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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

Evangelion: 3.0 you can (not) redo.
2012年【日】 上映時間:95分
アクションSFアニメシリーズもの青春ものTVの映画化
[エヴァンゲリヲンシンゲキジョウバンキュー]
新規登録(2012-10-07)【8bit】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
公開開始日(2012-11-17)


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監督摩砂雪
鶴巻和哉
前田真宏
中山勝一(副監督)
庵野秀明(総監督)
助監督轟木一騎(総監督助手)
緒方恵美碇シンジ
三石琴乃葛城ミサト
林原めぐみアヤナミレイ(仮称)
宮村優子【声優】式波・アスカ・ラングレー
山口由里子赤木リツコ
石田彰渚カヲル
立木文彦碇ゲンドウ
坂本真綾真希波・マリ・イラストリアス
清川元夢冬月コウゾウ
子安武人青葉シゲル
長沢美樹伊吹マヤ
結城比呂日向マコト
麦人キール・ローレンツ
大塚明夫高雄コウジ
沢城みゆき鈴原サクラ
大原さやか長良スミレ
伊瀬茉莉也北上ミドリ
山崎和佳奈
野田順子オペレーター
勝杏里多摩ヒデキ
原作庵野秀明
脚本庵野秀明
鶴巻和哉(脚本協力)
前田真宏(脚本協力)
榎戸洋司(脚本協力)
音楽鷺巣詩郎
作詞宇多田ヒカル「桜流し」
作曲宇多田ヒカル「桜流し」
編曲宇多田ヒカル「桜流し」
主題歌宇多田ヒカル「桜流し」
製作スタジオカラー
企画庵野秀明
プロデューサー庵野秀明(エグゼクティブ・プロデューサー)
大月俊倫(エグゼクティブ・プロデューサー)
制作スタジオカラー(アニメーション制作)
配給ティ・ジョイ
スタジオカラー
東宝(2020年リバイバル)
東映(2020年リバイバル)
特撮増尾昭一(特技監督)
板野一郎(CGI監修)
作画貞本義行(主・キャラクターデザイン)
山下いくと(主・メカニックデザイン)
井上俊之(作画監督)
樋口真嗣(イメージボード・画コンテ)
鶴巻和哉(イメージボード・画コンテ)
庵野秀明(イメージボード・画コンテ)
渡部隆(デザインワークス)
安藤雅司(原画)
轟木一騎(画コンテ)
前田真宏(イメージボード/画コンテ/デザインワークス/原画)
本田雄(総作画監督/デザインワークス/原画)
松原秀典(原画)
竹内敦志(原画)
増尾昭一(原画)
亀田祥倫(原画)
錦織敦史(原画)
今石洋之(原画)
板野一郎(アニメーション・マテリアル)
尾上克郎(アニメーション・マテリアル)
橋本敬史(イメージボード/原画)
美術加藤浩[美術](美術監督)
録音山田陽(台詞演出)
その他スタジオカラー(宣伝)
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4.《ネタバレ》 <2014・9・17、内容を全面的に書き換えました。また点数を9点から10点に変えました>

本当に我ながらおこがましいことだとは思うのですが、庵野監督は一貫して、ご自身のその時その時の率直な「心情」と言うものを、その時その時で携わっておられる作品に惜しみなくさらけだすような作家なのだなと思います。それは例えば、この一連の新劇場版を作られる前の段階、つまり旧作のエヴァンゲリオン(二つの劇場版を含む)を作っておられた頃から全く変わっていないのではないかと、僕自身は思うのです。

ではこの『Q』において率直に現れている心情とは何かという事になりますが、個人的にはそれは、庵野監督自身における、「旧作エヴァ劇場版(特に『まごころを、君に』)の頃と比べて大いに変わったその心境」ということになるのではないかと思います。

具体的に作品に即して言うなら、例えばシンジを徹底的に「ガキ」扱いし、ゲンドウやミサト、そしてアスカたちといった、一言も泣き言を言わずに「やるべきこと」をやっているだけで実は何ら「シンジ」を敵対視しているわけではない人々をただ「やるべきことをやっているだけの人」として描写している点において、庵野監督自身大いに「旧作エヴァ」の頃から心境が大きく変化したのだなと、個人的には思うのです。

新劇場版に関しては、「シンジ自身が一体どうしたいのか」という事は、実は最終的には誰もシンジ自身に強制してはおらず、一貫してシンジ自身の意志に委ねられています。確かにそもそも論としてシンジはエヴァに乗るためにネルフに連れてこられたという事実は存在しますが、だからと言って最後までそのような生き方がシンジに「強制」されている訳ではありません。

