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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

Evangelion: 2.0 You can (not) advance.
2009年【日】 上映時間:108分
アクションSFアニメシリーズもの青春ものTVの映画化
[エヴァンゲリヲンシンゲキジョウバンハ]
新規登録(2009-03-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-06-27)


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監督摩砂雪
鶴巻和哉
中山勝一(副監督)
庵野秀明(総監督)
助監督轟木一騎(総監督助手)
緒方恵美碇シンジ
三石琴乃葛城ミサト
林原めぐみ綾波レイ
宮村優子【声優】式波・アスカ・ラングレー
山口由里子赤木リツコ
石田彰渚カヲル
立木文彦碇ゲンドウ
坂本真綾真希波・マリ・イラストリアス
山寺宏一加持リョウジ
清川元夢冬月コウゾウ
子安武人青葉シゲル
岩男潤子洞木ヒカリ
長沢美樹伊吹マヤ
関智一鈴原トウジ
岩永哲哉相田ケンスケ
麦人キール・ローレンツ
結城比呂日向マコト
大原さやかネルフ職員
山崎和佳奈
野田順子オペレーター
室園丈裕
金丸淳一
原作庵野秀明
GAINAX(原作協力)
脚本庵野秀明
樋口真嗣(脚本協力)
榎戸洋司(脚本協力)
音楽鷺巣詩郎
作詞宇多田ヒカル「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
岩谷時子「恋の季節」/「ふりむかないで」
星野哲郎「三百六十五歩のマーチ」
作曲宇多田ヒカル「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
いずみたく「恋の季節」
宮川泰「ふりむかないで」
編曲鷺巣詩郎「今日の日はさようなら」/「翼をください」
宇多田ヒカル「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
主題歌宇多田ヒカル「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
挿入曲林原めぐみ「今日の日はさようなら」/「翼をください」
製作スタジオカラー
企画庵野秀明
プロデューサー庵野秀明(エグゼクティブ・プロデューサー)
大月俊倫(エグゼクティブ・プロデューサー)
制作スタジオカラー(アニメーション制作)
配給クロックワークス
スタジオカラー
轟木一騎
東宝(2020年リバイバル)
東映(2020年リバイバル)
特撮増尾昭一(特技監督)
作画貞本義行(主・キャラクターデザイン)
山下いくと(主・メカニックデザイン)
樋口真嗣(イメージボード)
鶴巻和哉(画コンテ)
渡部隆(デザインワークス)
増井壮一(画コンテ)
小西賢一(原画)
佐藤順一(画コンテ)
吉成曜(原画)
庵野秀明(デザインワークス)
前田真宏(イメージボード/原画)
黄瀬和哉(原画)
本田雄(作画監督/デザインワークス/原画)
松原秀典(作画監督/デザインワークス/原画)
増尾昭一(原画)
錦織敦史(画コンテ/作画監督補佐)
今石洋之(原画)
山下明彦(原画)
高村和宏(原画)
橋本敬史(原画)
吉浦康裕(デザインワークス)
佐藤敦紀(エヴァンゲリオンモデリング)
美術加藤浩[美術](美術監督)
録音山田陽(台詞演出)
その他スタジオカラー(宣伝)
日本テレビ(協力)
東北新社(協力)
円谷プロダクション(協力「帰ってきたウルトラマン」)
GAINAX(宣伝協力)
轟木一騎(宣伝)
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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17.《ネタバレ》 以前ある場所で、庵野秀明は『エヴァ』でやり残したことについて語っていた。それは簡単にいえば、観客に向けて、現実の世界で生きていくためのエネルギーを届けることだったと思う。

『エヴァ』はもちろん傑作だったけれども、反面問題作でもあり、観客にも監督自身にもやりきれなさを残した。十代を中心とするファンの強い共感を得ながら、その鬱屈を完全に昇華することはできなかった。十四歳の子どもが破綻していく過程をつぶさに描いておいて、「現実に帰れ」などと主張したのだから無理もない。良くも悪くも先鋭的すぎて、すべての観客を納得させる力は持てなかったのだ。

