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【クチコミ・感想(10点検索)】
4.『ガルシアの首』と言うと、なーんとなく『ブラック・レイン』を思い起こしたり思い起こさなかったりする訳ですが(笑)。その一方で、この映画、カミュの『異邦人』を思い出させたりもするのです。この映画の主人公ベニーの行動は、確かに『異邦人』のムルソーのそれよりも、明確な「動機付け」がなされています。つまり、「金銭」であったり、「愛」であったり、「復讐心」であったり。その点では両者は異なる存在であり、「映画らしい処理」が施されていると言えます。しかし、本作のベニーもまた、この世界の秩序や制度から外れた「異邦人」には違いないわけで、実際、映画は「彼がどのような由来の人間か」という彼の「属性」については何も語りません。また、彼の行動は決して計画的とも言えず、ただ、一連の事件の流れのなかで、刹那的に、彼は漂いつづけるのみ。「ガルシアの首」を手に入れるまでの前半、「首」を手に入れてからの後半、という「折り返し」の映画構成、その終着点には激烈なカタストロフ。それは、燃え尽きる瞬間の生の輝きであり、「生きる」ということについての、逆説的で象徴的な提示であります。なぜ、この映画のストーリーはこのような顛末を辿らねばならなかったのか?と言えば、それが単に「異邦人」としての生の燃焼のひとつであったから、であり、そこには本質的な意味は無いわけで、例えば「太陽のせいだ」とでも答えるしかないのかもしれない・・・。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-02-27 22:22:51)(良:1票)
3.「ガルシアの首もってこい」ですよ。そりゃ満点つけたくもなりますよ。 【ナクサライト】さん 10点(2004-05-23 10:11:14)
2.昨夜久々にビデオテープを引っ張り出して見るも、あまりの名作ぶりに改めて関心!!その日暮らしの生活から抜け出すべく金目当てに墓あらしまでするベニー、だが女を殺されたことを引き金に、それまでの人生の怒りの全てを炸裂させる。W・ウォーツ一世一代の名演技!! 【SPORTY】さん 10点(2003-06-29 15:12:59)
1.ウォーレン・オーツ演じる、メキシコの場末のバーまで流れてきた落ち目のピアノ弾き。もう後戻りも出来ない漢が、愛する女のために最後の一発逆転を狙う。蝿のたかる首にぶつぶつぶつぶつ語りかけるオーツの孤独が切ない。そして筋を通す漢のけじめ。裏の「ガルシアの首」、表の「ワイルドバンチ」と共にペキンパーの最高傑作。観る度にテキーラが呑みたくなる。 【バイクボーイ】さん 10点(2003-02-13 18:05:24)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
39人 |
平均点数 |
7.36点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 2.56% |
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4 | 2 | 5.13% |
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5 | 1 | 2.56% |
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6 | 7 | 17.95% |
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7 | 8 | 20.51% |
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8 | 11 | 28.21% |
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9 | 5 | 12.82% |
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10 | 4 | 10.26% |
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【その他点数情報】
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