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【クチコミ・感想(10点検索)】
2.《ネタバレ》 サラは悲しみを乗り越えることができなかったようです。まさかの自殺。心の苦しみは、時間だけが解決すると言われますが、何十年たっても、乗り越えることができない心の痛みがあるのだと分かりました。いやむしろ、結婚して、幸せになればなるほど、幸せである自分が、弟に対して、申し訳ないという思いが募っていったのでしょう。主人公の一歳の娘がムチャクチャかわいい。名前はサラと同じ名です。ではなぜ、サラの息子ウィリアムは、娘の名を聞いて泣いたか分かりますか?勘違いしている人もいるので、是非説明したい。人間というのは、本能的に、死んでからも、周りから忘れてほしくないという思いを持っている。愛する者も、死んだ人を忘れたくない気持ちがある。息子のウィリアムは、母親のサラを愛していた。しかし母親は悲しい女性だった。正体を隠して自殺した哀れなユダヤ人だった。誰も彼女を救えなかった。誰も彼女を知らなかった。誰も死後の彼女を思い出すこともなかった。息子の涙は、そんな自分の母親のことを、一生忘れない、一生覚えていたい、と思っている主人公の、その気持ちに対する涙だったのです。これほど迫害を受けたのに、なおも幸せになる自分が許せないと思い込んで、命を絶った孤独な母親のことを、忘れないでくれる人がいた、その事実が息子の心を動かし、涙となったのです。主人公は決してサラの人生を掘り返したのではない。サラの人生を、自分の人生に刻んだのです。その象徴が一歳の娘でした。もし主人公がサラを知らなかったら、中絶していた。だから娘は生まれてこなかったのです。サラは生き続ける。主人公と息子の中で。ずっとサラがかわいそうだと思い続けてきました。しかし最後に母親に対する息子の無限の愛情が伝わってきて涙が止まりませんでした。映画ってすごい。涙の10点です。
【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-11-25 20:09:16)(良:1票)
1.傑作でした。素晴らしい映画でした。 映像もストーリー構成も、私の中では間違いなく名作です。 自然な台詞、事実に基づいた描写、こんな映画を作るフランスってすごいです。 人は死んだらどうなるのでしょうか。私は大切なものを誰かに(何かに)繋いでいくのではないかと思います。それが「いのちの繋がり」であり、絆だと思うのです。人はこの世を去るとき、何も持っては行けません。でも何かを誰かに残していくことはできるのです。 この映画は、歴史的事実を背景に辛い戦争の時代を描いた映画ですが、私にとっては「いのちの繋がり」を強く刻み付けた映画でもありました。原作も読んでみたくなる映画でした。不朽の名作になって欲しいです。 【バディバディ】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-03-10 15:17:26)
マーク説明 |
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《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
29人 |
平均点数 |
7.45点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 3.45% |
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5 | 2 | 6.90% |
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6 | 4 | 13.79% |
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7 | 7 | 24.14% |
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8 | 8 | 27.59% |
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9 | 5 | 17.24% |
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10 | 2 | 6.90% |
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【その他点数情報】
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