しかし今、監督は前回の借りを正面から取り返そうとしている。時代を席巻した代表作を自らの手でリメイクするという、失敗したらキャリアを台無しにしかねないやり方で。アニメや映画に限らず、なにかを表現しようとする者にとって、これ以上ないほど困難で、真っ正直過ぎる挑戦だ。こんな形の『リメイク』は前代未聞だろう。

そしてやってのけた。普通に面白くて、観終えた後にお腹の底から力が湧いてくるような作品を。

これはまったくの個人的な考えだが、フィクションはそこに依存して現実から逃げ出すための場所であってはならない、と思う。大切なのは、ほんの束の間そこに浸って現実に帰ってきたとき、視界が前よりも開けて見えること。元気が出て体が軽くなって、明日からも頑張れる、自分自身も人生も変えていけると感じられること。観る前と観た後とで、ほんの少しでも強くなれたと思えること。それが物語の、とりわけエンターテインメントが持てる最良の力なのだ。

『ヱヴァ』はまだ途中だ。しかし続編がどうなろうと、筆者は製作陣を称賛せずにはいられない。断っておくが、なにも監督を神様みたいに思ってるわけじゃない。この作品も欠点がないわけではないのだから。ただ確実にいえるのは、庵野秀明は表現者としても人としても、とても純粋に仕事に向かっているということだ。

恥ずかしい話、ほんの二三滴だけ筆者は泣いた。正直言って、今まで自分にとっての『エヴァ』は思い出でありつつ、ちょっとした若気の至りの証でもあった。だが今は素直に、この作品のファンでよかったと思う。そう思えたことがほんとうにうれしい。 no oneさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-03 01:22:47)(良:7票)

16.《ネタバレ》 これはすごい。感激しました。また、興奮しました。
以下、ネタばれですが、そんな興奮の一シーンを紹介します。
マリが「裏線!、野獣態様!」との趣旨で叫ぶと体の一部から太くて硬い棒状の物が隆起します。そして、その態様のまま使徒に激しく突っ込んでいくのです。マリはその美麗な顔に似合わない過激なことを多数口走りながらその行為を繰り返します。何度も何度も。しかし、使徒のかたくなな抵抗に合います。そのとき、レイが、さらに大きく太い棒状の物をたずさえてこの行為に加わります。激しい3P!!。大きく太い棒状の物を強く強く突き立てるレイ!!。私は、(ああぁ、そんなことをしたら破裂しちゃう)、と心配でたまりません。そしてさらに凄まじいラストへ。興奮間違いなしです。激情、いや、その目で劇場で!! あげどんさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-03 12:29:51)(笑:4票)

15.《ネタバレ》  この物語をそもそも受け付けない人には向かないが、ファンであれば超大満足の傑作になった。いろいろ粗を探せば文句をつけたくなる箇所はいくつかあるが、夢中で鑑賞したので、そういう減点をしようという気にはなれない。というわけで冷静に評価すれば8点から9点の間というところが妥当でしょうけど、四の五の言わせないだけの凄みがあるので、あえて満点とした。
 新キャラのマリがエヴァンゲリオン仮設5号機で使徒と戦うところから始まる今作品はほぼ新作。TV版のエピソードや使徒の基本デザインを借りてきている部分もあるが、展開は完全に新しいものに。特にアスカの扱いが(おっとこれ以上はネタバレ)ストーリーはずいぶんとすっきりしてエンターテイメントの要素が高い。使徒との戦争は高揚感も迫力もこれまでの作品とは桁違い。映像のセンスが凄くて目は釘付け。
 登場人物の心の葛藤も良く描けていてクライマックスに修練していくドラマの組み方も見事。そのまま「完」でもいいくらい満足した。
 ただ、それくらい今回の第二部の完成度があまりに高いしストーリー的にも行くところまでいっちゃっているので、第三部以降はどうなるのかちょっと不安。

TATSU0691さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-07-24 03:43:53)(良:2票)