またシンジがやらかしてしまったことに関して、誰も「元に戻す」ことを求めてはいません。ただただ彼に求められているのは、シンジが選択したことを「起こってしまったこと」として受け入れたうえで(つまり誰もシンジの選択そのものは否定していないのです)、その延長線上において発生した状況に対してシンジ自身が「なすべき最善の態度」を取る事なのです。そしてこの場合、シンジに求められているのは、いみじくもミサトやアスカが言ったように「何もしない」事であり、鈴原サクラが言ったように「エヴァにだけは乗ら」ないという事なのだったと思います。

それに対して、シンジは自分のやらかしてしまったことに対してうまく向き合うことができず(つまり自分が「選択」したことに対して、その選択したことを主体的な自分自身の行動と捉えて「不可逆な物」として受け入れたうえでどう対処するべきかという事を考えず)、ただただ退行的に「間違った選択であったのならやり直せばいい」という安易な方法に逃げようとしてしまいました。この点において、彼はこの新劇場版に登場する人物と比べて誰よりも「ガキ」であるとしか言いようのない人物となるのです。またこのようなシンジ自身の「弱さ」が、結果的に一番取ってはならない「エヴァに乗る」という選択をこの『Q』において取ってしまった直接的な原因ではないかと思うのです。

この点、つまり「ある種の選択に対してそれを自分自身のものとして受け入れたうえで、それに対して主体的に向き合って次にどう対処するべきかを考える」という点に関して、庵野監督の認識はとても深まっており、その結果としてこの『Q』における「バカガキとしてのシンジ」の描写が徹底されたのではないかと僕は思うのです。

シンジ君(と、ここで僕は君付けで彼の事を呼びたいと思うのですが)は、この『Q』において自分自身の「ガキさ」加減を嫌と言うほど自覚させられたと思います。そして願わくば、このように徹底的に心を折られ、頭をかち割られたシンジ君が、次作である完結篇において、何らかの「向き合い」、すなわち「自覚」に辿り着いてくれればと、自分自身の弱さを棚に上げても思わずにはいられません。 マーチェンカさん [映画館(邦画)] 10点(2014-10-17 01:15:10)

3.《ネタバレ》 今更鑑賞。リアルタイムでTVシリーズや劇場版を見てきた人間としては、「破」の真っ直ぐすぎる焼き直しに違和感を感じていたけど、やっぱりエヴァはこれでいいと思えたし、面白かった。うじうじしたシンジと、カッコいいアスカと、無表情で何考えてるかわからない綾波が、ひどい有様の世界で絶望しながら、愛されたいというただひとつの希望すら叶えられずに翻弄される。それでいいと思う。
ブラック武藤さん [ブルーレイ(邦画)] 10点(2013-07-16 01:42:04)

2.《ネタバレ》 全く新しいストーリーが展開された。新鮮さが集中力を増させた。ジェットコースターのように激しい物語は興奮させてくれた。映像は一級品で迫力抜群、キャラたちの細かい描写から激しい部分まで素晴らしい。絵の芝居からは細かい部分を感じさせてくれるし声優の圧巻の芝居には感心させられる。内容は正直言ってぶっ飛んでいる。評価は分かれるだろうが、個人的には良かったと思う。それに、こういう言い方はどうかはわからないが、いい意味でエヴァらしい作品となっていた。それにエンタメ作品としての要素も備えているのも良い。ただ、少し冷静に見ると、シンジが気の毒すぎてなんともと言う感じだった。それだけに、次作で救いのある内容にして欲しいと思う。とにかく次作でどのような結末を用意するのかという所が楽しみだ。 スワローマンさん [映画館(邦画)] 10点(2012-11-18 00:20:09)

1.「破」は新しいヱヴァの序章に過ぎなかった。

「序」「破」は、エヴァを観た人間なら、ある程度予想がつく展開であった。しかし、もはや今作において、ヱヴァは既に予測不可能な領域に達している。

ファンであれば、「Q」を観て必ずや、今まで経験したことのない異様な感動・興奮・衝撃を味わうだろう。

次回作への期待も込め、10点を献上したい。
映画省次官さん [映画館(邦画)] 10点(2012-11-17 14:23:37)

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【点数情報】

Review人数 89人
平均点数 5.44点
033.37% line
122.25% line
288.99% line
366.74% line
466.74% line
51820.22% line
61820.22% line
71213.48% line
866.74% line
966.74% line
1044.49% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.55点 Review9人
2 ストーリー評価 5.15点 Review13人
3 鑑賞後の後味 5.38点 Review13人
4 音楽評価 6.83点 Review12人
5 感泣評価 4.00点 Review8人

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