みんなのシネマレビュー

イングロリアス・バスターズ

Inglourious Basterds
2009年【米・独】 上映時間:152分
アクション戦争もの
[イングロリアスバスターズ]
新規登録(2009-05-22)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2022-06-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2009-11-20)
公開終了日(2010-05-12)


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監督クエンティン・タランティーノ
演出バッド・デイヴィス(スタント・コーディネーター)
キャストブラッド・ピット(男優)アルド・レイン中尉
メラニー・ロラン(女優)ショシャナ・ドレフュス
クリストフ・ヴァルツ(男優)ハンス・ランダ大佐
ダニエル・ブリュール(男優)フレデリック・ツォラー
イーライ・ロス(男優)ドニー・ドノウィッツ
ダイアン・クルーガー(女優)ブリジット・フォン・ハマーシュマルク
ティル・シュヴァイガー(男優)ヒューゴ・スティーグリッツ
マイケル・ファスベンダー(男優)アーチー・ヒコックス中尉
マイク・マイヤーズ(男優)エド・フェネシュ(ゲスト出演)
ジュリー・ドレフュス(女優)フランセスカ・モンディーノ
アウグスト・ディール(男優)ヘルシュトローム大佐(ゲスト出演)
ロッド・テイラー(男優)ウィンストン・チャーチル(ゲスト出演)
ドゥニ・メノーシェ(男優)ペリエ・ラパディット
レア・セドゥ(女優)シャルロット・ラパディット
クリスチャン・ベルケル(男優)居酒屋店主 エリック
ボー・スヴェンソン(男優)アメリカ人大佐
バディ・ジョー・フッカー(男優)ギャスパー
エンツォ・G・カステラッリ(男優)本人
オマー・ドゥーム(男優)オマー・ウルマー
B・J・ノヴァク(男優)スミッソン・ウティヴィッチ
サム・レヴァイン〔俳優〕(男優)ヒルシュベルク上等兵
ギデオン・ブルクハルト(男優)ヴィルヘルム・ヴィッキ
マイケル・バコール(男優)マイケル・ジマーマン上等兵
ポール・ラスト(男優)アンディ・ケイガン
シルヴェスター・グロート(男優)ヨーゼフ・ゲッベルス
ケン・デュケン(男優)ドイツ兵士
サミュエル・L・ジャクソンナレーション(ノンクレジット)
ハーヴェイ・カイテル(司令部)無線の声 (ノンクレジット)
山寺宏一アルド・レイン中尉(日本語吹き替え版)
山路和弘ハンス・ランダ大佐(日本語吹き替え版)
てらそままさきアーチー・ヒコックス中尉(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕ブリジット・フォン・ハマーシュマルク(日本語吹き替え版)
藤本譲ウィンストン・チャーチル/(司令部)無線の声 (日本語吹き替え版)
小林清志ナレーション(日本語吹き替え版)
脚本クエンティン・タランティーノ
挿入曲デヴィッド・ボウイ"CAT PEOPLE"
撮影ロバート・リチャードソン〔撮影〕
製作ローレンス・ベンダー
クエンティン・タランティーノ
製作総指揮ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
ロイド・フィリップス
配給東宝東和
特殊メイクジェイク・ガーバー
グレゴリー・ニコテロ
ハワード・バーガー
美術デヴィッド・ワスコ(プロダクション・デザイン)
衣装アンナ・B・シェパード
編集サリー・メンケ
録音マイケル・ミンクラー
ワイリー・ステイトマン
スタントゾーイ・ベル(シャショナ&ブリジットスタントダブル)
その他ハーヴェイ・カイテル(スペシャル・サンクス)
ボー・スヴェンソン(スペシャル・サンクス)
イーライ・ロス(スペシャル・サンクス)
サミュエル・L・ジャクソン(スペシャル・サンクス)
ジョン・ミリアス(スペシャル・サンクス)
バリー・プリマス(スペシャル・サンクス)
セルジオ・ソリーマ(スペシャル・サンクス)
トム・ティクヴァ(スペシャル・サンクス)
クロリス・リーチマン(スペシャル・サンクス)
マギー・チャン(スペシャル・サンクス)
モンテ・ヘルマン(スペシャル・サンクス)
エンツォ・G・カステラッリ(スペシャル・サンクス)
あらすじ
ナチス・ドイツ占領下のフランス。ここでも、ユダヤ人は迫害され虐殺されていた。対する米軍は、「イングロリアス・バスターズ」と称する特殊部隊を送り込み、敵を萎縮させるべく只管にドイツ兵の殺戮を繰り返していた。そんな中、パリの小さな映画館で、ドイツ国策映画のプレミア上映会が企画され、ナチス上層部が勢揃いすることとなる。戦争終結に向け狙いを定める米軍。また、過去に家族を虐殺された恨みを果たそうとする映画館主。そして、鋭く目を光らせる親衛隊の精鋭。最後に勝利するのは誰か?!