14.《ネタバレ》 このアニメが始まった当初、シンジやレイやアスカと同じ14歳だった。そして、それ以来その倍近くの時間をこの作品と共に過ごしてきたわけだけど、今劇場版の破の上映時間中ずっと、過ぎ去った過去の膨大な記憶が怒涛のように押し寄せてきた。ああ、俺も大人になったんだなあと思った。そして、もうあの頃には戻れないんだということをはっきりと感じた。なぜか目頭が熱くなった。ダウナーな世界に入り浸り、その世界にカタルシスを感じていたあの当時、誰もが見たかったエヴァ、心の深い奥底で無意識に望んでいたエヴァはこれだったのかもしれない。仕掛けられた謎や難解さで注意を引き膨大な奥行きを感じさせるあの魅力とは違う、心の鬱屈した部分をナイフで抉り出すあの魅力とは違う、心の奥底でこうなって欲しいと漠然と思っていた形が眼前に広がっていた。いや、こうなって欲しいという想像を軽く超えていくほどに素晴らしい出来栄えに仕上がっていた。心のツボを同時に四方八方から強烈に刺激されている感じさえした。動機付けや設定にメスを入れ、娯楽追求を徹底していた。特にシンジ、レイ、アスカの変貌ぶりには泣かされてしまった。各キャラに、人間らしいあたたかな感情が流れている。REBIRTHで激しく心を揺さぶられ、その後の夏エヴァでどん底に叩き落され、激しいトラウマを与えられ現在に至るのだが、これからまた前回のように叩き落とされるのかもしれないという一抹の不安はある。頼むからこのベクトルを保って欲しい。暗闇の中に燻る希望の光も描いて欲しい。次作以降でまたトラウマ方向に持っていかれたら、自分の中で、この『破』をヱヴァンゲリヲンの結末にしようと思う。 未完なままでもいい。それでいい。 Nujabestさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-12 14:44:19)(良:2票)

13.今までの人生で、こんなにある映画を心待ちにして夜も眠れず、映画館に入った途端におかしいくらいに緊張して、始まるやいなや唾を飲むのも忘れるくらいに没頭して、見終わった後に異常な高揚感に包まれたのは初めてです。もちろんTV版からの筋金入りのエヴァオタだからこそなんでしょうけど、庵野監督にありがとうと素直に言いたい。
どんな映画もけちをつけようと思ったらできますが、これにはつける気にならないです。
新劇版エヴァは、旧世紀版エヴァのいわばリミックス。元曲が大好きなほど、リミキサーが優れているほど、それをサンプリングして作ったリミックス版は、似てるところや違うところが心のツボをつついて非常にうれしいものです。時には元曲を超えるリミックスができることがあるように、この新劇版エヴァが完結した時ずっと語り継がれるようになることを願ってやみません。

ということで、来週三回目観に行きま~す!(何回も映画館に通うのはブレードランナー以来!) HAMEOさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-09 18:43:47)(良:2票)

12.《ネタバレ》 本作は以下の人にはおすすめできない。第一、TV版および旧劇エヴァンゲリオンを観たことが無い人。第二、旧劇エヴァで自分の中のエヴァは完結したと感じている人。第三、旧劇の根暗さが好きで、エヴァを観ていた人。そして第四、これが最も重要だが、ずばりアスカファンの人!!!本作でのあのアスカの扱いは何だ!!!TV版では、シリーズ中盤を明るくするという決定的重大な役割を担わされておったのに、本作じゃぁ、完全、かませ犬じゃなイカ!!!ひどい!!!俺たちアスカ派にとってエヴァといえばアスカ、アスカといえばエヴァって感じで、たこ焼きでいうタコぐらい重要な存在なんですよ!はぁはぁ・・・・・・・・・でも次回作では、眼帯をつけてスターウォーズ的なことやってくれそうだし、その辺はとりあえず水に流そうか。まぁいちエヴァファンとしては、本作は大変、高く評価しているので、この点数でもいいけどな。ああああ、Qまで1年以上か・・・・・長いなぁ・・・・ 映画省次官さん [映画館(邦画)] 10点(2011-09-03 00:12:38)(良:1票)

