みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
3.《ネタバレ》 もうすぐ3歳児の父ですが、深夜にひとりで鑑賞。 ひとりで見てよかったと思うほどボロッボロに泣けてしょうがなかった。ロボとーちゃんの心はまぎれもなく父であり、野原ひろしそのものであり、その死は子どもとの別れそのもの。そうだよなあ、ロボとーちゃんだって、ずっと家族を守りたいよなあ、ずっと一緒にいたいよなあ、しんのすけやひまの成長を見守りたかったよなあ……。 しんのすけが最後までロボとーちゃんを愛してくれたのが、本当に救いだった。個人的にクレしん映画で最高の名作。 【ブラック武藤】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-07-05 00:22:22) 2.《ネタバレ》 妻投稿■正直、こうなる展開は中盤からは読めた。「ロボットとの絆を描いた作品」のお決まりのパターンだ。だが、その「使い古された見飽きたパターン」と「野原ひろしの父親としての物語」をこんな形で融合させるなんて、「製作者は何を考えているんだクソッタレ!!!」と私は思った(ボロ泣きしながら)。■すでに述べられている方がいらっしゃるが、これは野原ひろし(あえてそう表現する)と野原しんのすけが、「死」によって別れる物語だ。劇場版しんちゃんで、死や消滅という運命を受け入れなければならなかったキャラクターは過去に2人いた(他作品のネタバレになるので書かないが、わかる人はいると思う)。だが、今回はしんのすけの視点ではなく、消える側(ロボ)ひろしの視点からしんのすけの成長が描かれる(逆に本物の方はロボになる前の最初以外は主観で描かれない)。ラストのしんのすけの「大きくなる」という勇姿、みさえの(確かに)夫の死をみとらなければならない表情(映画のラストがみさえで終わっているところがまた…)、そしてしんのすけがロボを父ちゃんと認めて涙を流す表情・・これが砂嵐の中で見える演出、そして、家族をこれから守っていく自分の分身…。■野原一家は最強だが、いつか死によって別れなければいけない。「こんなの父ちゃんじゃない」「あなたじゃない」と言えば、その現実から今は逃げられた(ロボひろしもそれを望んだ) 。だが、しんのすけははっきり「父ちゃん」と言った。さらに大きくなると言った。野原一家はやっぱり最強だった。野原ひろしは消滅する前にそれを確かめられた。この場面が名作でないわけがないじゃないか。 【はち-ご=】さん [映画館(邦画)] 10点(2014-05-04 23:31:34) 1.近年のクレヨンしんちゃんの映画作品の中では大当たりだと思います。 色々な意味で「家族」とは何なのだろうと考えさせられる映画です。 中には大人にしか分からないであろう笑いの要素を盛り込んでいたり、感動し泣かせる部分もあったりと素晴らしいもので、場面展開も最近のシリーズ作品にはなかった「意外性」があり正直驚きました。ついつい観ている最中に粗探しをしたくなりましたが、約100分という短時間の中で驚くほど綺麗にまとめていたと思います。テンポも素晴らしく、これといった無駄も特に感じられませんでした。 何よりもこの作品、非常に研究して作られたというのがよく分かります。特に、何気なく登場する他のロボットたちを細かく観れば本当にびっくりします。よくぞここまで表現したと驚いたものです。ここまで研究された作品は、『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や『雲黒斎の野望』『ヘンダーランドの大冒険』以来でしょう。あと、小津安二郎監督の「小津調」らしき技法があったのも驚きました。これは、クレヨンしんちゃんの映画作品では今まで観た事なかったので…。他にも色々と褒めたい部分はあるのですが、書ききれません。観終わって本当に幸せな気持ちになりました。素晴らしい作品です。特に大人には是非観て欲しいですね。 【功聖良】さん [映画館(邦画)] 10点(2014-04-24 21:27:22)
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