みんなのシネマレビュー

悲しみは星影と共に

Andremo in Città
1966年【伊】 上映時間:102分
ドラマ戦争ものモノクロ映画
[カナシミハホシカゲトトモニ]
新規登録(2004-01-18)【駆けてゆく雲】さん
タイトル情報更新(2017-09-07)【ESPERANZA】さん


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キャストジェラルディン・チャップリン(女優)レンカ
ニーノ・カステルヌォーヴォ(男優)イヴァン
脚本チェザーレ・ザヴァッティーニ
撮影トニーノ・デリ・コリ
配給日本ヘラルド
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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1.《ネタバレ》 私がこの映画を見たのは30年以上前のこと。既にストーリーの細部は記憶のかなたにかすんでしまったが、その悲しいラストシーンと美しいテーマ曲は心にしみついて、いまだに忘れられない。この映画は、一言で言ってしまえば、ナチスドイツによるユダヤ人迫害の話なのだが、近年公開された戦場のピアニストやシンドラーリストなどのどの映画よりも涙をさそう。主人公は盲目の弟と二人暮らしの若い女性。弟の目はきちんとした治療を受けられれば治るのだが、そんなことは望み得ない。しかし、姉は弟にいつか必ず治るからといってきかせ、青空や花などの美しさを語ってきかせる。だがその二人の周りでは、戦争とユダヤ人迫害の影が日に日に増していくのだ。   <<ここからネタバレに入ります>>    ラストで収容所行きの列車のなかで、姉が弟に語って聞かせる。「これから、お医者さんのところに行くのよ。そこで治してもらえば、目が見えるようになるのよ。」「ねぇ、ねぇ、お姉さん、今何が見えるの?」 窓もない貨物列車のなかで、他の人々の絶望に満ちた目に囲まれながら、彼女は美しい景色を語り始めるのだ。 駆けてゆく雲さん 9点(2004-01-18 21:49:46)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.33点
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