11.14歳の息子と観に言った。ちなみに私も碇ゲンドウとまあ同世代。不思議な縁だ。第一作をビデオで観てから映画館に直行。息子は初見。私は一挙再放送ではまった口だ。初見の人には厳しいというコメントもあったけど、息子にとっては「マトリックスより深い世界観に衝撃を受けた」との評価。翻訳すれば、これは最高傑作という意味だ。「シンジ達と同世代のモノとして共感できたか?」との訊ねると、「自分のことのように共感できた。どこが共感できたなんて訊かれると、まるで心の中の宝物を汚された気分になる。」との答え。息子もシンジと同じような心の闇や葛藤を持っているのだろうか?とにかく、いつの間に成長したな~。こいつ。息子は原則日本映画は観ない主義だ。ハリウッド映画のクオリティを信じている、というよりは、日本映画に本来の映画とは別の要素を感じているらしい。私もやや同感。時にはホームランを打つときもあるので、観に行くけど、平均点としては草野球とプロ野球ほどの違いがある。しかし、アニメーションというフィールドは別らしい。ここには常時ホームランを打てるプロ集団が確かに存在する。構築した世界観に一切迷いがない(ように見える)ところが素晴らしいではないか。久々に親子の会話が成立したことを祝して、この点数。 正義と微笑さん [映画館(邦画)] 10点(2009-08-07 00:28:45)(良:1票)

10.《ネタバレ》 うん、10っ点。これは面白いもん。
テレビ版から観ていて、アホかと思うくらい中身がないけど器は大きく大変しっかりしているこの話にいつか中身を入れてやればいいのに。と思っていたら軽やかにやってくれました。

これまではどうもえげつないやり口で物語を支離滅裂にパラレルで展開していったあげくちゃんと完結してない(というかどうも収束へのプロットそのものを考えていない)という状態には閉口した。

今回ちゃんとした客が求めてるものを理解したのか新版では急に作りがプロっぽい。
これまでの、異常者のような大人が異常な大人になり始めた子供と傷をなめあう様は、グロテスクな戦闘描写と相まってサブカルチャー的なおもしろさを爆発させていた。とはいえひたすら見た人の未成熟さにつけ込む。観てる子供をキャラの台詞や攻撃性に共感させるだけでなく、空設定を理解している気にさせて引き込む技を繰り返して、中毒症状を起こさせる技術でしかない作りにはかなりイライラさせられた。

今作ではちゃんとした「話」としてちゃんと「造り」にきてる。嘘くさい狂ったような気持ちの悪さはちゃんと考え直されている。人の気持ち悪さは理由付けがあるPTSDのようなものに置き換えられて、世界観の嘘くさい気持ち悪さは妙なリアリティを造って抜けられなさという絶望感をきちんと造ってきている。これにより嘘くさい人間描写に煩わされずストーリーに集中できる。

相当練り込んであり、同じロボットアニメでも戦争中の口げんかでそうかもと思わせる技法に頼り切りのガンダムとは明らかにジャンルが違う。比べたら失礼か。出発点はほとんど同じだったはずだけど、「作品」であることを捨てて関係者を食わせ続ける道から外れないという責任を選んでいるガンダム業に対し、エヴァンゲリオンは映画という媒体で作品という形で自己完結することができそうだ。

でも一つ気になるのは性描写というかサービスカット。ものすごい勢いでパンツや胸がバンバン出てくるんだけど、子供が観るのは良くないような気がする。大人が観る分には全然かまわないしもっとやっていただいてもかまわない様な気もする。でも子供の裸は微妙に罪悪感のようなものもあったりする。 黒猫クックさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-20 04:04:24)(良:1票)

9.《ネタバレ》 『序』の内容が本当に素晴らしかったので、今回のこの『破』も、大変期待しながら劇場に足を運びました。そしてその期待は、個人的に全く裏切られることがありませんでした。

