みんなのシネマレビュー

ジェリー

GERRY
2002年【米・アルゼンチン】 上映時間:103分
ドラマ
[ジェリー]
新規登録(2004-09-21)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2006-04-20)【ミスター・グレイ】さん
公開開始日(2004-09-18)


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監督ガス・ヴァン・サント
キャストマット・デイモン(男優)ジェリー
ケイシー・アフレック(男優)ジェリー
脚本ケイシー・アフレック
ガス・ヴァン・サント
マット・デイモン
撮影ハリス・サヴィデス
編集ガス・ヴァン・サント
マット・デイモン
ケイシー・アフレック
あらすじ
軽い気持ちで足を踏み入れた場所。そこは気軽に立ち寄れるハイキングコースを思わせた。しかし、帰り道は見つからない。広大な荒野に閉じ込められた二人の若者。着の身着のまま水も食料も持たず、出口を求めて彷徨う二人。彼らを待っていたのは意外な出口… ガス・ヴァン・サント監督が送る、美しくも哀しい実験的映像美。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2005-09-01)
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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2.久しぶりに良いものを見せてもらいました。事件が起こるために特別な状況は必要なく、映画を撮るために特別なセットも必要ない。普段着のまま、手ぶらで荒野を彷徨うことになった若者たちは多くを語らず、文明に馴れ親しんだ人類を謗りもしない。200年前、彼らの先祖たちがその手で切り開いた大地はただ自然だけが持つ非情さで若者たちに襲いかかりもせず、助けることもない。あらゆる意味で実験性の高い作品ではあると思いますが、これだけのミニマムな条件で最後まで飽きさせずに緊張感を維持した手腕はお見事と言うより他にないでしょう。ネイティブ・アメリカンたちには土地を「所有する」という概念が無かったそうです。あまりにも広大な自然の中では、広さという感覚すら無意味であることを、この映画はただ沈黙のうちに語っています。そしてその広大な大地と、その土地を切り開いて来たという歴史こそが、アメリカの持つ最大の自信なのだとわからせてくれます。これは誰にでも起こり得る危機的状況をモチーフにした大地賞賛であり、人間というものの無力さと本能の悲しさを大自然の中での彷徨という形で描き出そうとした映像としての実験。ガス・ヴァン・サントの映像作家としての心意気を感じさせられました。一人で見るべき映画だと思います。 anemoneさん [DVD(字幕)] 10点(2007-04-08 03:10:37)

1.ある「意図」を映画に放り込む、ということを先端まで突き詰めていくと結局こういう形になるんじゃないかと思う。それこそシネマスコープで撮ったということにも意味を感じてしまうぐらい。で、そこから「そういえば「エレファント」はスタンダードだったな」みたいな。こういう、どんな解釈も可能な、含みだらけ(実は何もないかもしれないという含みも入れて)の映画はあんまり好きじゃないが、この映画は、作った監督自体が可能性以上に不可能性をジェリーという同じ名前の人物に感じているみたいで、この作品に正面から付き合うには自分も「ジェリって」みるしかないな、という気分にさせる。感情移入じゃなくて自分を砂漠に置くという感じ。で、こういう感覚って映画館の中でないと生じにくいし、最初に書いたようにシネスコだからテレビだとめっちゃ画面が小さくなる。鑑賞という方法では多分死ぬほど退屈に違いない。真っ暗な映画館の中で、幾人かの観客と一緒にこの映画を共有する。そのことの重要性を想起させるだけでもこの映画は貴重な存在なのだが、この映画の配給会社(アメリカの)はつぶれたそうだ。で、日本でも実際に映画館で上映するにしてもどうせ大きいところではやんないから単館上映の小さな小屋で掛かるのがせいぜい(しかもレイトショー)。そりゃあ儲かんないだろうし、だからソフト化して回収できる分は、とか思ってるんだろうけど、これ、儲ける為の映画じゃないし。いやほんとに、環境映画のコーナーに置いてあげるべきだと思う。今度この映画が日本で上映されるのはガス・バン・サントが死んだ時かな・・・あーあ。まあ、「商売」としては完全に間違えた映画です。堪らなく良い映画だと思うんだけども。 Qfwfqさん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-31 13:30:28)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 27人
平均点数 3.11点
0725.93% line
1622.22% line
213.70% line
327.41% line
4311.11% line
527.41% line
613.70% line
727.41% line
813.70% line
900.00% line
1027.41% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 0.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 0.00点 Review3人
4 音楽評価 2.00点 Review2人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

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