みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
4.《ネタバレ》 ヒュージャックマン(ローガン)が爺になり死んじゃった、それだけでとても悲しい。映画はとても楽しめました。 【yasuto】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-09-25 16:39:28) 3.《ネタバレ》 残酷描写が多い故に観る人を選ぶが、間違いなくこれは傑作。 本作は後付感満載で無闇矢鱈に増殖していくアメコミ実写化映画に対する、ヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュアートなりの反抗だと私は解釈した。 これが彼らなりの「退き際の美学」なのだ。 映画化にGOサインを出した製作陣、自らのギャラを減額してでもR15指定=本当に映像化したい事に拘ったヒュー・ジャックマン、そして本作劇場鑑賞の機会を与えてくれた目黒シネマ(約30年振りに行きましたよ!)に心から感謝。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-08-21 13:49:18) 2.《ネタバレ》 とうとうX-MENが終わってしまった。いや、ローラの新シリーズの始まりか? 何れにしても大好きな作品。感謝の気持ちを込めて満点で。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 10点(2017-06-11 02:45:23) 1.《ネタバレ》 号泣。ヒュー・ジャックマンとP・スチュワートが登場する最期のX-MENは、号泣必至の傑作ロードムービーだ。 「オールドマン ローガン」に着想を得たと思われる本作は、およそスーパーヒーロー映画とは思えないほどの陰鬱さと暴力描写に彩られている。 監督は前作もヒューと組んだが、傑作を予感させた「サムライ」は、制作側からの映画娯楽的要求を呑み込み続け、ヘンテコニッポン推しのアクション映画に仕上がってしまった。(2人は「ケイト&レオポルド」でも組んだことがあり、信頼は厚い) それにもめげず今回はヒュー自らサラリーのカットを承諾してR指定を勝ち取った。無論、シリーズ最低予算&R指定の「デッドプール」が最大のヒットを飛ばしたことも影響しただろう。 一応シリーズ内での時間軸ではアポカリプスの後という設定だが、これはあまり気にすることはないだろう。そのままの設定の「ローガン」を楽しむことをお勧めする。(カリバンが本作とアポカリプスに登場するのは、実はFOX社内の報連相の失敗の産物である) 何はともあれ満を持して、ローガンの物語が誕生した。 トレイラーやエンドクレジットで流れるJ・キャッシュ(ちなみに監督は過去に彼の伝記モノを手掛けている)がビシッと決まる映像美と世界観。ウルヴァリン映画とは、本来このように描写されるべきだったのかもしれない。普段は特殊効果に隠れがちだが、俳優たちの素晴らしい演技合戦も見どころになっている。 本国でR指定を受けただけあって、暴力描写は多いが本作のそれは必要不可欠な部分に絞られている。 傷付き、そして傷付けること。本作のカギを直接的に描写するのだ。 冒頭の喧嘩シーンは、まさに本作の立ち位置を明確にさせる宣言だ。「X-MEN」であれば爽快にモブキャラを蹴散らすだろうが今回は違う。アダマンチウムの一振りで血しぶきが舞い、四肢が飛ぶ。消えない傷が残るのだ。 しかしながら消耗しきったローガン達を見るのは辛い。皮肉めいた名のボートにすがる彼らに、ローラが信じるX-MENの面影はない。テンションぶちアゲのテーマ曲なんてもちろんナシ。世界をぶち壊せる程のヴィランもいない。 そのかわり、人生の成功者や青春を謳歌する若者がいる。そして、苦い表情で彼らのためにハンドルを切る者もいるのだ。 どうしてこうなった?他のミュータントは?国境の向こうにはアルファフライト(カナダのヒーローチーム)でも待機しているのか?ウェストチェスター・インシデントとは?(補足するとニューヨークの地名であり、エグゼビアスクールの所在地である) こういった部分を明言しなかったからこそ、中盤のチャールズの告白に深みが増す。 誰かを傷付ければ、結局は自分をも傷つけてしまう。散々人を傷付けておいて、今更自分だけが穏やかな幸せを享受してもいいのだろうか。不意に人の善意に触れ、その温かみを思い出してしまうから感じる不安、業の深さ、贖罪の念。 それはローガンもローラもカリバンも。この世界では誰もが傷ついて、人に言えない痛みを負っているのだ。 「この瞬間を受け取れ」 パトリック・スチュワートの名演も相まって、チャールズ最期の「導き」が胸に残る。もう戻れないとしても、それでも人生は続く。大事なのは残された時間に何が出来るかだ。 こういう素晴らしい演技があるから、最後の見せ場のアクションも燃える。 命を顧みずに疾走するウルヴァリン、ローラとの共闘などアメコミ映画の熱い部分もしっかり押さえている。(「ZERO」で兄ヴィクターとは背中合わせ、今回娘には自分の背中を超えさせるという演出も興味深い) 立ちはだかるX-24とは、過去のローガンの罪と苦しみの象徴か。だが強大な敵も癒えない傷も、ローラと一緒なら乗り越えられる。どれだけ傷ついても、まだ誰かの為に闘う時間はある。 X-MENの矜持を見せつけたローガンの生き様に、そして安らぎを得た彼への手向けの「X」に。いい年した私、号泣でございます。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2017-03-30 16:34:05)(良:3票)
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