例えばミサトとリョウジの関係から「ただれた」「腐れ縁」的なにおいが綺麗に洗い流された事なども印象的でしたし、終盤の展開も大変感動的だったのですが、ここでは特に劇中での「音楽の扱い」について書きたいと思います。

旧TV版では「遠景」的にしか流れなかった挿入歌が、この『破』では人物たちの生活に食い込む形で積極的に扱われています。懐メロ(外界)が否応なく人物たちの生活(内面)に食い込んでくるさまは新鮮なものでした(この点旧TV版の場合、街中などで流れている歌はあくまで背景という感じであり、作中人物たちの心情とも殆どリンクしていません。個人的にはTV版における、外界と人物の内面との隔たりを強く感じさせられる瞬間でもありました)。

個人的に「内面に閉じこもってばかり」という印象を残しがちだった旧TV版とは違い、その「閉じこもる」方向を根本から打ち消す「外界」としての役割を与えられた劇中音楽に違和感を感じることはありませんでしたし、そのような「外部の音」を自然に受け入れるシンジやミサト達の姿に、ある種のたくましさや強さを感じたりもしました。

そしてその延長線上にある演出として、劇中での「今日の日はさようなら」や「翼をください」の使用があるのだと思います。僕は実は「(某人物)が3号機に乗る」事の重要性を、劇場鑑賞後に確認するまで気が付きませんでした。また物語後半における有名な「最強の使徒」戦の場合、耳学問という形でしか旧TV版の展開を知りませんでした。しかしそれにも関らず、上記2曲の効果的な使用とも相まって、僕自身はそれらのシーンを、この『破』単独の見所として楽しめました。

旧TV版を良く知っている方なら、「一粒で二度おいしい」的な楽しみ方をすることができると思います(むしろ個人的には、庵野監督は旧作からエヴァをフォローし続けている古くからのファンにこそサービスをしたいという意図もあって、このエヴァの「破」壊を試みられたのではないかという気がします)。しかしそれと同時に僕自身は、「旧作との比較」という点で極めて不十分な形でしか鑑賞できなかったこの『破』に対して、作品単独で非常に満足できたことも重ねて書いておきたいと思います。 マーチェンカさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-19 01:23:07)(良:1票)

8.《ネタバレ》 これは、テレビ版を知っている人のために作られた映画版ですね。オリジナルとの類似点と変更点の巧みな使い分けは、エヴァの世界を知っている人の方が魅力を堪能できる、という意見です。特に3号機の起動実験パイロットをアスカに変えたことは、オリジナルファンの緊張感を高めたと思う。全体に丸くなったキャラクター達は、感情移入しやすく自分には好印象。迫力が倍化したくらいに見える戦闘シーンには、いい歳して体を硬くして見入ってしまった。終始興奮して映画を観たのは久しぶり。ということで、自分の興奮状態に10点です。ただ、テレビ版エヴァは自己と他者との距離がテーマであり、誰もが持つ「心の壁」の具現化がATフィールドという設定に、SF作品としての煌めきとワンダーが集約されていました。キャラが丸くなりすぎると、その設定の意味性が希薄になる危惧があります。それとも、全く違うテーマで突っ走ってくれるのか。新しいエヴァの物語はまだ途上。次回作「Q」が待ち遠しいです。 アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-04 03:49:39)(良:1票)

7.面白かった。
これほど楽しい気分で鑑賞できる映画は久しぶりだ。
今作のエヴァはエンターテイメントとして非常に良く出来ていると思う。
満足。10点。

ふじりんごさん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-29 16:28:13)(良:1票)

6.《ネタバレ》 いやー108分間、ひたすら食い入るように見ていました。旧作をなぞるだけだった
前作とは違い、完全新作ともいえるデキになっていますね。まさかあのレイが、アスカ
が、そしてシンジが…ああいうことになるとは…旧作からは考えられない進化(笑)
監督の心境もここ10年の間に色々と変わったんでしょうか。使徒戦のアクション描写を
みても、実にエンターティメントに徹しているなぁと感じます。
またしても強烈なヒキで終わっただけに、次回作が待ち遠しすぎる!
一年以内の公開を望みます!あとBlu-rayも早く… あおむしさん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-29 06:52:49)(良:1票)

