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雲のように風のように<TVM>

1990年【日】 上映時間:80分
ファンタジーアニメTV映画歴史もの伝記もの小説の映画化
[クモノヨウニカゼノヨウニ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-09-01)【イニシャルK】さん


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監督鳥海永行(総監督)
佐野量子銀河
小林昭二渾沌
福田信昭イリューダ
井上瑤江葉
麻上洋子セシャーミン
高畑淳子タミューン
田村錦人カクトー
北村弘一真野
京田尚子老女
三ツ矢雄二菊凶
秋元羊介亥野
中村正[声優]ナレーション
水鳥鉄夫
峰恵研
塚田正昭
片岡富枝
矢島晶子
中沢みどり
谷育子琴皇太后
原作酒見賢一「後宮小説」(新潮社)
脚本宮崎晃
主題歌佐野量子「雲のように風のように」
撮影マッドハウス(撮影協力)
製作Studioぴえろ
企画日本テレビ(企画制作)
制作布川ゆうじ
作画近藤勝也(作画監督/キャラクターデザイン)
小西賢一(動画)
美術池田祐二(美術設定)
マッドハウス(背景協力)
テレコム・アニメーションフィルム(背景協力)
編集瀬山武司
録音東京テレビセンター(録音スタジオ)
あらすじ
17世紀中国の架空の王朝が舞台。皇帝陛下が亡くなり、宮中では権力闘争や暗殺事件が多発。新しい皇帝に不可欠なのは、彼が信頼できる奥さん。それを募集する立札が国中に張り出された。「皇帝の奥さんになれば三食昼寝つき」に惹かれ、明るくマイペースな女の子、銀河は「皇帝の奥さん試験」に挑戦する。

はち-ご=】さん(2008-06-14)
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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1.《ネタバレ》 驚いて~いますか~急にた~びに~でたこと~
本作、原作の後宮小説共それぞれに良い!原作の設定からして完全なフィクション
である本作ですが、国を子供、皇帝の正側室の詰める後宮を女性、そこに続く隧道=
タルトを子宮に例え、後宮での宮女達への教育を通して、この架空の皇国における
女性の在り様を単純且つコミカルに、それでいて架空であることを雲散させる程誠実に
伝えています。勿論アニメなのでその時点で不可能だという方もおられましょうが・・・。
そして純朴な学者であり、主人公の良き理解者であるカクウト先生の話運びから漂う
老紳士の情け深い思いやり、子供を守る哲学を探求してきたんだという自信に裏づけされた、
男性でありながらも女性を女性たらしめんと努力する心意気に象徴される後宮哲学が
徐々に受け入れられていく安心感。それに殉じ、個性豊かな女の子達がいつしか
母親の強さを発揮し、各人の価値観と葛藤しつつも必死に子供を守り抜こうと奮戦して
剥き出しの精悍さをみせる段に至っては、女性の頼もしさと主人公銀河の生来の健気さが
相まり真綿で心が締め上げられる思いになりました。
特にフェミニストというわけでもないですし、寧ろ本作を観ると逆にとってないか
気になる位です。
なんというかこの後宮哲学の透徹ぶりは細木数子さんの説教すら思い出させます。
また、これがシネマかどうかについては異論もあろうかと思いますが、
細かい定義はさておいて作品として面白い要素があるか否かで判断したいと思います。
独特の世界観を強調する様に、タイトルを「雲のように風のように」としたことで
快愁要素も抜群です!・・・少々いたたまれない気持ちが残ったりもしますが、
そこがまたテーマソングや挿絵の着物等と相乗して、こうした時代、風土設定による
味わいを助けています。その味わいも好き嫌いありましょうが、
個人的には成功と思います。付加要素に目がいってテーマがぼける危険を冒しても、
作品自体が十分訴える力を持っている為、ここは遊んだ方が面白いと思います。
映像化することで世界観まで広がった様に感じられた点も良。
日本ファンタジーノベル大賞のアニメは面白いですね!同じく鈴木光司さん原作で
入賞、「満ちてくる時のむこうに」となった「楽園」も好きです。
正に稀代のファンタジー!タルトばばあの息もつかせぬ罵倒返しに快笑!! o-zさん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-04 00:25:09)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 7.42点
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5312.50% line
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7625.00% line
8625.00% line
9520.83% line
1014.17% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.50点 Review2人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review2人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 8.50点 Review2人

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