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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(10点検索)】
2.《ネタバレ》 息子と親父のお話になると、どーしても感情移入度が高くなってしまいます。僕にも息子がいるから。一人の青年と親父の出会いからは、なんかボロボロ泣けて、歌もいいから。でも後半、その涙が違う色に変わっていく自分がいました。最後の方もボロボロ泣けるんだけど、最初のそれよりも複雑な感情の涙。最初よりももっと深く重い涙。ちなみに、歌はどれもすごくいいです。 【なにわ君】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2016-10-04 01:02:42)
1.《ネタバレ》 死んでしまった息子が遺した歌を唄う父親。失ってしまったものがあまりに大きいと、人はそれを元から無かったものだと思いたいものかもしれないなぁ…なんて思いながら、考える余地を持たぬように仕事に没頭しようとする父親の姿を観ていました。この父親が失ったものの大きさを想像しながら、でも、ある若者の登場から最初のハモりで泣けました。いい歌を作っていた息子はもうこの世にいない…なぜ、こんなことに…と思っていたら、息子の墓が映されてドーンと見え方が変わってしまう衝撃の展開! この映画のうまさはここにあります。最初に観ていた家族喪失の物語が、単なるSorrowではなく、実は父親が背負い続けているSorryでもあるということが、単に衝撃的なだけじゃなく、父親の背負っている苦しみ重荷が二重に理解できるうまい作り方になってます。息子の書きかけだった歌に歌詞を書き足し始める父。その直後の仕事場のシーンは淡々としているけれど、実は父親がはじめて亡き息子に徹夜で向き合ったことが示されています。夜通し息子宛てに紡いだその歌が最後に流れますが、前半息子の書いた歌詞がガツンと印象的「僕の言うことは全部ウソ」。息子はそのあと「いっそ酒でも飲もうか 歌うのをやめて」と歌った痕跡が残っているのだけど、父はそこはそのままにしなかった。歌う前に聴衆に向けて秘密を打ち明けた父が歌う「正直というものは僕らを変えてしまう」。なんともたまらない。聞こえのいいウソと沈黙で覆われた世界のベールが剥がれていく多感な時期、前向き志向の歌を書くことで息子は自分自身と闘っていたのかもしれない。でも、それらの言葉は「全部ウソ」というわけ(訳としてはそうなってるけど、もしかするとキマグレンみたいに「世の中嘘だらけ」って言ってるかもしれない)。救いが見えなくなって、おかしな方向に。暗闇に迷い込んでしまった息子に向けて父の歌詞が継がれる「君と一緒に歌えたらいいのにな」。オヤジ抜きで再スタートを切ったバンドを映しながら。この父親、冒頭ワーカーホリックみたいだったけど、おそらく事件なければ息子と歌うことなんてなかった人なのかもしれません。空気みたいに当たり前になってるありがたいことは、失ってみないと気づかないものかもしれませんが、そうならないようにしなきゃと思いました。原題の『RUDDERLESS』は新人発掘のオーディションのイベント名でもあるんだけど、「舵取りのない」「指導者不在」みたいな意味。このタイトルの意味を知って観ると、また一層深みを感じます。あの若者が前進を始めたラストが光ってきます。久々に何度も見てしまう映画でした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-10-17 14:31:01)
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
10人 |
平均点数 |
8.20点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 3 | 30.00% |
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8 | 4 | 40.00% |
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9 | 1 | 10.00% |
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10 | 2 | 20.00% |
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