みんなのシネマレビュー

ニュー・ワールド

The New World
2006年【米】 上映時間:135分
ドラマアドベンチャー歴史ものロマンス
[ニューワールド]
新規登録(2006-01-06)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2020-09-19)【S&S】さん
公開開始日(2006-04-22)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督テレンス・マリック
キャストコリン・ファレル(男優)ジョン・スミス
クオリアンカ・キルヒャー(女優)ポカホンタス
クリストファー・プラマー(男優)クリストファー・ニューポート
クリスチャン・ベール(男優)ジョン・ロルフ
ウェス・ステューディ(男優)オペチャンカノフ
デヴィッド・シューリス(男優)エドワード・ウィングフィールド
ラオール・トゥルヒロ(男優)トモコモ
ベン・メンデルソーン(男優)ベン
ノア・テイラー(男優)セルウェイ
ベン・チャップリン(男優)ロビンソン
エディ・マーサン(男優)エディ
ジョン・サヴェージ(男優)サヴェージ
ジョナサン・プライス(男優)ジェームズ1世
ジェイミー・ハリス[男優・1963年生](男優)エメリー
ブライアン・F・オバーン(男優)ルイス
ロジャー・リース(男優)バージニアの会社の代表(ノンクレジット)
ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン(男優)
糸博クリストファー・ニューポート(日本語吹き替え版)
二又一成エドワード・ウィングフィールド(日本語吹き替え版)
脚本テレンス・マリック
音楽ジェームズ・ホーナー
作曲ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト"Piano Concerto No.23"
編曲ジェームズ・ホーナー
ジョン・キュール
撮影エマニュエル・ルベツキ
製作ニュー・ライン・シネマ(共同製作)
ビリー・ウェバー(製作補)
製作総指揮トビー・エメリッヒ
配給松竹
美術ジャック・フィスク(プロダクション・デザイン)
デヴィッド・クランク〔美術〕(美術監督)
衣装ジャクリーン・ウェスト
編集リチャード・チュウ
サー・クライン
ハンク・コーウィン
字幕翻訳古田由紀子
その他ジェームズ・ホーナー(指揮)
アンドリュー・ドミニク(サンクス)
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(10点検索)】

別のページへ(10点検索)
1


1.《ネタバレ》 テレンス・マリックという人は、映画において題材となっている「事象」や「人間ドラマ」を描こうとしているとはどうしても思えない。もちろん、それについて語ってはいるが、また決してそこの語りが疎かにはなっていないし、むしろ丁寧に描かれているのも事実だが、私にはそこが主眼とはどうしても思えない。『地獄の逃避行』と『天国の日々』については、もう記憶がおぼろげなので何とも言えないが、少なくとも『シン・レッド・ライン』は“戦争”を描いた作品とは思えなかった。この世に生けるすべてのものは、同じ魂を源とする表象の現れであるというショーペンハウエル的な世界観が主題であると、私には思えた。そして『ツリー・オブ・ライフ』に至っては、もう、家族の物語だけに収まっていないのは誰の目にも明白。

さて、本作『ニューワールド』では、17世紀初頭のヴァージニア入植を背景に、先住民の王女ポカホンタスとイギリス人男性ジョン・スミス、ジョン・ロルフの3人による純愛物語が題材になっている。この「物語」は確かに心に響くもので、特に恋するポカホンタスの姿は感動的だ。「この恋は過ちなのか?」と自問するも即座に「もう考えるのはやめよう。私は満たされている」ときっぱり自分の心に向き合う。この若々しさと凛々しさ。結局はスミスに捨てられる彼女だが、そんな傷心の彼女を愛する男性が現れ結婚する。やがて、死んだと思っていたスミスが生きていたことが分かり動揺するポカホンタスだったが、再会の後、夫の愛を選ぶ。迷いを捨てて夫の腕をとり真っ直ぐに彼を見つめる彼女の目には一点の曇りもない。なんて素敵な女性だろう。

 このドラマだけでも確かに素晴らしいのだが、やはりこの映画は「物語」の枠に収まらないもっと大きなものを感じるし、そこを感じてほしいと言われているように思えてならない。人間も自然もすべてを包含する世界があることの不思議と、そこに生かされていることの奇跡…。上手く表現できないが、時間的にも空間的にも途方もない大きな存在があり、この映画はその世界の断片をすくいとって見せてくれた感がある。一つとして駄ショット(?)がないと思えるほど美しい画(え)と、この言い方が適切か分からないが緻密に計算された編集によるフィルムの“息遣い”、これらを味わうように受けとめることで、自分自身も世界に抱かれる。何よりもラスト・カット。風に揺れる大樹の枝葉をカメラは息をひそめるようにして見上げている。彼女の物語は幕を閉じたが、世界は今もなお、ここに、こうして、在る。そう語りかけられた気がして、涙がこぼれた。

こんな映画にはそうそう出会えないと思う。 ポッシュさん [DVD(字幕)] 10点(2017-07-31 18:30:25)

別のページへ(10点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 4.82点
000.00% line
114.55% line
2313.64% line
3418.18% line
429.09% line
5418.18% line
6418.18% line
700.00% line
829.09% line
914.55% line
1014.55% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
撮影賞エマニュエル・ルベツキ候補(ノミネート) 

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS