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クロッシング・ガード

The Crossing Guard
1995年【米】 上映時間:111分
ドラマ
[クロッシングガード]
新規登録(2003-09-29)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-08-10)【Olias】さん
公開開始日(1996-11-09)


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監督ショーン・ペン
キャストジャック・ニコルソン(男優)フレディ・ゲイル
デヴィッド・モース(男優)ジョン・ブース
ロビン・ライト(女優)ジョジョ
パイパー・ローリー(女優)ヘレン・ブース
リチャード・ブラッドフォード(男優)スチュアート・ブース
ロビー・ロバートソン(男優)ロジャー
石橋凌(男優)ジェフリー
アンジェリカ・ヒューストン(女優)メアリー
カリ・ウーラー(女優)ミア
ジョン・サヴェージ(男優)ボビー
ジョー・ヴィテレッリ(男優)ジョー
リチャード・C・サラフィアン(男優)サニー・ヴェンチュラ
池田勝フレディ・ゲイル(日本語吹き替え版)
大川透ジョン・ブース(日本語吹き替え版)
定岡小百合ヘレン・ブース(日本語吹き替え版)
宝亀克寿スチュアート・ブース/ジョー(日本語吹き替え版)
水野龍司ロジャー(日本語吹き替え版)
田原アルノジェフリー(日本語吹き替え版)
後藤敦ボビー(日本語吹き替え版)
島香裕サニー・ヴェンチュラ(日本語吹き替え版)
脚本ショーン・ペン
音楽ジャック・ニッチェ
ランドール・ポスター(音楽スーパーバイザー)
主題歌ブルース・スプリングスティーン"Missing"
挿入曲ジュエル"Emily"
撮影ヴィルモス・ジグモンド
製作ショーン・ペン
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
リチャード・N・グラッドスタイン
配給東北新社
編集ジェイ・キャシディ
録音マイケル・ミンクラー
ボブ・ビーマー
その他ウォルター・コブレンツ(スペシャル・サンクス)
アート・リンソン(スペシャル・サンクス)
ブルース・スプリングスティーン(スペシャル・サンクス)
チャールズ・ブコウスキー(スペシャル・サンクス)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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5.ひょっとして、映画というジャンルで「テーマ」は何か、という事を語るのはナンセンスなのかもしれないのだけれど、それを承知であえて書くと、この作品のテーマ、それは「果たして、人と人は分かり合えるのか」という事ではないだろうか?作品の冒頭ではストリップの馬鹿騒ぎの中に佇むフレディ(J・ニコルソン)と、その元妻が参加する遺族の集いとが交互に映される。これは、人と人との間にある、容易には埋められない「溝」を象徴しているように思える。娘を轢き殺した犯人に対する復讐を誓うフレディは遊び仲間にも、また同じ立場である筈の元妻にも理解されない。尚且つ自分に想いを寄せるストリッパーに対しても心を完全に開くことは出来ず、一人自閉的な孤独を抱えている。一方犯人のジョンもまた、友人にその心中を理解されてはいないし、彼の出所後に出来た恋人(ロビン・ライト)は彼に寄り添いながらも、彼を罪悪感から解放することが出来ない(ただ、彼がある意味フレディより救われているのは、彼には彼を無条件で愛し、受け止める存在―両親―がいるということである)。しかし、そんな被害者・加害者の関係にある二人はラスト、「亡くなった娘を悼む」という点で分かり合えたのではないだろうか?両者の関係は一般的ではない、極端なものだが、人と人とが「分かり合う」ためには、単なる思いやり・同情だけでなく時に暴力的であるような「格闘」も必要なのかもしれない。余談だが、戦争前イラクを訪れたショーン・ペンはその理由を問われ「イラクにも自分達と同じような人間がいて、同じように子供がいるという事をこの目で確かめたかった」という意味のことを語っていたと記憶している。ショーン・ペン、有言実行の男である。 ぐるぐるさん 9点(2004-05-06 18:37:16)(良:2票)

4.本当に何もかもドン臭い作品だ。特にラストの追いかけっこのシーンなんてもうほんとに野暮ったい演出なんだよ……けどやっぱり号泣しちゃうんだよなぁ。 ナクサライトさん 9点(2004-02-06 07:35:35)

3.ジャックニコルソン、ちょっと濃すぎるか。それはさておき、このショーンペン監督2作目は、彼の前作<傑作でもある>「インディアンランナー」と同一線上にある作品といえる。「兄は弟を追いながらそのことの意味を理解できない。弟は兄に追われながらその理由を失っている。」「インディアン~」のレビューで僕はこのように書いた。人が理由なく分り合えないという切実さを描いたのが「インディアン~」であれば、「クロッシング~」はその地平をさらに一歩進め、そして反転させ、そこからポジティブな回路を模索しているように思える。追う者と追われる者という図式は同じだが、双方にはそれぞれ、そうするための理由が存在する、加害者と被害者という明確な理由があり、それは、お互いが分かり合える足場を既に失っていることを意味するのだ。にもかかわらず、お互いがその「分かり合えなさ」に対する信憑すら持てず、失った足場の上空でもがきながらも理解への希望を捨てていないようにみえる。絶望的な立場を超えて、人と人はどうコミットし得るのか。いや、絶望的だからこそ、意味を求めてコミットする、その向こうに何があるのか。それは非常に難しいモチーフだ。この作品ではっきりとその答えが示されているとは言えないし、作品自体も1作目に比べて散漫な印象がある。ただ、目指すべきところには大いに共感できるし、正直、ぐっときたんだなぁ。この監督、やっぱり只者ではない。ショーンペンは今後も注目すべき監督であることは間違いないだろうね。 onomichiさん 9点(2003-10-09 23:55:34)(良:2票)

2.とても良い作品でした!ジャック・ニコルソンの演技が最高でした。被害者の加害者に対する怒りはときには被害者と加害者という立場を逆転してしまう場合すらありうるということを実感させられました。確かこの作品は実話なんですよね?最後のシーンもとても良く、とても学ばされた作品でした。 MINI1000さん 9点(2003-10-05 19:50:10)

1.こういう映画を本当に「美しい」というのだ。幼い娘を飲酒運転でひき殺した男が、その復讐を果たそうとする父親(ジャック・ニコルソン)に言う。「事故の直後、その子はこう言ったんだ。『私が悪かっったんです。おじさん、ごめんなさい』と。…」こういう台詞に何も感じない人間は、映画はもちろん、人生からも見放されているに違いない。『アバウト・シュミット』のジャック・ニコルソンを”準備”したのはこの映画だったことが、あらためて思い知らされる傑作。ショーン・ペンは、役者として以上に圧倒的にすぐれた「映画作家」として、アメリカ映画の偉大な精神を継承しつつある。 やましんの巻さん 9点(2003-09-29 15:57:41)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.14点
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129.09% line
200.00% line
300.00% line
4313.64% line
5313.64% line
6313.64% line
7522.73% line
814.55% line
9522.73% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【ゴールデングローブ賞 情報】

1995年 53回
助演女優賞アンジェリカ・ヒューストン候補(ノミネート) 

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