みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
4.《ネタバレ》 死刑にまつわる映画ですが、死刑制度についての是非を伝える映画ではありませんでした。 悪ふざけの延長のように女性をレイプし、恋人ともども殺した男の罪。その男が、どれほど悔悛したとしても、無垢な命が失われた事実も、残された家族の怒りや悲しみも消えることはない。 そして男が自らの蛮行の愚かさを心から後悔し、奪った命や残された家族への償いの気持ちが本物であったとしても、代償としてその命を奪う死刑という罰。 罪を悔い、涙を流しながらシスターに許し乞うた男への罰が執行される中、男の犯した罪が重なって描かれる。 男の行為で奪われた命がある事実と、死刑によって命が奪われてゆく事実。 死刑というと受刑者側の人権、人命などの視点から論じられたり、受刑者側に同情が向きがちな映画が多いですが、この映画は、死刑さえも望んでしまうほどの悲しみや痛みの存在にも真摯に目を向けているように思います。 犯罪であれ死刑であれ、「人が、他人(法)の意志で命を奪われる」という事実に変わりはなく、「人が人の命を奪う」という事実が現実が存在し続けていることへの無常と悲しみにあふれた映画と感じました。 人が人の命を奪いさえしなければ、死刑で人の命が奪われることもなくなる。理屈は簡単なんですけどね。。。 【こっちゃん】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-12-18 15:06:12)(良:2票) 3.死刑賛成とか反対とかは置いといて、ショーン・ペン扮する役が自分の非道を理解し、改心しようともがき苦しむ様になぜかものすごく共感してしまい泣いた泣いた。彼が犯した罪は決して許されることはないが、彼は来世で救われるべきだと感じた。このレビューにもあるように、どんなに反省し改心し許しを乞うても「あんなの殺せ」とかいう意見も十分わかるし、自分もそう思う事件がざらに起こってる。本当に改心してるかなんて本人以外誰にもわからないし、自分が被害者なら加害者を信じないし許すわけ無いだろう。両者にはものすごい壁というか隔たりがあって、人間が永遠に克服できないモノなのかと思ったし、こういう部分にスポットを当てるティム・ロビンスはすごいと思った。これほど泣いた映画は無い。この映画でショーン・ペンが好きになった。妻は「ちょっと変」と言うが・・・ 【ぱぴんぐ】さん 10点(2004-11-17 16:31:16)(良:1票) 2.《ネタバレ》 子供を殺された両親の悲しさが余り伝わってきませんでしたが、ショーン・ペンの演技も伴って、死刑囚マシューには泣かされました。無実を唱えてたマシューでしたが、自分の死が近づくにつれ人を殺すことの重さを初めて実感し、最後には正直にすべてを話す・・・これにはやられました。最後の直前までチンピラぶっていたにも関わらず、死が目の前に来るにしたがって緊張の糸が切れ、大泣きするところもマシューの人間らしさが伝わってきて良かったです。 【Я】さん 10点(2004-02-13 06:42:28) 1.悪いけど、この映画には迷いなく10点。映画の出来も良い。この映画ほど真剣に『死刑制度』について考えさせられた事はない。だけどなんで10点なのか。それはショーン・ペンの演技力に対する尊敬と感謝の気持ちとして受け取ってもらいたい。 【エルビス】さん 10点(2003-11-12 16:14:54)(良:1票)
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