5.アニメ版で消化不良であった部分を補うため作られた新劇場版。そのパート2。前作はほぼアニメ版と同じストーリーになぞらえて物語は進むが、今回からはほぼ新劇場版オリジナルの話しになっている。アニメ版では鬱々とした展開が賛否を分けているが、今回の劇場版はそんなものを吹き飛ばす痛快な面白さ。エヴァの鬱々とした部分が嫌いな人は、今回の新劇場版から見ても全然OK。 カイル・枕クランさん [映画館(邦画)] 10点(2011-03-13 23:33:32)

4.凄い。魂さえ揺さぶるような圧巻の表現力。歴史的名作。
ばかぽんさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-10-27 04:31:29)

3.《ネタバレ》 まず自分はテレビでのアニメも全話、序も序以前の映画もすべて見た人間です。
とりあえずは、とても面白かったです。
最初エヴァの新劇場版が出ると聞いた時のエヴァ世代の反応としては「エヴァ商法」とか「また自己満足的な最終話になるだろうか」みたいな批判的な声ばかりで自分もそう思っていて、まだこの第二弾でそれらの不安要素からくる霧が完全に晴れたわけではないけどそれでもとりあえずは、この破で最終段階への希望はつながれたと思えた。
それだけ今回、そして以前からの映像を一新しさらに今までのエヴァの様式美のような使徒の攻撃や行動、その他表現はとても濃く強く美しくなっていた。
序でのラミエルの完全な直線や立体としての美しさに続き今回も使徒の形態や造形なんかは本当に美しく敵として正しくカッコ良かった。
内容もアニメに比べキャラクターの内面や意志が向かう方向性はとても有機的で有意義で暖かみのあるものだった。
それだけに展開にはとても悲しみがあった、アニメを見ていれば分かっていたはずなのにそれでもさみしかった。

あと、アニメ版での全体的な残念感はエヴァはロボットもの(と言ったらファンに怒られるのか…)だと自分は思ってたんだけど
キャラクターの精神性なんかに比重が偏っていて純粋に戦闘やエヴァを楽しみたい人は物足りなかったのもあったと思う。
(もちろんこのアニメは戦闘よりも人間の内面やシナリオがメインだとは思うけど…。)
今回はそんな物足りなさを少しも感じないほどにエヴァが活動する。
走る走る!びっくりした、あんなに走るのね、あいつら。
三体で田を、町を陸上競技をモチーフにしたような動きをさせているのには興奮したし仮設やビーストの動きは本当にロボットものとしてドキドキした。

そして見終わった後にはテレビを見ていた時の懐かしさがこみあげました。
次が楽しみ。 05さん [映画館(邦画)] 10点(2009-08-18 23:29:56)

2.気がついたらずっと前傾姿勢で見ていた。実写とかアニメとか関係なくこんなの久しぶりだ ぎぶそんさん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-30 16:41:01)

1.《ネタバレ》 正直、こんなに泣くとは・・ええ。私、かなり涙腺弱いです。そして根っからのアスカファンです。だからもう泣く泣く。しゃくって泣く。多分、隣にいた兄ちゃん達はドン引きだったと思います。だってぇ~アスカがっぁ~~(泣)終盤のシンジとレイの抱擁シーンも泣けました。もう一回、いやもう10回は観たいですっ!!ちなみに本日、静岡で見たんですが、初回はほぼ満席でした! ゆみっきぃ♪さん [映画館(邦画)] 10点(2009-06-28 21:52:39)

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【点数情報】

Review人数 136人
平均点数 7.06点
032.21% line
142.94% line
210.74% line
332.21% line
442.94% line
5128.82% line
61611.76% line
73022.06% line
82115.44% line
92518.38% line
101712.50% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review15人
2 ストーリー評価 7.21点 Review23人
3 鑑賞後の後味 7.15点 Review19人
4 音楽評価 5.90点 Review22人
5 感泣評価 6.61点 Review21人

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