みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
5.《ネタバレ》 映画に対する情熱が一番高かったこの時代背景。登場するネタは、ほとんど理解できました(笑) なので、という訳では無いですが、とにかく楽しく観れた。最後にシャロンが・・・ というところも見事にタランティーノ躱してくれたし。 何回も見たい映画です。 タラちゃんは本当に好きな監督ですが、この作品がイチバン。 なんたって、今までで最も優しいから。 特に気に入ったシーン。 トルーディーとレオの絡み。 スパーン牧場で男をぶっ壊す。 シャロンが自分の主演映画で観客の反応に喜ぶところ。 最後にヒッピーを消滅させるところ。 なんと言ってもツボは愛犬ブランディーかな?? 【ボロミ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2021-01-29 16:48:50) 4.《ネタバレ》 タランティーノ、またまたやってくれましたな。ラストで涙涙。 なんて「素敵」な映画を撮るんだ。脱帽。映画を見る意味って、こういう気持ちになるためかもしれないなあ。 その上ディカプリオ史上最高にキュートでブラピ史上最高にカッコいいという奇跡のような事態に。 【kosuke】さん [映画館(字幕)] 10点(2020-02-05 00:09:48) 3.レンタルで2度目の鑑賞。1度目は映画館で。正直映画館で見たときにはパッとしなかったけど、しっかりと知識を入れた状態で観た2回目はホントに素晴らしかった! これまでのタランティーノ映画より今作は情緒的でメッセージ性が強かったように思う。そのメッセージ性とは昔のハリウッドへの愛。 ”ハリウッド”には2つの意味がある。1つは映画産業として、もう1つは街としての意味である。新進気鋭の若手として絶賛売り出し中の女優シャロン・テートとスターだったが今は落ち目の俳優リックとそのスタントマンのクリフ。そんな両者は実に対照的でありながら隣家であるという皮肉。街としてもヒッピーがうろつき、かつては映画を多く撮影し、ハリウッド黄金期を支えていたセットはマンソン・ファミリーの巣窟になっている。そんなハリウッドの光と影に焦点を当てながら、時流を恨みハリウッド黄金期を懐古する実に感情的な物語である。タランティーノの遊び心も満載でブラピとレオのタッグも最高。観れば観るほど新たな発見がありそうな仕上がり。 これまで幾度となく自身の映画への偏愛を表現してきたタランティーノ。まさに映画界そのものへの愛を形にした本作はタランティーノの集大成といって過言ではない。 【whoopi】さん [DVD(字幕)] 10点(2019-09-13 16:06:58) 2.“クソったれ”な俗物だらけのこの街で、強欲と虚栄に塗れた“モノ(即ち映画)”が、時代と価値観を越えて、生み出し続けられている。 数多の作品と俳優が生まれては、ガムの様に噛んで吐き捨てられる。なんて儚くて、なんて愚かしいのだろう。 ただね、それでも、この街と、そこに生きる人間たちと、彼らが生み出す「映画」が大好きなんだから仕方がないじゃないか。 このクソ素晴らしい“ハリウッド”に愛をこめて。 by クエンティン・タランティーノ と、タランティーノ監督が高らかに言い放ったかどうかは知らないけれど、結論から言うと、この作品は世界一“映画愛”に溢れた映画監督による、“映画愛”に満ち溢れた傑作だと思う。 僕は、クエンティン・タランティーノには遠く及ばないけれど、“映画愛”を自負する者の一人として、この映画を否定できるはずも無く、立て続けに2度映画館に足を運んだ。 タランティーノ映画ならではのバイオレンス描写や、マシンガンのような刺激的な台詞まわしを期待してこの映画を見進めていくと、面食らうことは先ず間違いない。 二度鑑賞し、冷静に振り返ってみても、この映画の大半は「何も起こっていない」と言わざるを得ない。 1969年のハリウッドを舞台に、落ち目のテレビスターと、彼の相棒兼専属スタントマンの平坦で自堕落な日々を、ひたすらに、そして恐ろしいまでの丁寧さで描いていく。 極めて単調な映画のように見えるのに、この映画は最初から最後まで少しも退屈ではなく、161分の上映時間は瞬く間に過ぎ去る。 それは丁寧に描きぬかれた一つ一つのシーン、一つ一つのカットが、あまりに愛おしく、映画として光り輝いているからだ。 そして、テレビスターも、スタントマンも、映画監督の隣人も、その妻も、プロデューサーも、子役も、若手カンフー俳優も、ヒッピーも、善人も、悪人も、この映画に登場するすべての人物が映画を愛してやまないからだ。 単調に見えるストーリーテリングの末、溜まりに溜まった鬱積と暴力性が唐突に弾ける様に、短くもこの上なく激しいクライマックスを経て、本作は終幕する。 あまりにも爽快で、あまりにも破茶滅茶なその顛末が、同時にとても刹那的で感慨深い。 そこにあったのは、誰よりも映画を愛するタランティーノ監督による現実に対する「復讐」と、「やさしい嘘」だった。 テレビスターのリックは酒に溺れて、そのまますべてを失ったかもしれない。 スタントマンのクリフは激情的な暴力のしっぺ返しを受け、命を落としたかもしれない。 そして、隣人のシャロン・テートは、狂ったカルト集団に襲われ身ごもった子もろとも惨殺されたかもしれない……。 現実世界の理不尽な暴力を、映画世界だからこそ許されるさらに激しい暴力で返り討ちにした後、主人公は隣人に招かれ、身重の彼女を優しく抱擁する。 不幸な事件なんてまるでなかったかのうように、クエンティン・タランティーノは、「映画」で「映画」を抱きしめ続ける。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-09-07 23:28:13) 1.《ネタバレ》 60年代後半のハリウッドが舞台ということとシャロン・テートが登場するという予備知識だけで鑑賞。 ポランスキーとシャロン・テートが出てくるってことはあの事件のことも当然語られるわけで、観始めてすぐに夫妻はリックの隣人ということがわかるんです、もう最初から予感はするんですが、事件をどう絡めるのかそれが気になって気になって。 しかし、リックとクリフとシャロンの日常のエピソードがとりとめもなく続くわけです、クリフの元撮影所でのシーンではドキドキするもののあのオチだし。ディカプリオのメソメソキャラもよかったけど、ブラピ演じるクリフのキャラがいい意味で掴みどころがなくて魅力的だと感じる。 そしてラストの13分、なんと爽快だこと!!立ち上がって拍手喝采したかったですよ、2時間以上待たされましたしね。 「イングロリアス・バスターズ」の映画館のシーンに共通する爽快感でした。 やっぱりタランティーノは心得てるというか上手いなあ。血みどろのバイオレンスが不快ではないという類まれな才能を持った監督だと本気で思う。物語を作るのもほんとに上手いですね、シャロン・テートの事件は本当は前の住人を狙ったということですが、映画の中ではそれも承知だし、あの日のパーティに招待されていたけれど行かずに難を逃れたというマックイーンとブルース・リーも登場してる。あのラストの13分はタランティーノの思いが込められてるようにも感じます。 シャロン・テートの幸せそうな笑顔、屈託のない大らかそうな人柄を感じてやるせなくなってしまいました。 【envy】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-09-05 23:23:01)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS