みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
7.《ネタバレ》 スカパーで初鑑賞後、DVDをネットショップで即購入。もう何十回も観ました!これ、ガールズバンドの3日間を描いたように言われていますが、完全にペ・ドゥナ演じるソンちゃんを鑑賞するための映画ですね。特に、本番前の夜に誰もいない体育館でソンが一人でMCしてるシーンは最高!そして本番、さっきまではやる気満々だったソンが舞台袖やステージで見せる不安、「リンダリンダ」を歌い出すものの最初は不安なまま、でも必死で歌う様子、そして歌い終わったあとの笑顔・・・すごくリアリティありました。心境の変化をここまで見事に演じられるペ・ドゥナの演技力、すごいです!DVDの特典映像でこのバンドのライヴ(映画ではなく本当の音楽ライブ)を見ましたが、それはただのシロートバンドにしか見えませんでした。映画のライブシーンがあんなに素敵に思えたのは、やはりペ・ドゥナの高度な演技、制作者のセンスのおかげだったんだということが実感できました。全体的に、余計なドラマ性を排しているため、すべてのシーンがとてもリアルに感じられます。■笑いどころ:バンドに誘われてテキトーに返事するソン、カラオケ屋でのソンと店員とのやりとり、キャンユーセレブレートをミラーボールの中でノリノリに熱唱するソン、名セリフ「みんなパンツ見えてる」、日韓交流チラシの裏の落書き「ソンと仲間たち」や恵の怒った顔の似顔絵、恵の元カレ・響子の好きな人には興味津々だけど自分が告白された時は素っ気ないソン、スーパーで買い物中の望のセリフ「お母さん寒天作ってるから大丈夫」、牛のダーツ「カルビでーす」など・・・・ 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-04-07 21:25:29)(良:1票) 6.《ネタバレ》 好きですこの映画。 仲間割れで傷害事件が起こるわけでもなく, 年上のバンドマンの子供を妊娠してしまうわけでもなく, メンバーの1人が不治の病で倒れるわけでもなく, 「3日じゃ無理」な椎名林檎はパスしてブルーハーツを懸命に練習する女子高校生バンドがそこにいるだけなのです。 それだけなのに妙に心に染みるんであります。 舞台は「2004芝高ひいらぎ祭」なのに,もっと昔の話のような懐かしさを感じます。 冴えない感じの男子が校舎の影から現れたのを見て一言「女子がいいな」という関根史織嬢がお気に入りです。 【まきげん】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-08-09 13:54:29)(良:2票) 5.高校生というにはだいぶサバを読んだ年齢なのに、ここまでなりきれるペ・ドゥナの演技力は最高です。とにかく表情豊かだし、コミカルにいきいきと演じていてとても良かった。ブルーハーツ×文化祭という設定もGood! 文化祭という一大イベントに皆で必死に取り組んで、それが最高潮に達したときの感動。やがてそれが終わり一気に収束していくあの切なさ。それをフィルムは見事に描き出している。これぞ青春の醍醐味だ! 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-07-31 19:57:22)(良:1票) 4. 高校を卒業して間もない時期の私くらいの年代が観れば、そりゃあ高校時代を思い出しつつ青春ストーリーに感動します。現実的なストーリーで個人的には大好きです。 【ファンオブ吹石】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-07-20 02:35:36) 3.《ネタバレ》 山下監督の若き頃を思わせるオープニングは笑えます。監督の得意とするところか?あえてカットを割らなかったり、あえて寄らないで絶妙の距離感を保ってバンド4人の個性を1つの映像に収めています。 「別に意味なんてないよ」「やりゃあ、何だって楽しいんだからさ」が印象に残った台詞で、何の意味も無く仲間と一緒に居るのが楽しかったあの頃を思い出させてくれます。 あと見所は、最初準備を含めて文化祭を楽しんで無かった留学生のソンが、バンドをやることをきっかけにどんどん自発的になってくところですかね。 特に他のメンバーには内緒で決めてたバンド名「パーランマウム」をステージに上がってから発表して、他のメンバーが ”きょとん”とするところなんか最高でした。 そして感動のエンディングへ・・・廊下や下駄箱のカットと4人の笑顔。オリジナルの「終わらない歌」がとても効果的で良かったです。 【ありあ】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-07-25 18:41:29) 2.リアル。非現実な部分が見当たらない。世界観も奥深い。観ていて、ハイロウズの『十四歳』を思い浮かべた。ラストに『終わらない歌』が流れたときは不覚にもぐっときた。リアルに徹した中にある、ラストに迫る高揚感。甲本さんの微笑が印象的。ヒロトがいるような気がした。 【ローリング@ストーン】さん [DVD(邦画)] 10点(2006-12-26 11:18:23) 1.冒頭に登場するビデオカメラの少女が観客に向かって宣言するように、さらに横移動で捉えられる学校の風景とそこに生きる高校生たちの姿は、ここが特別な場所の特別な時間であることを示している。ある人にとっては過酷であったり、甘美であったり、郷愁を誘ったり、もしかしたら今まさにそこに立っている人もいるであろう特別な場所と時間。しかし、その中に生きる高校生たちにとって、それは特別でもなんでもなく、ごく日常的な平凡な時間の積み重ねでしかない。■そんな特別だけど平凡な一瞬を私は見続けることとなる。事件が起こる訳でもない、物事が都合よく説明される訳でもない、ただ平凡な日常の断片が切り取られて提示される。例えば私は、告白する男子とそれにとまどう女子の姿を窓の外から覗き見る、バンドに誘われて訳もわからず返事をする女子の姿を壁に囲まれた枠越しにそれを眺める、あるいは顧問の先生のようにビールを飲みながら、ある種のノスタルジーを覚えながら彼女たちの練習に耳を傾ける。そんな平凡だけど特別、特別だけど平凡な時間の連なりを眺めることの心地よさ。■そして一人の少女が誰の目にもふれえない場所へと赴く。スキップをし、両手を広げ、「フランクフルトいかがですかぁ~、焼きそば、おいしいすよ~」という言葉を聞いているのは私たち観客だけだ。そして彼女は観客に向かって声を張り上げ「仲間」たちを紹介する。このシーンが素晴らしいのは、眺めるだけの存在であった私たちが彼女との時間を共有するからだ。彼女が話しかけているのは誰もいない体育館ではなく、私たち観客なのだ。■あるいは大勢の観客を前に逡巡する彼女は、突然後ろを「仲間」の方を振り返る。私は舞台の上の彼女としてではなく、まるでバンドの一員であるかのように眼前にそれを目撃する。そして唄う彼女、演奏する彼女たちを舞台の袖から見続けるのだ。■この映画が描くのは郷愁ではなく、現在の時間です。現在の時間として、人生においてまさに特別であった場所、特別であった時間を共有することの素晴らしさ。できればいつまでもそんな時間を過ごしていたいと思う。彼女たちや先生や、「あ酒ですか?」とか「OK?」とか言ってる間の抜けた男子たち、茶髪の留年女子、この映画に描かれるすべてと別れる、その痛みに、ブルーハーツのオリジナル曲が流れても涙が止まらなかったとです。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-01 01:14:04)(良:5票)
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