タコ太(ぺいぺい)】さん(2010-08-01)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(10点検索)】

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12.《ネタバレ》 監督はもちろん音楽も出演者も本当に大好きな映画。章ごとに会話劇の中で緊張感がどんどん膨れ上がって爆発していく魅せ方が上手いから観てる方も時間を忘れて集中してしまう。タバコも銃も現実にはなくなってほしいけど映画の中では不可欠な道具だなと思う。かっこいい。歴史を超越した怒涛のクライマックスは何度見ても爽快。 rothschildさん [インターネット(字幕)] 10点(2018-03-18 22:23:23)

11.《ネタバレ》 最後のほうで、ヴァルツとブラピの取引条件について了解する、電話ごしの司令部の人間の声(チョイ役)が、ハーヴェイ・カーテイル。ほんのちょっとだけ声の出演だなんて、なんてシブイんだ。そしてなんて贅沢なんだ。
「ゼロ・グラビティ」で宇宙飛行士が通信するNASAのひととのやりとりの声(チョイ役)がエド・ハリスだっていうことくらい贅沢だ。

あと心ひきつけられたのは、ショシャナがレストランに呼ばれて席についたときにグラスにつがれたもの、あと酒場でスバイ女優と落ち合ってた場面で、お店の人がグラスについだのが、ペリエのシャンパンだったってこと。

あのシャンパンの瓶、フランスのアール・ヌーボの時代にエミール・ガレがデザインしたアネモネが描かれてるんですがとっても美しくて、以前オークションでその瓶(カラの瓶のみ)を落札して家に飾ってあるくらい好きだったので、「あ、うちにあるのと一緒じゃんよ!」ってなんかうれしかった。

3デイズでワルのボスの家んちの壁紙がうちの居間のカーテンの柄と同じ、イギリスのアーツアンドクラフツ運動を牽引したウィリアム・モリスの「コンプトン」柄だったが「あ、うちにあるのと一緒じゃんよ!」ってうれしかったのと同じくらいうれしかった。

話を戻すと、最後の映画館焼却場面で、スクリーンが燃えきってなくなっているのに、火炎の煙が白くもくもくたちあがってて、その煙に、まだ映写機から送られてきているショシャナの顔が、煙に写り込んでたシーンは、いやもう、かっこよすぎる。タランティーノのセンスすごすぎる。

煙は不安定だから、映った顔があやしげにゆがむ、で、そのままヒトラーの顔面をドニーがうちまくって顔が崩壊していく画面にきりかわるんですが、不安定な煙にうつされて歪むショシャナの顔と、連射されて顔が崩壊するヒトラーの顔のリンクが最高に素敵。

映画館でナチス焼却計画実行する直前、ショシャナがドレスを着て赤い塗り頬紅をグイっとほっぺたに塗るシーンも好きです。
ちなみに「ショーガール」のノエミも、復讐に出かける前にドレスを身につけ鏡に向かって赤い口紅をグイっと塗りますが、赤は復讐の象徴なんでしょうか。

ショシャナの真っ赤なドレス、真っ赤な口紅。真っ赤な頬紅。それらの真赤な色は、彼女に想いを寄せる軍人に返り討ちにあって射殺されて倒れたときの顔に真っ赤な血ともリンクする。
血の魔術師タランティーノ、素敵すぎるセンス。

