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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(10点検索)】
6.《ネタバレ》 陰影を使い分けた美しい映像と、叙情豊かなランディ・ニューマンの音楽が絶妙に混ざり合う、これこそ正に「映画芸術」。 文句無しの満点。
【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-12-02 17:03:23)
5.《ネタバレ》 野球少年にとってサヨナラホームランは夢。しかしこの映画ほどのシチュエーションとクライマックスは想像出来まい。理想の中の理想だ。この監督、光の使い方が素晴らしい。観客席でロイの試合を見つめるアイリスにだけ夕日が当たったり、見舞いに来る病室なども美しい。しかし極めつけはもちろんクライマックスのボールがライトに当って次々とライトがショートし火花を放つシーンだ。バットボーイのはじける笑顔、アイリスの笑み、内側に傾きながら淡々とベースを回るロイの向こうにはじける火花、そして監督のメガネに映る降り注ぐ火の粉…何もかもが叙情的だ。監督の目にはロイは野球の神様が遣わせた天使の姿と映っていただろう。ロイは紆余曲折があったけれど努力したからこんな素晴らしい結果を出せた、というサクセスストーリーな描写ではない。メジャーまでの苦労話を省いたのはそのためだ。結果はどうあれ努力するのみ。それが僅かなチャンスでもあきらめない。よくあるテーマだが、それは王道であり、万国の人々共通の目標だ。それがこの映画の根幹にあるから私たちが胸を熱くするのだ。努力するものへの讃歌なのだ。ラストシーンは冒頭の伏線を含めすべてをきれいに収めるキャッチボールシーン。グレン・クローズの立ち方も美しい。そして何よりレッドフォード最大の武器である少年のような笑顔。見事としか言いようがない。最近見た「ジュリエットからの手紙」と同様、あまりにも出来すぎなストーリーにこっ恥ずかしさをわずかに感じながらも、あまりにもド真ん中の直球に感動するしかない自分をうれしく思う。 【やしき】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2013-09-17 21:30:06)(良:1票)
4.レッドフォードの黄金期(70~80年代初め)の作品は外れがないです。 【TVC15】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-25 11:17:08)
3.《ネタバレ》 僕にとって涙なしに観ることができない映画です。「人生には2つある。学ぶ人生とその後の人生。」実力がありながら16年間を棒に振ってしまったレッドフォード演じるロイ・ハブスがようやく大リーガーとしての夢に辿りついた時、意に反するその夢の不確かさを語った後に、グレン・クローズ演じるアイリスが呟いた言葉である。
この映画の好きな場面はたくさんあるが、僕はやはり最後のシーンを語りたいと思う。シーズンプレーオフの最終試合。古傷の再発に耐えながら不調に喘ぐロイ。ベンチのロイにアイリスから手紙が届く。その言葉自体は僕らに伝えられない。しかし、そこにはアイリスの子供がロイとの間にできた子供であることが告げられており、その言葉がロイに力を与えたであろうことを僕らに想像させる。手紙を読み、立ち上がるロイ。スタンドを見上げ、ベンチを歩き回り、そして決意を胸にする。ロイは期待通りに逆転のホームランをスタンドの照明灯に打ち込み、チームをプレーオフ勝利に導く。この試合を最後にロイは引退した(であろう)ことが後に続く息子とのキャッチボールのシーンで僕らに伝えられる。確かにクライマックスシーンは派手であるが、僕はこれらのシーンにさざめく静かな感動を覚えた。それは何故だろう。この作品はベースボールを題材とした映画であるが、ベースボールゲームそのものを描いてはいない。なぜなら、ロイが最後にバットに想いを込め、ホームランを捧げたのは自分の息子に対してであるからだ。あの場面でバッターボックスに立ったロイは、既に「その後の人生」に足を踏み入れていたのだと思う。ある意味でこのクライマックスシーンの主役はアイリスとその想いを受け取ったロイであり、彼女の想いがあの結末を導いたのである。最後、親子によるキャッチボールとそれを見つめるアイリス。最後のキャッチボールといえば、名作「フィールド・オブ・ドリームス」が思い浮かぶけど、この映画の最後のキャッチボールは親子の様々な思いを想起させるノスタルジックなそれとは少し違う。何と言っていいか、、、ある確信的な勇気、ささやかながら何か大切であろう心の有り様を僕に思い起こさせるのである。それははっきり言って凡庸たる家族や愛情というタームなのかもしれないが、にもかかわらず、僕は「はっ」と思った時には心が既に溢れ、我知らず涙を流している自分に気付くのだ。。。 【onomichi】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-02-14 06:29:03)(良:1票)
2.他の映画になら何を言ってくださっても結構なんですが、この映画だけにはアタシャ身体を張ってでも守り抜く覚悟。もう一体何度これを見直し、その度に感動を新たにして、生きる糧を得たことか…。マーク・トウェイン以来のトール・テール(ホラ話)の伝統と、野球の持つ独特の精神性、そしてグッド・オールド・デイズへの郷愁が渾然となって、何と香り高く美しい、ノーブルな作品へと昇華したことだろうと、小生、見直すたびに感歎・感動しきりなのであります。そりゃあ、欠点もあれこれ指摘はできるでしょう(もっとも、欠点のない映画がもし存在したとして、それはきっとおそろしく退屈で鼻持ちならない代物だと思うけど)。テンポがゆるすぎるとか、長ったらしいとか、ヒロインをグレン・クローズにやらせるな(!)とか。しかし、そういった欠点すらもぼくには愛しい。本当にこれは、わが生涯の1本であります。そう、1980年代以降、これを越える「傑作」は何本も登場してきたかもしれない。けれど、「アメリカ」という国と人の〈精神性〉の最も愛すべき部分を描いて、これ以上の「美しさ」を持った映画が、果たして何本あったでしょうか…。《追記》先日も再見。もう、50回以上は見ているかな。最初の方で、ジョー・ドン・ベイカー演じるベイブ・ルース風強打者と主人公が野球対決する。その一連のシークエンスに、またまた陶然となる。黄昏れ近い田舎町の空気感、移動遊園地のたたずまい、そして、手に唾してバットをにぎるベイカーとレッドフォードの投球フォームの「完璧さ」…。やっぱりこれは、ぼくにとって最高の「アメリカ映画」です。 【やましんの巻】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-05-30 11:11:48)(良:3票)
1.レッドフォードの最高傑作!と今でも思います。映像と音楽も素晴らしく何度見てもレッドフォードの笑顔に魅せられます。ストーリーは単純だけど、でも皆に愛される名作ってみな単純な物語ですよね。 【とりでの赤い境界線】さん 10点(2003-05-27 19:14:49)(良:1票)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
71人 |
平均点数 |
6.45点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 1.41% |
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2 | 2 | 2.82% |
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3 | 3 | 4.23% |
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4 | 9 | 12.68% |
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5 | 9 | 12.68% |
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6 | 9 | 12.68% |
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7 | 11 | 15.49% |
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8 | 17 | 23.94% |
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9 | 4 | 5.63% |
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10 | 6 | 8.45% |
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【その他点数情報】
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