本アベル・ガンス
音楽アルトゥール・オネゲル
カール・デイヴィス(1981年修復版)
カーマイン・コッポラ(1981年修復版)
撮影レオンス=アンリ・ビュレル
ジュール・クリュージェ
配給アスミック・エース
フジテレビ
編集アベル・ガンス
字幕翻訳戸田奈津子
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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2.《ネタバレ》 リドリー・スコットも同じ題材で撮ったけど、やっぱしナポレオンの映画と言えばこのアベル・ガンス版でしょ。私はコッポラが修復した81年の4時間版を観たわけだけど、オリジナルはなんと上映時間9時間!その他にも短いものは110分もありそして5時間30分、おまけにトーキー化されたものなど知られているだけでも10くらいの異バージョンが存在するというまさにディレクター・カット商売の先駆けみたいな感じです。ナポレオンの士官学校時代から始まり4時間かかってもやっとイタリア遠征に取り掛かるところまでしか描かれていません。いわばナポレオンの青春時代編といった趣きですが、時代背景としてのフランス革命の推移も割と丁寧に語っています。この作品の凄いところはその目くるめく様な映像のド迫力で、高速モンタージュ・多重露出・VFX特撮・手持ちカメラ撮影など、この当時には映画撮影に必須の技術がすでに完成していたというのは驚くしかありません。この映画は、士官学校時代・トゥーロン攻囲戦・フランス革命の推移・ジョセフィーヌとの結婚・イタリア遠征というのが大まかな構成ですが、どのシークエンスも大がかりなセットや大量のエキストラが使われていて引き付けられてしまいました。とくに国民公会議場や乱痴気騒ぎみたいな舞踏会のシーンでのモブ映像はまさに数の暴力といった感じで、カネが相当掛かってますよ。公会議場でナポレオンが恐怖政治で粛清された面々の亡霊と対峙するところも印象深いのですが、ここで「私は世界革命を起こして欧州共和国を創るのが目標だ!」と演説するのはまるでレーニンかトロツキーみたいな感じで、フランス革命は共産主義革命の雛形だったんだなという感が深まりました。 全長版ではナポレオンの生涯のどこら辺まで辿ったのかは興味あるところでもありますが、おそらくこのストーリーテリングのスピードではせいぜい皇帝戴冠あたりだろうなと思います。それにしてもこんなに尺が長いと、サイレント時代ですから劇場での劇伴演奏する楽団は大変だったでしょうね。感想としては満点つけたい誘惑はありましたが、実は半分しか観ていないのも同然なので、マイナス一点とさせていただきます。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2025-01-04 22:14:36)

1.《ネタバレ》 こりゃ驚いた。
サッシャ・ギトリの「ナポレオン」とタメを張れる・・・いやそれ以上の傑作だ。カーマインの音楽も素晴らしい。
フランス革命後の波に載って皇帝にまで上り詰めたナポレオン。
前半部分のナポレオンは差別や嫉妬、上司とのトラブル等に耐え、自己研鑽を続ける若き士官として描かれる。
この頃は野心に満ち好機を待ち続けた“兵士”だった。

嵐を乗り越え、議会の混乱を乗り越え、ギロチンに消える貴族たちを眼に焼き付けて・・・。

それが後半になると、様々な政治的困難に直面する“政治家”としての側面も見せてくる。革命で暴徒と化し自由を求めて歩む民衆を見て、ナポレオンは嬉しそうに笑みを浮かべる。
下積み時代の自分と民衆を何処か重ねてみているようだ。

そんな男が民衆の頂点に立ったと思ったら、最終的には民衆から命を狙われるようになってしまう・・・皮肉なものだ。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:16:44)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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