そして忘れてはならない、クリストフ・ヴァルツの存在。彼が登場人物とからむシーンはいちいち緊張感でいっぱいです。
フランス人農夫とのからみ、レストランでショシャナとのからみ、映画館でのアルドら4人とのからみ、そしてハマーシュマルクとのからみ・・・

そう、ハマーシュマルクの”靴が合えば疑いはない”の状況は、まるでバッドエンド展開のシンデレラてな具合で、さぐったポケットの奥に自分の靴を手の先に感じた彼女の悲壮感あふれる顔が忘れられません。

でも一番この映画を魅力的にしているのは、英語、ドイツ語、フランス語・・・が、登場人物の国籍そのままに使い分けられているところではないかと。
アメリカ映画においては、ナチを描く作品のほとんどが、ドイツ人でも普通に英語でしゃべるため、「イングロリアスバスターズ」のようにとことん登場人物の国籍と母国語をセットにした脚本は、この映画の設定や内容があまりにもブっとんでリアルさが時として失われがちなところに、みょうなリアリティを与えてくれる効果を有しているといえそう。

またこうした言語の使い分けがあるからこそ、冒頭のフランス人農夫とランダ大佐のフランス語→英語→フランス語のやりとりの面白さや、酒場でドイツ仕官に扮したイギリス人のドイツ語なまりがバレたなんだのシークエンスの緊張感、さらに映画館でランダ大佐とイタリア人に扮したアルドらのやりとりの滑稽さが描けるわけで。

ここまで各国語を玉手箱のようにちりばめた映画は、タランティーノ作品では類をみないし、また世界の映画作品全体をみても例がないのでは。
そういう意味では「イングロリアスバスターズ」は非常にユニークで、レアな作品だといえる。 フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2017-06-20 14:25:15)

10.《ネタバレ》 ひさびさにぶっ飛んだ!!パルプフィクションやレザボアに比べると、幾分ハラハラアクション的な要素が強く、持ち味のシュールさが鳴りを潜めてるけど、その緊迫感がじーっと溜まって溜まって、ついに沸点を迎えて大爆発ってとこですげーこっちもドキドキしてアドレナリンがマックスになるんです。見終わった後はめっちゃ疲れましたよ笑。
ランダ大佐もとにかく手強く、ショシャナしかりブラピの計画を見破ったり、なかなか思い通りに進ませてくれない。でもそれ故の最後の映画館爆破はしてやったり!って感じでした。
何かタイトルにもなっている「イングロリアスバスターズ」の大暴れがあまりなく、ショシャナの復讐の方がメインでしたよね。ちょっとストーリーのまとめ方はもう少し何とかできた気もしますけどね。
最後のセリフ「今までの最高傑作だな」は、タランティーノが本作の事を言っているんだろう、というのが大方の意見ですね。よほど自分でも手応えがあったのでしょう。
僕はパルプやレザボアの方がすきですが、こいつも確かに最高に面白い一本でした。 TK of the Worldさん [DVD(字幕)] 10点(2013-04-23 22:22:48)(良:1票)

9.劇場でた瞬間に、うーん10点!
この映画はランダ大佐につきますね。
かっこよすぎで、ドイツ語フランス語イタリア語しゃべれるようになりたくなった。
全てのチャプターが好きなんだが、特に地下の居酒屋がしびれる。
レザボアっぽい潜入ハラハラ。そしてあのナチ将校のスマートなこと!
ショシャナとツォラーのドラマは明らかに蛇足感があるが、まあ好みの美人なので気になりません!
劇場での炎上シーンは、これぞ映画的カタルシス!という最高のシーンで、絶頂な気分になれます。 kosukeさん [映画館(字幕)] 10点(2012-04-26 01:16:09)

