みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
85.何と表現すればいいのだろうか。声が出ない。言葉にならない。シーンと静まり返り決してざわめく事のない場内で、延々と続くエンドロールをぼんやり眺めていた。間違いなく映画史に残るであろうこの長大な作品とリアルタイムで接してきて、まさにその歴史的瞬間に立ち会えたことへの至福とともに、“とうとう終わってしまったか・・・”という祭りの後の寂寞をも感じた。芸術品と言い換えてもいいぐらいの完成度の高さを保ち、その豊かな娯楽性で満足感と醍醐味を存分に味わえるという作品など滅多になく、永く映画を観てきた者にとっても何と凄い作品であったことか。思えば第一作目で、小人のホビット族と彼等以外の登場人物たちとが同一画面に何の違和感もなく共存しているという視覚効果に、只ならぬものを感じたものだったが、図らずもそれから展開される目くるめく映像の見事さ美しさは、まるで美術品のような崇高さをもって我々を否応なく作品世界に誘ってくれ、そして本作でついにその頂点を極めたのである。この膨大な原作のもつテイストを決して損なうことなく映像化に成功したことはひとつの奇跡であり、また様々な優れたスタッフが集結し、P・ジャクソン監督指揮の下、彼等の編み出すイマジネーションと気の遠くなるような高度な技術力で創造され、そして実を結んだ労作であるということは言うまでも無い。長尺でありながら決して散漫にならず全てのシーンが印象に残り、とりわけ捨て身の活躍をみせるサムに花を持たせる心憎い演出や、あるいはフロドの輝くような美しい表情が忘れられないラスト・シークエンス等々、登場人物それぞれに見せ場を用意させるバランスの良い編集の上手さは、特筆に価する。 【ドラえもん】さん 10点(2004-08-04 18:38:15)(良:2票) 84.《ネタバレ》 もう二十年近く前からの原作ファンとしたら、遂に完結したこのシリーズに関わったスタッフキャスト全員にほんとにただただありがとうを言って廻りたいと思います。もうね、いちいち号泣。もちろん僕が思うのと違うシーンだってありますよ。特に、ファラミアとデネソール親子とかね。あれはどうかと思うんです。でもね、やっぱり全編にわたって原作に対するすごく真摯な愛情を感じました。いろんな映画的な脚色はすごくよかったな、って思うんです。結果的には。いろんな評価を見て思うのは、原作を読んだこと無い人たちが、すごく楽しんでくれてて、それがなんだかすごく嬉しいんですよね。原作ファンだけの自己満足で終わらずに、ちゃんと、(まあ、三作全部見ないと着地しないんだけど)映画としての完結を、これ以上無いぐらい果たせてるのが、嬉しいんです。大きな、とりわけものすごく大きな物語が語る、すごく小さな想い、”指輪”ってつまりそういう物語だと思うんです。そうやって終わってくれただけで、僕はピーター・ジャクソンにありがとうを言いたい。「おら、しなきゃなんねえことをするだ、わかってくださるだか?フロドの旦那?」フロドって結局なんにもして無いじゃん。弱いじゃん!ゴラムって最後もなんなの?っていうか最後意味わかんなーい!最後長くない?そんな感想が多いのはわかります。でも違うんです。あのラストは、ああじゃなきゃだめなんです!ああやって終わる指輪物語が、僕たちは大好きなんです!「今、帰っただよ。」ああ!もう!終わって欲しくない物語の終わる瞬間!きっと映画だけで楽しんだ人は、ひどく駆け足だったでしょう?だから僕は、映画としての評価はきっと出来ないんです。でもやっぱり、満点をつけちゃいたくなるんです。至福の時間が、束の間過ごせたから。 【am】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-03-13 01:45:48)(良:2票) 83.《ネタバレ》 点数など付けられないほど偉大な映画だと思う。作品の良し悪し以前に、原作を愛し、予算と興行成績など二の次でこの3部作を創り上げた人々を賞賛したい。全編通して戦士たちの闘いと壮大なロケーションが映像の大半を占めてはいるが、最終的には小さな村の小さな人々の冒険と成長の物語として着地したところが、原作を心から愛する監督らしい演出で嬉しかった。今思えば、1も2もラストシーンはサムが未来への希望を抱かせる台詞で次の作品へと繋げていた。戦争と平和、原作者も監督もこんな胡散臭いテーマなど意識していないだろうが、この完結編が光り輝いて見えるのは、こんな時代だからこそかもしれない。3年に渡るフロドたちの冒険を一緒に歩くことができた自分はとても幸運だと思う。 【denny-jo】さん 10点(2004-02-12 14:21:52)(良:2票) 82.《ネタバレ》 映画史百余年、おびただしい数の映画が生まれ数多くの傑作が誕生しているが、その歴史に燦然と残るという映画はやはり数少ない。ひとつの映画において映画史に残るという肩書きには凄まじいパワーが必要だからだ。そして、この強大な3部作はまさしく「映画史に残る作品」にふさわしい映画としてその全貌をあらわしたと思う。あらゆる娯楽映画を超越したそのエンターテイメント性にもはや言葉がない。ただただその映画世界に包まれ没頭することしか一観客としては許されない。そんなとてつもないエネルギーを感じずにはいられなかった。 旅の仲間たちによる指輪をめぐる壮絶な冒険を綴ったこの物語は、指輪を葬り、大団円を迎えただけではその結末を許さない。ラストに描かれる指輪を背負った者の宿命。その果てしなく深遠な喪失感こそ、この壮大なファンタジーの真のテーマだったのだと思う。指輪をめぐる旅は終わった。しかし本当の旅はこれから始まる。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-02-08 10:35:21)(良:2票) 81.《ネタバレ》 「絶望とは未来を知る者が陥るもの。未来は誰にも分からない。したがって絶望するのはとんでもない間違い。人間が未来を知りえない以上、希望は常にある」(J.R.R.トールキン)。 美しいエンドロールを見つめながら、中つ国を縦断した足掛け3年にも及ぶ壮大な旅路を思い浮かべる。ホビット庄の青空と緑、霧ふり山脈の眺め、裂け谷の輝く滝、ロスロリアンの灯火、ローハンの草原、聳え立つミナス・ティリス・・・。そしてこの胸に強く残ったもの、胸を張って言う、それは希望と友情である。 真夜中の大海原の如く、どこまでも黒く広がるサウロンの大群。余りにも過酷な滅びの山への道。そして感じるのは深い絶望。だがしかし、彼らは決して逃げようとしなかった。死を恐れずに果てしない闇の中へ挑んでいき、遂に勝利を掴んだのだ。中つ国の優麗な山脈を駆け抜けていく炎の狼煙が、地平線上で太陽に照らされるローハンの騎士たちが、希望を持つことの可能性を見せ付けてくれる。そしてフロドを背負い崖を登っていくサムの姿が、軍勢の中を走り抜けるメリーとピピンが、友情の尊さに気付かせてくれるのだ。 将来の夢を描く事すら困難な今の時代、希望、友情、もはやこれらの言葉は使い古され、安っぽくさえ聞こえてしまう。だが、だからこそ我々は史上最大の幻想世界である『ロード・オブ・ザ・リング』の中で、その素晴らしさに対し素直に涙できるのだ。信頼できる仲間と、小さな勇気。そして常に希望を持ち続ければ、どんな困難も乗り越える事が出来る! 恐らく人類が存在する限り語り継がれるであろう最高傑作。これまで自分は多くの映画を観てきたし、これから先もきっと観続けていく。だがしかし、この映画の様に人生の一部とまで言い切れる作品にはもう二度と出会え無い気さえする。トールキンのとてつもない夢を映像化してくれたピーター・ジャクソン監督、全スタッフ、全キャストの方々に只々熱烈な感謝。 それにしても人間というのは高貴なエルフとは違い何ともわがままな生き物で、こんなに楽しみにしていた完結編も今となっては終わってしまった事の寂しさで胸が張り裂けそうだ。フロド達と一緒に不死の国へ旅立ってしまいたいぐらいだが、彼らの旅を胸に刻めばまた新しい明日へ進む事が出来る。そう、僕の旅はまだ終わっていないのだから。 【∞点】 【紅蓮天国】さん 10点(2004-02-07 21:58:53)(良:2票) 80.《ネタバレ》 この映画は色々な事を伝えています、聞く人によっては奇麗事ばかりならべているように聞こえるかもしれない。指輪の力に負けてしまう弱い心、裏切り、窮地に立たされても自分の利益ばかり考え協力をしない王達、しかし最終的には国をも動かしてしまう個人の強い気持ち、フロドや旅の仲間のしてきたことが伝わったとき人々そして種族を越えた友情によって悪に対しての最後の抵抗をする。 しかし一番の見所は旅の仲間、特にフロドとサムの友情です。 原作を読んでいない為フロドとサムとの関係は深くは知りません、サムはフロドの為に命を懸けてこの旅に挑んだ、この旅に力のないホビット達が挑んだその時点で彼らは勇者でした。 エンディング、王となったアラゴルンが、頭を下げるフロド達に「頭を下げる必要は無い」と言い全員がひざまずくシーン、背筋がぞくっとしましたね。ホビットという力も無く外界に興味のあまり無い種族が世界を救ったのだという実感、そして1作目で指輪をどうするかでもめた時にフロドが自分が行くことを決意したあのシーンを思い返しました、「フロドがいくなら俺たちも行く」そういって4人のホビットが旅立ちました、あの時ホビット以外の人間達は仲間割れし、指輪の魔力に負けていた、あの時の決断が全ての結末へとつながります。 みなさんの感想にもある通り確かにこの作品はサムの視点から描かれている場面がいくつかあり、今作はサムの見せ場が多く限りなく彼は主役でした。 確かにフロドは指輪の魔力に負け、1作品目でガンダルフがゴラムを生かした事、そしてサムの助け無しには成し得なかった指輪破壊。 しかし主役はやはりフロドなのだと思います。 ビルボから引継いだ指輪、完全に巻き込まれてしまった形で始まった帰ることのない旅、指輪の魔力に徐々に支配され誰も信じる事ができなくなっても同じ境遇にあるゴラムを正しい道に導こうとし助けようとする、そして最後にはこの旅から帰る事はできないと決意する。指輪の重荷はサムには背負わせることなく自分ひとりで受け止め、エンディングでは 「灰色の雨のとばりにまとわれ、やがて全てがガラスのように透き通り、銀色の世界が広がる。その先には輝く白い岸辺、暁の太陽が昇る場所に着くだろう」 と、ガンダルフが語っていた死後の世界へと旅立つ・・ ビルボとフロド、そしてサムに引継がれ彼らの旅は伝説となり語り継がれていく・・ 最高でした! 【名探偵コナン・ザ・グレート】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-01 02:45:06)(良:1票) 79.大好きな「指輪物語」を映画化してくださったPJ監督に10点を捧げたい。体温を感じさせるクリーチャーや、中つ国でロケをしたかのようなセットはもちろんだが、私は特にキャスティングの絶妙さを評価する。中でも「王の帰還」の中ではヴィゴ(アラゴルン)、デヴィット・ウェンハム(ファラミア)、ミランダ・オットー(エオウィン)が秀逸だった。もちろん、原作ファンとして、省かれたり、変更されたりしたエピソードに未練はある。が、省かれたエピソードは、自らの想像力と映画のキャスティングを使って、頭の中に描き出すという新たな楽しみが与えられたと思っている。 【ノコギリソウ】さん 10点(2004-02-20 21:34:31)(良:1票) 78.《ネタバレ》 愛を感じる。この映画を作った人たちの、原作に対する深い愛情を感じる。原作を読んだ者としては、もちろん多少の違和感を感じることもあるが、それ以上にここにあるものは製作した人たちの愛だ。原作と違うところがあっても、それは器が違うだけで、中に込められている物語の真髄は変わらない。だからこそ、原作を読んだときのあの感動、あの涙がそのまま蘇ってきたのはきっとそのおかげだと思う。 それにいつも過剰で嫌になるハリウッドの特殊効果に初めて好感をもてた。原作でも熾烈を極めたミナス・ティリスの戦いの、痛みが、苦しみが、匂いが、恐怖が、そのまま肌で伝わってくるよう。映画の観客として眺めているというより、戦いに参加して体験しているようだった。ものすごいリアリティである。ゴンドールに平和がもたらされるまでに払われた犠牲の大きさをうかがわせる。 世の中にはいろんな解釈があって、この作品に対してもいろんな意見があるだろう。それは理解できる。だけど、もし「この映画では原作が台無しだ」という人がいたら、聞いてみたい。「ならあなたならどうできるのか」と。 【ペンギン皇帝】さん 10点(2004-02-08 01:40:24)(良:1票) 77.《ネタバレ》 本当に最高です。「二つの塔」ではアラゴルン中心でしたが「王の帰還」ではフロドとサム始め四人のホビットが成長していきます。一番好きなシーンはサムがフロドにシャイアの話をするシーンです。それとサムワイズの結婚式。二つの塔で「ただ物語の結末は聞きたくない。明るい結末になどありえないから。」と言っていましたが、この物語はハッピーエンドで終わります。しかも、映画史上最高の終わり方だと思いました。ただ、残念なのがサルマンのシーンがないとこと木の髭の出番の少なさ。一番泣けるのはフロドとサムが指輪を投げ捨てたところからです。すべての人に勧めたい、そんな映画でした 【ALEC】さん 10点(2004-01-27 22:23:11)(良:1票) 76.素晴らしい 【pillows】さん [DVD(吹替)] 10点(2014-03-29 14:47:06) 75.《ネタバレ》 公開前の予告編の段階で鳥肌が立つほど興奮していたのを覚えています。 今一気にシリーズ3作品を見ると、長さだったり2の篭城戦と被るところがあったりで非常に疲れると思います。 鑑賞の際は適度に間隔を空けてじっくり観てもらいたいです。 私としては映画の公開に合わせて長いスパンで楽しめたことが結果的に良かったんだろうなぁ。 シリーズ通しての評価となってしまい、ちょいと甘めかもしれませんが、私が一番好きな洋画なので10点を付けたいと思います。 【mustang_news】さん [映画館(吹替)] 10点(2011-02-17 12:57:42) 74.良心的なホビットが指輪で人間みたいになる部分がよく出てた。 【zero828】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-09 11:50:37) 73.圧巻の映像、迫力の戦闘、とにかく素晴らしい。異世界に酔いしれることのできる映画でした。 【クレイバード】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-05-02 00:07:19) 72.《ネタバレ》 大蜘蛛シェロブがすっごくいい!!です。もちろん大蜘蛛なんてすごい 生きものは実物を見た事がないんですが、何でしょう、あの無性にリアルな出来は。 監督さん、そして特殊映像のスタッフさん達のクリーチャーに対する愛を強く感じます。 聖なる光を掲げられると「キャー」と小さな前足で数ある目を押さえ (過去に潰された目が痛々しい)抜き足差し足なのに素早く音を立てず獲物との 間を狭め(蜘蛛の軽さがよく表現されている)、獲物(フロドw)を 手に入れるとまるで鼻歌が聞こえるようなルンルンさで巻き巻き巻き巻き、 頑張るサムに短剣突かれたら腰?が立たなくへたへたと後ろから下がる、完璧。 よくみるとつぶらな瞳がすっごく可愛い! ゴラムを始めクリチャーの出来が素晴らしいから、画面に説得力が増すんでしょうね。 3は「協力」の総集編。一人一人一匹一匹が大きな、又は小さな力、自分の出来る事を 精一杯一生懸命それぞれが頑張る事で力を合わせ成し遂げた偉大な仕事。 ホビット族の、自然を愛する素朴で純真かつ責任感の強さ忍耐力、サムワイズの 頑張りはやっぱり何度みても凄い。ホビットにとってモルドーはどれだけ恐ろしく 辛く厳しい場所だったろう。臆病で諍い変化を好まない体の小さな種族なのに あんな所へたった2人きり入って、食事も朝食だけでも最低3回は食べる文化なのに 食べ物はおろか水までなくなって、、、、、、。でも約束、シャイアを守る為最後まで 全力を尽くすその根性が凄いよ。前は明るく綺麗な白い石のようだったフロドが 後年ずっと入ってしまったヒビに苦しめられるのは、とても悲しいです。 現代の教育は皆同じレベルになって競争するようにシステムが組まれていますが 元々全ての生き物は同じものは一つもない。同じ種でも良く観察すると結構多様。 人間も一人一人得意な所と苦手な所がある。自分の得意なこれなら出来るという事を 一生懸命やって「比べる」んじゃなく「皆と力を合わせる」事に価値があるという 本に流れる主軸の思想を感動的に大変美しく映像化してくださった作品だと思います。 その説得力があるのも、監督役者を始め音響美術CGロケハン全ての指輪物語を愛する スタッフが力を合わせて協力したからこそ、これだけの作品になったのだと思います。 もっともっと観たいwといつ観ても思います。 【梅干御飯】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2008-05-26 21:07:29) 71.《ネタバレ》 戦闘場面に迫力があり、ドラマ部分も盛り上がります。ローハン軍がミナス・ティリスの援軍に駆けつけて戦う場面は感動しました。アカデミー賞11部門完全制覇も納得のシリーズ最高傑作です。フロドが自分の力で指輪を葬れなかったことと、ゴラムが最後まで立ち直れなかったのは残念ですが、原作がそうなので仕方ないかなと思います。私がここ10年ほどで鑑賞した作品の中では最高の評価です。 【puta-pp】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-08-19 12:44:14) 70.これだけは映画館で見るべきだった。戦闘の迫力だけでなく狼煙のシーンとか大画面、大音響でみたらどれだけよかっただろうか・・・。内容的にも3部作の最終話としてしっかり纏まっているし、2で別々になった主人公とアラゴルン一行の行動がそれぞれ一本の映画としてできるんじゃないかなと思えるほどに感じた。この先ファンタジー映画においてこの映画が必ず引き合いに出されても仕方がないほど面白かった。 【きままな狐】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-06-08 12:39:15) 69.《ネタバレ》 これが、あの『乙女の祈り』をとった監督作品なのかと、驚いた一作目から早いもので完結を迎えてしまいました。よくぞこの物語を映画化してくれたと驚いた一作目、スペクタクルはこうやるんじゃとたたみかけてくれた二作目、そして胸のすく展開でフロド達の勝利を、平和は自分達の手で掴みとるものだと教えられるこの三作目へと長かったのに全く感じないまま世紀の超大作が終わりました。よくもこの短い時間の中でこれだけの超大作が作れたものです。この作品が意味のあるものだったかどうか、多くの鑑賞された皆さんがお解りになっていると思います。私はこの作品の内に書かれる数多くのシュチュエーションの愛と共に、もっとも強く感じたのは製作している一人一人の映画に対する並々ならぬ愛です。監督しかり、キャストしかり、衣装、特撮、照明、その他ありとあらゆる人たちの作品に対する愛情がとても強く出ている作品だと思います。何しろあらゆる言葉を使い尽くしてもこの作品に対しての賛辞にはまだ足りないほど最高の出来だと思います。我が家のDVDライブラリーにはもちろんエクステンドエディション三本があるのは言うまでもありません。フロドの宿命、ゴラムの宿命、人間の宿命、エルフの魔法使いのドアーフの宿命、あらゆる登場人物が背負った宿命が完結した三作目です。そして何よりもピータージャクソンが背負った宿命が完結する王の帰還だと思いました。本当に感動をありがとう!! 【としべい】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-04-05 13:08:41) 68.3本見終わったのは1年前だ。3本見たら(個人的な考えから)ひとつの映画作品としてレビューしようと思っていた。でも、ずっと書けなかった。そして今ようやく気付いた。この作品に余計な言葉はいらないと思う。ただ、20世紀から21世紀へと語り継がれる物語とはこういうものだ。物語の持つ力に、ただただ圧倒されただけだ。そしてこの1年、そのストーリーを再現した作品の余韻に、浸りつづけていたんだ。きっと、そう思う。 【合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-23 08:02:25) 67.前2作同様、長さを感じさせない。 あれだけの長編をうまくまとめるなぁと、毎回感心する。 レゴラスの戦いっぷりは、スマートで毎回惚れ惚れする。 長いので、DVD等で観直すには時間がないのが悩みどころ。 【よっさん】さん 10点(2005-01-15 19:08:42) 66.長いよ・・・長すぎるよ・・・でも面白すぎるよ・・・。どんなに過剰な期待をしようがどんなに長いと思おうが3部作全部見終わった後に残るのは満足感だけ。個性溢れる、溢れまくる仲間たち。力の弱いホビット達が勇気を武器に戦う姿はこの物語の数あるテーマの中の1つですが僕はこれが1番好きです。アラゴルンカッコよすぎ・・・。男でも惚れちゃいます。 まさしく超スペクタクル巨編に相応しいアクションシーン。敵の武器はこの映画の魅力の一つ。今回は象軍団・・・。まさしく悪の軍勢のオークをばったばったと倒す白の勢力のみなさん。レゴラスは魅力溢れるあの弓矢の使い方はやってみたい!笑 ギムリはかわいい・・・笑 いついかなる時も頼れるガンダルフ。戦闘シーンでも飽きさせないたくさんの武器・キャラが出てきます。 ドラマの部分も友情・勇気・愛などたくさんのテーマが出てきます。 3部作全てあわせて点数をつけるなら100点満点は確実。映画が好きで本当に良かった。そう思わせてくれる大巨編映画でした。 【みどりいろ】さん 10点(2004-10-07 23:55:58)
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