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エルミタージュ幻想

Russian Ark
2002年【露・独】
ドラマファンタジー
[エルミタージュゲンソウ]
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監督アレクサンドル・ソクーロフ
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2.《ネタバレ》 かつてミニシアター映画として公開された、アレクサンドル・ソクーロフ監督の「エルミタージュ幻想」をDVDで鑑賞。

私は非常に興味深く、この映画を観ましたが、映画初心者には向かない映画のような気がします。
映画がかなり好きで、かなりの本数を年間で観ている人でも、ストーリー性のない映画が苦手な人は、はっきり言ってダメだと思います。
私はストーリー性のない曖昧模糊とした映画というものも、ストーリー性のある映画と同じくらいに好きなので、思い切りツボにハマってしまいました。

そして、もうひとつツボにハマっていたのは、この映画がカメラワークに非常に凝っている点です。
96分をワンカットで撮っているのが、この映画の最大の売り物なのですが、流れるようなカメラワークは本当に芸術品と言えるくらい素晴らしく、もう見事としか言いようがありません。

撮影を担当したのは、「ラン・ローラ・ラン」で、主人公のローラをずっとハンディカメラで追いかけて撮影して、全くブレなかったというティルマン・ビュットナーです。
なんでも、ティルマン・ビュットナーは、この映画の撮影に備えて、身体を鍛えたといいますから、やはりプロは凄いと思います。

アレクサンドル・ソクーロフ監督は、ドキュメンタリー映画を数多く撮っているそうですが、はっきり言ってこの監督の映画は難解です。
この映画も予備知識なしで観たら、わけがわからないと思います。

原題は「ロシアの方舟(RUSSIAN ARK)」で、エルミタージュ美術館の中を探索しながら、ロシアの歴史を追うという内容になっています。
カメラを構え、ナレーションを語るソクーロフ監督自身と、この映画の主人公であり案内人でもあるフランスの大使キュイスティーヌ(セルゲイ・ドレイデン)とが宮殿の中を不思議な時間旅行をするという、邦題のとおり実に幻想的な映画なのです。

ストーリーがあるような、ないような不思議な雰囲気、90分ワンショットという驚異のカメラ、豪華絢爛な帝政ロシア時代の衣裳。
この3つの要素は、私の好みにズバリと合っていて、背筋がゾクゾクするほどでした。

そして、ラスト近くの、ワレリー・ギルギエフ指揮のオーケストラを伴奏に繰り広げられる舞踏会のシーンは、まさにため息が出るほど素晴らしいものでした。 dreamerさん [DVD(字幕)] 9点(2019-03-23 14:38:40)

1.《ネタバレ》 舞踏会はやがて終わりを迎え、紳士貴婦人が無数の人だかりとなって帰り路につく。画面は彼らの無数の顔から表情を拾うが、明るい顔付きの者は一人としていない。豪華な衣装や巨大な宮殿とは裏腹の憂鬱が、彼らのこれまた無数のささやきと共振して映画を観る人々に「もうすぐ映画も終わりだよ」と告げているみたい。事実、カメラはそのまま出口へと進み、ぼやけた海の前で立ち止まり、監督自身の呟きと共に幕を閉じる。しかしその声は、「終わりはない」「私たちは永遠に生き続ける」と小さいながらはっきりと呟く。ソクーロフの映画はいつも締め方がいい。エルミタージュ美術館が保存してきた空間と時間のアーカイブを一呼吸で切り取ってしまおうという大胆な方法にア然としながらも、この縦軸横軸をシェイクした迷宮に映画という斜めの軸をぶちまける思い切りのよさにしびれる。芸術としての高みよりも映画としての高みを感じるこの映画は、「チャーリーとチョコレート工場」の夢の工場を探索するように見られるべきだと思う。もちろん豪華さ、案内人(このオッサンがとにかく最高)の魅力ともに「エルミタージュ幻想」が勝るのは言うまでもない。 Qfwfqさん [映画館(字幕)] 9点(2006-05-16 12:29:32)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.78点
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