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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(10点検索)】
3.《ネタバレ》 廃墟の光景。
その昔、世界を失った者は、生活という場所に帰った。或いは、自己観念に囚われ否応なく破滅を志向した。今やそのような行き方というか逃げ場自体が失われてしまったようだ。それが『トウキョウソナタ』で描かれた現代的な喪失感なのだと思った。
役割を失えば、信じるべき自分という存在すら信じられない。役所広司演じる全てを失った泥棒に小泉今日子演じる「お母さん役」の佐々木恵が言う。「最後に信じられるのは自分自身でしかないと」 その言葉は空虚に響き、結局のところ、彼は自らの命を絶つに至る。
自己という観念が崩壊した世界で、彼らは帰るべき自分という場所すら見出せず、ただ孤立したまま、家族の食卓に戻る。そこで大切なのは、失った者同士が改めて集い、新たな役割を再構築することなのだと僕は思う。
最後の「月の光」とは、一体何だったのだろうか? 夜の海辺に瞬く光の波。カーテンに差し込む穏やかな光の漣。ピアノ曲。このとってつけたご褒美のような「希望」と「救い」は何だったのだろうか?
そうか、それが「アカルイミライ」なのか。行き場のない現代人にとってのフラットで等価交換的なアカルイミライなのか。そもそもそこには深みや影がないという、表層の瞬きという発見なのだろうか。 【onomichi】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-03-29 20:40:05)(良:1票)
2.《ネタバレ》 10点連続投稿は久し振りだ。
これまたすばらしい映画だった。
すべてのシーンのすべての画面の中にこだわりと効果を感じるが、そのすべてを拾いきるにはまだ力が足りない。だけどもこの映画の素晴らしさはわかる。
夜の海岸の波の頭を白く光らせる明かりが印象的だったのだが、STING大好き様のおかげで、あれが「月の光」であることに気づけました。パーフェクト! 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-03-27 01:06:44)
1.すべてが素晴らしかった。音楽、映像、役者、脚本、すべてがきれいにまとまっていました。最初のシーン(台風の雨風が部屋に入り込むところ)を観ただけでこの映画を観てよかった!!!!とゾクゾクした。期待たっぷりで行ったけれど期待以上の出来でした。さすが黒澤清監督!!!いつもは人間の内面にひそむ恐怖をあぶりだすように描く黒澤監督ですが、今回はめずらしく希望に満ちた話でした。ラストの月光とカーテンの揺れ動きが希望の光を表現していました。 【kaneko】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-01-02 14:06:32)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
60人 |
平均点数 |
6.55点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 1.67% |
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4 | 9 | 15.00% |
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5 | 8 | 13.33% |
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6 | 15 | 25.00% |
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7 | 7 | 11.67% |
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8 | 8 | 13.33% |
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9 | 9 | 15.00% |
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10 | 3 | 5.00% |
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【その他点数情報】
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