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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(10点検索)】
4.あわや一触即発となった場を収めるため、心ならずも高倉健をタコ殴りにしてしまう池部良。この展開がすでに「勧進帳」を想起させ、やるせないものがあるのだけど、後で池部良が頭を下げれば高倉健はさらに深く頭を下げる、まさに礼儀人情思いやりの倍返し。ラストの殴り込みは、ヤクザもカタギもない、二人だけの世界。そして彼ら取り巻く人々、フジ純子はともかくとしても(笑)、(あと、真田広之少年の初々しさはともかくとしても)、一宿一飯の義理から鉄砲玉を買って出ようとする弟分の松、義理の息子の帰宅を、知らないふりでそっと見守っていた義母など、「無私」と「瘦せガマン」の美学に満ち溢れた、哀しきユートピアがここにあります。無情にもすべてを断ちきるような終わり方にも、絶大な余韻あり。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-11-04 10:58:04)
3.《ネタバレ》 「今度生まれ変わったら私一人の義理に・情けに生きて欲しい」という映画史に残る名台詞がある本作品。初見は中学生の時。場所は新宿昭和館2階席。見終わった後は肩で風きって歩いた。「義理と人情を秤にかけりゃー、義理が重たい男の世界・・・」を口ずさんで。あれから20年が過ぎた。懐かしい思い出です。
<追記>18年ぶりに再見。家族愛あり、恋愛要素あり、ある種の師弟関係あり、単なる任侠モノに留まらないよくできた脚本。高倉健が堅気になろうとしてなりきれない所なんかは「男はつらいよ」を思い起こさせるし。共演者も粒ぞろいで、粋な芸者の藤純子の存在感は申し分ないし、兄貴分的存在の池部良は抑制が効いててカッコイイし、弟分的存在の長門裕之は程よいアクセントになっている。強いて難点を言えば、要素が盛りだくさんな分、殴り込みまでの過程が少々雑というか唐突で、耐えに耐えて爆発という感じがなくカタルシスに欠けるし、高倉健と池部良の「合流」部分もよく言えばスッキリ、悪く言えばスンナリしすぎていて、あれだけ堅気に拘っていた両者にもうちょっと葛藤や気の利いた台詞があってもいいように思うのだが、あんまりその辺がクドイのも「粋」ではなくなってしまうので、難しい所ではある。とは言え、シリーズ最高傑作であるばかりでなく、仁侠映画の最高傑作である事は間違いない。 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-01-06 23:22:34)(良:1票)
2.↓なるせさんのように浮かれっぱなしで観るのが、この映画の正しい見方なのだが、結婚式ごっこの完璧な演出に涙するのを、忘れてもらっちゃ困る。このシーンにしろ、雨宿りにしろ、大きな木にしろ、人物の動かし方が完璧だマキノは。なんてことは言わずもがなで、卵焼きに泣けるよなぁ、とかやっぱ山本麟一でしょ、とか、なるせさんのように浮かれる映画なんだよな~、これ。 【まぶぜたろう】さん 10点(2003-12-27 22:28:27)(良:1票)
1.マキノだ、ワッショイ! 雅裕だ、ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! ワッショイ! 「血だねえ」 【なるせたろう】さん 10点(2003-12-27 20:07:18)(笑:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
22人 |
平均点数 |
7.41点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 4.55% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 9.09% |
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6 | 6 | 27.27% |
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7 | 3 | 13.64% |
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8 | 1 | 4.55% |
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9 | 5 | 22.73% |
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10 | 4 | 18.18% |
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【その他点数情報】
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