8.この作品を見るまで、タランティーノ監督は噂だけの人だと思っていましたが、ちょっと本気になるとこんなにも高度で繊細で綿密な映画も撮れるんだなぁと認識を改めました
一回の視聴では味わいきれないような作り込み、練りに練られた脚本と演出、物語の運び、適材適所の役者、手に汗握る緊迫のシーン、映画ファンならこれは見逃せない映画だと思います
今ではタランティーノ監督を尊敬しています、面白かったら映画代2倍といわれても私は快く払ったでしょう。 pswさん [映画館(字幕)] 10点(2010-12-23 18:58:00)

7.《ネタバレ》 さすがタラちゃん!!の一言に尽きる。彼は本当にすごい。凄まじいまでの映画バカ。色んなところに色んな映画のオマージュがあって、色んな映画の音楽が使われてて、やっぱりエンニオ・モリコーネは最高で(OPのアラモはゾクゾクした)、久しぶりに映画館まで見に行ってよかったと思わせてくれた映画だった。
クリストフ・ヴァルツが最悪すぎて最高。久々に心から憎いと思える悪役に出会えた(笑)。なのでアカデミーで彼が受賞した瞬間、私は家で思わずスタンディング・オべーション。嬉しかったなぁ~。大好きなタラちゃんがやっと世界に認められた!!って、彼のファンであることを誇りに思えた瞬間だった。

最後、大佐の額に一生消えない傷をつけて、ブラピが飄々と去っていく中『恐水病と舞踏病』が流れてって、これがまたいい具合に盛り上がるんだよ。うわああ!!ってすっごいテンションあがって、映画館の中で叫び出しそうだった。
復讐”悲”劇ではあるけれど、ただの悲劇じゃない。その中には歴史さえ変えてしまったタラちゃんのこの映画への容赦ない意気込みと強烈な風刺、そして映画というものへの愛情がこれでもかというくらい詰まっている。

私は彼と同じ時代に生きていることを心底幸せに思う。いやほんとマジで。 Ronnyさん [映画館(字幕)] 10点(2010-05-30 03:00:40)

6.シャルロット役のLéa Seydouxに10点献上。 ありんこさん [DVD(字幕)] 10点(2010-05-13 04:47:46)

5.え?この映画、152分もあったの?ってくらい時間を感じさせなかった。つまり、おもしろかった。最後の劇場シーンは鳥肌もんだった。こんな映画は久しぶり。映画の中のそれぞれのシーンの構図も、色々工夫されてて、目が離せなかった。ユダヤ人の女性の喫茶店でタバコを吹かしながら本を読むシーン、手の銃を素早く打ち込むシーン、もちろん、クライマックスの劇場シーン、その他の様々なシーンが、かっちょよいって思えたし、次はどんな風に見せてくれるの?てワクワクできた。緊張感もある。しずか~にきて、いきなり人を殺すってのが、やっぱ俺好み。この間に緊張感をもたせ、本当にうまいタイミングで、こっちをのせてくれる。たまに裏切ってくれる。ただ、監督が来日した時、戦争シーンはないよって、ヘラヘラした顔でヘラヘラしていたけど、あのヘラヘラに騙されてはいけない、戦争シーンはなくても、エグイシーンはちゃんとある。ヘラヘラしてても仕事はきっちりこなしている。嫁と見にいったけど、嫁はエグイシーンが苦手なので、何度か目を覆っていた。しかしそれでもおもしろいと言っていた。エグさがおもしろさを削いでるわけじゃなさそーだ。テンポもよかった。余計なシーンはすっ飛ばしてくれてる。緊張感とそれを構築するためのシーン、人物を描くためのシーン、物語を進行させるシーン、監督が特にこだわってるシーンだけを、スパッと見せてくれる。それでも152分もあるんだから、よほどすべてのシーンに自信があったんだろう。ただ、どのシーンも無駄には見えなかったのは、俺がよっぽど物語に飢えてるのか?それとも退屈しらずなのか?この監督と感性があってるのか?よくわかりません。でも退屈な映画は1時間でもしんどいから、好きなんでしょう。この監督の撮り方が。
なにわ君さん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-22 14:12:14)(良:1票)

