みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
5.和製ではあるが、これがアメリカンニューシネマ最新作! この映画が気に入った人は、「老人喰い」を読もう!! (アマゾンで検索してね) 【おら、はじめちゃん】さん [DVD(邦画)] 10点(2023-04-29 05:36:32) 4.《ネタバレ》 君の名は。は大衆向けに無理矢理ハッピーエンドに持って行った感じで新海っぽくなくモヤモヤしたが、今回はちゃんとハッピーエンドの中にも新海らしい毒が効いていて非常に良かった。 設定自体は鳥居をくぐったら天気を操る力を得るなど全体的に良く言えばシンプル、悪く言えばくだらないという感じだが、それでも最終的にはこの物語にどっぷり引き込まれて感動してしまえるんだから新海誠監督の才能はやはり素晴らしいと思う。結末については賛否両論ありそうだが、奇麗ごとで片づけなかったこの映画の選択に共感する。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2020-10-13 12:26:13) 3.《ネタバレ》 なんか有名なアーティストが曲担当してるとか、前作を大ヒットさせた監督が作ってるとか、 絵のクオリティが高いとか、テレビでよく見る俳優が声担当してたりしてるとか、そんなことは どーでもいい。 ただこの映画の最大にして最悪な点を見つけた。 それは最後のカットからタイトルがでてエンドロールが流れ終わるまでの時間が圧倒的に短いことだ。 こんな短い時間じゃオレの目からドバドバ流れ落ちている涙がとてもじゃないが収まりきらない。 まあ・・・・そういう映画ですw 【クワイガン人】さん [映画館(邦画)] 10点(2019-09-02 18:12:30) 2.《ネタバレ》 元々、新海誠監督の、青臭く、痛々しい、青春恋愛ものは大好きで、今回はベタベタのド直球で、しかも監督の得意な、青い空と、白い雲と、天候の表現に、シンクロ度の上がったRADWINPSの楽曲で、メジャーになって資金も潤沢になればそりゃまあ気持ちの良い映画ができるだろうと、期待したところ、期待を裏切られず、しかも「監督が信じるであろう所のハッピーエンド」にすることに、ためらいがなくなって、実に気持ちの良い、イイ作品と思いました!(5回も観に行ってしまいました……まだ行くかも) 賛否の分かれるエンドについては、演出的に唐突感があるのはさておき(そこまでなるとは想像してなかったよ! という感じ)、このエゴイズムは1周回って、現代的に極めて正しい結末かなあと、私は非常に納得が行ったです。 以下、かなりネタバレしますので、未見の方は注意。 -- 個人的にこの話って、ブラック企業の社畜の話かなあと思って見てしまったのですが(そのような演出も多々あるので)、だから、ヒロインが世の中を天気にするために命を投げ出す、というのは、某企業で過酷な業務で自殺したブラック企業の一従業員とかと同じだなあと。 で、今の価値観では、そういうやり方は間違っている、という認識になっており、 「逃げればいいよ」 って言うんですが、それでも自分が逃げると「周りが迷惑する」とかの自己責任の呪いにかかって逃げられない人が現実にはあまりにも多く、この映画ではそれらの問題に対して明確に、 「(大切な)人1人の命の方が大切だ!」 と主張してるのがとても新しい、現代の理想的な「正しさ」に則った結末だなあと思いました。 -- また、エンタメで、ヒーローとか自己犠牲とかを否定しつつ面白い話を作れるか? というジレンマがあるんですけど、この「天気の子」は「ヒーローや自己犠牲などなくても、恋愛ものなら面白いエンタメは作れる!」と言ってるところが革新的作品ではなかろうか? -- 主人公の家とかの描写がないので感情移入しがたい、という感想はよく見ますが、幸か不幸か、私は、主人公みたいに逃げて、救われたような経験があるので、なんかよくわかるなあと思いながら観ておりました。最初にヒロインの部屋に主人公が訪れたときに、ヒロインが、 「そっか」 と一言だけ言って、何でもないことのように流してくれたことに主人公がどれほど救われただろうと思いましたし、元のところに戻ればすべて丸く収まるとわかっていても、戻りたくない、というのも、すごくよくわかります。 「不登校」とか割と近い感じと思いますが、戻って学校に通えば周りは丸く収まるのでしょうが「そこに戻ることで私の心が死んでしまうことに対して何ら配慮はされないのでしょうか?」みたいな感じ。 むしろ、最近、事件関係者の個人情報をわざわざ公開するのは非人道的なことではないか? という批判があり、この主人公の背景の話を明らかにするのも同様の下世話な野次馬根性的なところがあるかなーというのもあって、個人的には、あまり明らかにされなくてホッとした、という感じでした(よく見ると、回想エピソードや言葉の端々で結構色々語られてますが)。 -- 主人公は恩を受けた人に迷惑をかけまくる~云々については、そもそも健康で文化的な最低限度の生活すら満たされない境遇で恩義とかありえんし、私から見ると、主人公らって、どこからどう見てもガキんちょに過ぎないので、 「これくらいの迷惑くらい、どんと来い」 と言えるような世の中であると良いんだけどなあと思いました。 それよりも「どうしても救わねばならない大切なものは何か?」を知らせて欲しい感じでしょうか(この作品はもちろん恋愛ものなので、それは「愛」になるに決まってるのですが)。 -- この話で、個人的に唯一文句を付けるとしたら「終わりはもっとハッピーエンドにしてくれても良かった」というくらいでしょうか。 東京が、あのような事態になったということは、大企業や官憲の地方移管が進んで地方で莫大な雇用が生まれ、実は、日本全土としては事件後の方が経済的に豊かになってても全然不思議ではない(笑)。 唯一、須賀さんが、立派な事務所を持って職員も何人か雇えるようになって、事件後の方が経済的に豊かになった、悪いことばかりではなかったと、ささやかに主張してるくらいで、恋愛ものっていうものもあって悲壮感をぬぐい切れてないんですけど。 もうちょっと大人というものの狡さやしぶとさを信じて、楽観的に描いてくれると嬉しいなあ、という感じでした。 以上です(長文失礼)。 【sim】さん [映画館(邦画)] 10点(2019-08-25 23:17:43)(良:1票) 1.《ネタバレ》 「君の名を」のヒットに味をしめて、もっと観客にすり寄ったものになってるのかと思ったら、まるで逆だった。 愛とは身勝手なもの。エゴである。但し、生半可なエゴじゃない、 この女ともう一度遭えるなら世界が滅亡したってかまわないというくらいの本気のエゴ。 そんな身勝手な愛に観客はとまどったろう。 あの雲の下に行きたい。 しかし走っても走っても届きそうで届かない。 子供の頃にそんなこと思いながら走った記憶がある。 私は泣きました。「君の名は」よりはるかに。 絵は花火の描き方。 こんな美しくすごい花火は初めてみました。 なに表してるんだかわからないような大根監督の打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?とは雲泥の差でした。 音楽とのシンクロ率も前作に勝るとも劣らない鳥肌が立つ出来。 【うさぎ】さん [映画館(吹替)] 10点(2019-07-22 19:12:55)
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