みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
2.《ネタバレ》 「彼女はよく、嘘をついた。」 誠人のこんなセリフから始まる映画ですが、この最初のセリフは一番最後にちゃんと活きてくる。 「ただ、君を愛してる」というタイトル通り、宮﨑あおい演じる静流の誠人に対する愛が画面いっぱいに溢れ出ていたと思う。 「あたしはただ、好きな人が好きな人を、好きになりたかった」というセリフも、静流が言うと何となく理解できてしまう。 静流の誠人に対する想いが可愛くて切なくて一生懸命で、少女から女性へ成長していく姿も見事で、あのメガネを外した後の笑顔の可愛さといったら! 恋をすると女性は綺麗になると言いますが、本当に綺麗に可愛くなったあおいちゃんに、女のわたしでもドキッとしたくらい。 誠人役の玉木宏も、あれほどのイケメンでありながら鈍感でコンプレックス持ちの男の子を上手に演じていたと思う。 彼の纏う空気感というか、雰囲気というか、そういうのがきっとこの映画にものすごくマッチングしていたのかな。 よく嘘をついた静流が、最後に誠人についた「嘘」。 「わたしは今も元気に世界中を飛び回りながら写真を撮り続けているよ」という、素敵な嘘。 こんな嘘なら、わたしも騙されてもいいかなと思える。 哀しい結末だけど、静流の「嘘」のおかげで、少しだけハッピーにもなれる結末になってると思う。 生涯ただ一度のキス、ただ一度の恋。 そして、静流の誠人への愛がこもった「嘘」。 とても素敵な恋愛映画でした。 【みさえ】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-11-19 13:44:55)(良:3票) 1.《ネタバレ》 「あたしはただ、好きな人が好きな人を、好きになりたかった」。この静流の台詞が、この作品の全てを物語っていると言っても過言ではない。こんな純粋な静流の儚い人生に涙せずにはいられない。最近、私は何となく純愛映画を求めていたので、この作品を選んだのが、ここまで素晴らしい作品に出会えたのは久々だった。何より宮崎あおいの見せ方が抜群で、元々演技力がずば抜けて高い彼女の魅力を十二分に引き出している。さらに情景描写、とりわけ森と森の真ん中の池の描写が魅力的。こういった美しい描写が、ラストの人間ドラマに生きてくる。監督の観客を知らず知らずの内に感情移入させてしまう力量には脱帽だ。いやぁ、まさか静流が死ぬとは思わなかった。というか、最後までホントは生きているんじゃないか、とまで思ってしまった。欲を言えば、主題歌である大塚愛「恋愛写真」が素晴らしかったので、挿入歌としても使って欲しかった。そうすれば、涙で画面が見えなくなるぐらいになったかもしれない……とにかく、久々に心洗われました。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-05-13 23:44:31)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS