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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(10点検索)】
2.素晴らしい。すっかり魂抜かれて帰ってきた。作中男性は蚊帳の外、何かを背負いそれでも日々を生き抜いていく女性が描かれている。その強さと優しさが画面を包み、ヘビーなシーンもなぜか悲壮にはならず、人肌の温もりを絶えず保っていて暖かい。物語への同調というよりも、自分の心の引き出しにある「私もこうありたい」という気持がふわっと沸き上がるような映画だった。いつもは登場人物の心の在処に迷ったりするアルモドバル作品だけれど、今作はそれもなく、コミカルなセリフもあって楽しく見やすい。多くの女性に観て欲しい。それにしてもこの女性を見る視点、女性を語る手腕、アルモドバルという人は侮れない。 【のはら】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-07-05 00:22:19)(良:2票)
1.《ネタバレ》 風の音が心地良いです・・。これはオールアバウトマイマザーの続編でしょう。男はほとんど出てこないし、出てきても殺されるだけでした(ニガ笑)この監督の特徴でもあるのですが、女性がどんなに辛い目にあっても、誰1人として悲劇のヒロインを演じていない。超がつくほどに前向きに生きている。人殺しやレイプといった深刻な問題に直面しても、女性たちは明るさを失わない。少し能天気すぎるのでは?と思われるくらいが、生きていく上ではちょうど良い。それが困難に克つための秘訣なんだと改めて教えてくれる。女性たちが冷蔵庫を運ぶシーンが印象に残ります。男と女の違いは簡単にいえば力の違いです。重いもの持てるのが男。しかし女性たちは協力しあって、歯を食いしばり重い荷物を運ぶ、もう男なんて用無しよ、というわけです。そういう隠喩的な意味がこのシーンには含まれている。ペネロペは、もともと「女」を演じるよりも、「母」を演じるほうが似合う。母性の強い人だから、水を得た魚のように活きていました。テーマは母娘の葛藤。母娘の関係は、友達同士のような関係になるか、憎みあう関係になるかどちらかだと思う。NHKに「抱きしめるという会話」という広告が昔あり、母親が笑顔のない娘を抱きしめる映像がありましたね。あれは母親が息子を抱きしめる映像だったら意味がないんですよ。母親が戸惑いながらも、娘を抱きしめるということが、今一番必要なんだと思います。 本作では様々な母娘が出てきます。ペネロペ母と娘の関係さえ良好に見えて危うさが漂っています。しかしラストではペネロペ娘と母親の氷解があり、観客はカタルシスを得ることができる。息子を愛せない母親は非常に少ないですが、娘を愛せないと自信喪失している母親は大勢いるでしょう。しかしそれは多くの母親が抱えている悩みかもしれません。母娘の再生というテーマのこの作品を観れば自然と元気がわくのではないでしょうか。なぜか涙が出てくる素晴らしい作品でした! 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-02-06 20:10:16)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
52人 |
平均点数 |
6.77点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 3 | 5.77% |
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4 | 3 | 5.77% |
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5 | 3 | 5.77% |
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6 | 8 | 15.38% |
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7 | 18 | 34.62% |
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8 | 13 | 25.00% |
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9 | 2 | 3.85% |
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10 | 2 | 3.85% |
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【その他点数情報】
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