みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
2.オープニングに流れる過去のジョン・ウェイン名シーン。その後に現れる老いたジョン・ウェインを見た瞬間から早くも泣きたい気持ちになってしまった。数々の伝説に畏敬の念を抱きながらも、目に映る明らかに衰えたJ・B・ブックス(ウェイン)の姿に彼を軽んじる人々。死を前にして行くところも頼る人もいないのは、ガンマンとして生きてきた人生の結果だ。彼に父親を見る若きロン・ハワード、凛として美しいローレン・バコール、ウェインと同じように年老いたジェームズ・スチュワートなどが見守る中、自分自身を裏切ること無く迎えるJ・B・ブックスの最期、その映像は希望に輝いた往年の西部劇とはやはり違う、どこか疲れた70年代の香りがする。西部劇のファンでなくても映画ファンであるならば、終わって行くひとつの時代を愛おしみながら見送るこの作品を、愛さずにはいられないのではないだろうか。 【黒猫クロマティ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-08-02 10:38:44)(良:1票) 1.公開明けの月曜日、学校をサボってひとり観に行った今は亡きヒビヤ有楽座には、観客は数えるほどしかいなくて、おまけに外は雨。この映画の淋しい終わり方と相まって、とても切なかった思い出があります。それと、この映画の雰囲気は、当時の宣伝コピーにも使われた、やはり今は亡き淀川長治氏のコメントに良く現されていると思います。 『いかに激しくとも、怖いほど静かで、そして悲しい』 【なるせたろう】さん 10点(2004-04-08 21:09:47)(良:2票)
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