4.オープニングのシーン。美しいロケーションの中を走ってくるサイドカー、美しい娘と厭らしいナチの大佐という対比からなる緊迫感。
掴みはオッケーだ。いや、オッケー過ぎるだろう。

息をつめて見つめる会話の中、異常な音量を持って響く雑音。息をのむ銃撃戦の残酷な爽快さ。とびきり美しい構図を持った映像。
いやもう傑作でしょう、これ。

長い長い会話シーン、「こう来ちゃうの?まさか、あんなことになっちゃうの??」と、わなわなしながら焦らされるわたし達観客を、期待通りに驚かせ、あるいは気持ちいいほど痛快に裏切る。

またたとえば、ランダ大佐の人物像については繰り返し饒舌に本人に語らせているのに、ブラピ演じるレイン中尉についてはその背景が語られることはない。
ジャンキーであることと、首に大きな痛々しい傷跡を示すだけに留めている。
そういう駆け引きのひとつひとつが、もう文句なしに上手い。

インチキくさい話であるので「暗殺計画のずさんさ」や「史実は完全に無視かよ!」などの突っ込みどころは、もちろんあるだろう。
でも「それがどうした???」と言い切ってしまえる程の圧倒的な完成度である。

血なまぐさいハナシではあるが、決して気が重くなるような作品ではない。
当然「戦争と平和」について、思いを巡らせるような代物でももちろんない。
ただひたすら映画バカの監督が、映画バカの観客のために撮った、どこを切り取っても映画的であり、映画を観る喜びに浸るための映画なのだ。

暮れも押し迫ったこの時期、今年のベスト映画に出会った。(12月16日.新宿ピカデリー)
poppoさん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-22 12:51:43)(良:1票)

3.《ネタバレ》 ヒトラーは身内に殺されたって教わっていたんだけど、違ったんですね らんむさん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-03 23:25:47)(笑:1票)

2.《ネタバレ》 
大傑作。
スクリーンに映し出される多量の空薬莢とその前に積み上げられたナイトレイト・フィルム。
フィルムが発火し、スクリーンが燃え上がり、観客は撃ち殺され、映画館は爆破される。
映画そのものが燃えて、すべてが灰と化していくのだ。
映画への冒涜、あるいは尊崇。
崩壊していく館内、ショシャナの高笑いだけがサウンドトラックを通して響き渡る。
しかし映画は決して死なない。
やがてスクリーンがあった場所にかつては映画であった残骸たちが白煙となり舞い上がる。
そして蒼白な光が投影される。
そのショシャナの顔は幽霊そのものであるが、またそれと同時に優麗でもある。
これは彼女の復讐劇であり、映画の復讐劇でもある。
糞ったれた史実を、バット一本で完膚なきに滅多打ち、血生臭いフィクションをその上に張り付ける。
生と死の上に積み上げられた、新たなる歴史という名のフィルムは正に映画である。
間違いなくこれが彼の最高傑作。 すぺるまさん [映画館(字幕)] 10点(2009-12-01 19:16:34)(良:4票)

1.映画を観ることの楽しさ、喜びにあふれている。これぞ映画。今年のベストは決まった。 まぶぜたろうさん [映画館(字幕)] 10点(2009-11-30 21:21:52)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 144人
平均点数 7.15点
010.69% line
110.69% line
200.00% line
332.08% line
432.08% line
51510.42% line
62517.36% line
73222.22% line
83020.83% line
92215.28% line
10128.33% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.87点 Review8人
2 ストーリー評価 6.66点 Review15人
3 鑑賞後の後味 6.57点 Review14人
4 音楽評価 7.00点 Review13人
5 感泣評価 4.37点 Review8人

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリストフ・ヴァルツ受賞 
監督賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
脚本賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
撮影賞ロバート・リチャードソン〔撮影〕候補(ノミネート) 
音響効果賞ワイリー・ステイトマン候補(ノミネート)(音響編集賞として)
音響賞マイケル・ミンクラー候補(ノミネート) 
編集賞サリー・メンケ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
助演男優賞クリストフ・ヴァルツ受賞 
監督賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 
脚本賞クエンティン・タランティーノ候補(ノミネート) 

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