みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
145.《ネタバレ》 中学生の頃、ラブストーリーは食わず嫌いでほとんど見たことが無かったが、先生から「今度テレビで『ローマの休日』あるから見て。」と薦められ見てみたら、感動してしまい、その放送を録画したビデオを10回近く繰り返し見た。王女が髪をショートにするシーンや、真実の口のシーン、そして何よりも別れのシーンとラストの記者会見のシーンが好きだ。その後、ラブストーリーも見るようになり、映画の好みも少し変わった。文句なしの満点!!。 【イニシャルK】さん [地上波(吹替)] 10点(2022-05-28 15:32:20)(良:2票) 144.《ネタバレ》 これまで、この映画を 「プリンセスの逃避行物語」 「王女と記者の身分違いロマンス」あるいは 「アン王女の成長ストーリー」 だと思っていた。でも、昨日あらためて見て、気づいた。 この映画はそんな軽いものではなく、全世界の人々が抱いている人生観そのものに訴えかけるものなのだ。。 アン王女は、それまでの窮屈な生活に耐え切れず、夢を叶えるべくローマ市外へ飛び出した。 ジェラード食べ歩き、カフェで飲食し、タバコを吸い、美容院でお好みのヘアスタイルにして 無免許運転でベスパをすっ飛ばし、船上パーティーでダンス…。 彼女がやってみたかったことは、ことごとく叶えることができて、彼女はそれで満足したはずだった。 彼女がやりたかったことが、それだけなのであれば、心おきなく王女生活に戻れるはずだった。 だが、思いがけずジョーを愛してしまう。 それは、彼女がこっそり街へ抜け出してしたかった夢のリストにはなかったこと。 そう、彼女がやってみたかったことは、食べ歩きや船上パーティ...のような娯楽だと思っていたのに、 実は自分が恋した相手とずっと幸せに暮らすことだったのだと、ジョーと川辺でキスをして彼の部屋に戻ってから気づくのですね。 私は今までそこまで深く考えずに見ていて、ジョーとの恋はジェラードや船上パーティーと同じカテゴリーの”彼女が体験した非日常”の1つとしてカウントしていたのだが、それはとんでもないミスだった。 ジェラードや船上パーティーなどの自由行動は、これからの未来、王女として戻って彼女の人生の中になくてもそれはそれであきらめはつけられるレベル。 でもジョーとの恋は、あきらめつかない・・・。 ”自由気ままに楽しいことをする”じゃなく”たった一人の愛する人と共に過ごす”ことこそが、彼女にとって本物の夢だった。 そしてようやくつかみかけたその本物の夢は、彼女が手離さなきゃいけないもの。これ以上に苦しいことがあるだろうか? 彼の部屋に戻っての会話。アン王女「何か食事作りましょうか?」ジョー「台所ないんだ。食材もない。いつも外食さ」 アン王女「それでいいの?」・・・その後にジョーが言うセリフに、全てが集約されていて、心がしめつけられた。 「Well, life isn't always what one likes・・・is it? 」 (人生っていうのはいつも、望みどおりにならないもの・・・そうだろう?) その言葉を受けてアン王女も「そうね・・・」と答える。 「人生が望みどおりにならないだろう?」 というセリフは、独り身のジョーの心情だけでなく、アン王女のその時の「愛するひとと結婚してご飯を作ってあげたいのにできない」という心情でもあり、 そして、この映画を見ている人達が常に、日々心に抱いている心情でもあるだろう。 何十回も見てきたこの映画。実はこのセリフがナンバーワンの名ゼリフではないだろうか? あなたもきっとこの映画を見たら、人生思い通りにいかない自分の姿をアン&ジョーに重ねて、共感することマチガイナシ。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2021-07-24 23:08:42)(良:2票) 143.奇跡のような映画。 オードリーの出演作は数あれど、ここまでの輝きを放つ映画はおそらくないんじゃないかな。 時代と監督と俳優。 いろんな要素が奇跡のような融合を見せて、歴史に刻まれる映画ができる。 そんな奇跡のような一本。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 10点(2019-11-23 01:51:19) 142.満点でいいと思う。ストーリーおよびヒロインは、王道で完璧。あのオードリー王女に魅せられない人はいないでしょ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2018-12-25 20:51:48) 141.《ネタバレ》 映画史に残る珠玉のラストシーン。 中学生の頃から何十回と観ているが、都度新しい感動をくれる。 記者会見場で記者一同を慈愛に満ちた表情で見渡し、その中にグレゴリー・ペックを見つけた時のオードリー・ヘップバーンの表情! これは100点でしょう。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2016-07-05 13:04:41)(良:1票) 140.《ネタバレ》 この映画を見たのは、中学生の頃、TV放映時でした。親の代理として不本意に“いい子”を演じなければならず閉塞感で一杯だったお姫様が、念願の自由を満喫することで、最後には王族としての自分を自覚し、成長していく…王女を特ダネのネタとしか考えていなかった新聞記者も、いつしか彼女への愛おしさからヒューマニズムに目覚め、最高のプレゼントを残してくれます。恋愛という意味では切ない結末でしたが、人間にとって大切なものは何かを、思春期だった私に再確認させてくれた映画でした。私は感激して、翌日、クラスメートや部活動仲間に話をしたのですが…共感してくれる人は皆無でした。一様に「昔の映画=劣ったもの」というレッテルを張り付け、観てもいないのに「そんな古い映画のどこがいいの?」とまで言われました。白黒映画であることも、このレッテルを助長していました。「何でも新しいものほど優れている」という電化製品の類と同じような価値観を、映画にも当てはめることに対して私は疑問を感じ「きっとこの作品は、これからも時代を越え、愛されるはずだ」と陰ながら思ったものでした。 あれから30年以上が経ちました。他のレビュアーさん達のご意見を拝見すると、(もちろん、万人受けする作品はこの世に無いとしても)、私の陰ながらの思いは間違っていなかったとわかり、安堵しています。以前ほど地上波で放送されなくなったのは残念ですが、ビデオ(DVD・ブルーレイディスク)の普及により、若い世代の人達にも気軽に、この作品が観てもらえるようになったことを幸せに思います。採点は、文句なく、10点を献上します。 【せんべい】さん [地上波(吹替)] 10点(2015-08-24 04:03:38)(良:1票) 139.《ネタバレ》 すごい。すごいすごい。なんだこのシナリオ。これは、ロマンス映画だとか、ラブストーリーだとか、そういう「ジャンル」に収まるような器の作品ではないです。あまりにストーリーが計算しつくされていて、変な笑いが出てしまいました。まず冒頭、公務で公人たちに事務的な挨拶を交わす間、ドレスの中では足で足をボリボリかくプリンセス。この瞬間からアン王女のキャラクターがバッチリ見えてきてすっかり魅せられました。画で語る、とはまさにこのこと。でもって公務漬けの日々と礼儀・作法・行儀を要求される束縛にウンザリの王女。そんな彼女が憧れるは「俗世」。羽を伸ばせる唯一の世界と信じて疑わない場所。えいやっと抜け出し、出合ったのは新聞記者ブラドリー。金癖の悪いブラドリーは当初、王女を金のなる木としかみておらず、スクープ激写による金儲けを画策。アン王女の素顔を引き出すため一日ローマ巡りを。しかし一日が終わりを迎える頃には二人は恋に落ちる。そして終盤、身分の違いにより分かれなければならなかった二人。しかし、公人としての覚悟を決め一肌脱げたアン王女と、金より愛を選んだブラドリー。そこにはもう、公務を投げ出す自分勝手な王女の姿もなければ、金にだらしのない記者の姿もない。何もかもが計算されたヒューマン・ストーリー。それがローマの休日。って自分でジャンル分けしちゃってますな。ダルトン・トランボに興味がわきました。近いうち、彼の手がけた作品を漁ることになりそう。 【Jar_harmony】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-06-21 23:08:54)(良:1票) 138.《ネタバレ》 何度も見返している大好きな映画。 不朽の名作と呼ばれるにふさわしく、数々の名シーンが挙げられる。 オードリー・ヘプバーンは決して美人だとは思わないが、この作品のアン王女はハマり役でとてもキュート。 まるで無垢な子どものようで愛おしくなる。 新聞記者が大スクープを放棄するなんて本来リアリティのないことだけど、このアン王女は絶対裏切ってはいけないと思わせる存在。 お洒落で後味の良い映画なので、多くの人から愛されるのも納得。 ラストシーンの切なさが心地よい余韻を残して、「ああ、いい映画を観た」と思わせてくれる。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-12-27 20:09:15)(良:1票) 137.これほど美しく、可愛いオードリーは観たことない。 これほど親切な、やさしい記者はいない。 これほどローマの観光に帰依したものはない。 これほど楽しく、せつない映画はない。 娯楽の映画の最高峰の一つ。 2013.12/10 X回目鑑賞。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-01-30 18:54:51)(良:1票) 136.名作映画の代名詞。幾度となく見てるけどやっぱりいいですね。ちなみに公開された1953年は元号で言うと昭和28年。日本ではNHKが初のテレビジョン本放送した年です。 【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-10-03 00:16:04) 135.半醒半睡状態のヘプバーンがグレゴリー・ペックのアパートのらせん階段で見せるサイレントギャグの冴えを始め、ワイラー印の「階段」の数々は本作ではロマンチックなアイテムとしてある。 一方で得意のパンフォーカスによる縦構図も、夜の別離のシーン(駆け去るヘプバーンと、それを手前の車中から見送るG・ペック)や、ラストの記者会見シーン(画面奥から手前へと順々に握手していくヘプバーン)などに活かされているのだが、その用法は実にさりげなく抑制的であり、技巧が前面に出てくることはない。 その代わりに際立つのが、(本作以前と比して)ワイラーらしからぬ「通俗的」切り返しのモンタージュの多用である。 そのエモーショナルなクロースアップの数々と視線の劇は結果的にスター映画として主演二人のスクリーンイメージのアップに大きく貢献すると共に、その「物語」を最も効果的に語り切ることとなる。 自身の持ち味である映画的技法を抑制し、突出させぬこと。説話に徹することで原作(Story)の美点を最大限に引き出すこと。 それこそが、赤狩りの渦中ワイラーへ累が及ぶのを懸念しノンクレジットに徹した原作者ダルトン・トランボに対する映画作家の敬意と報恩だったのではないか。 密告と不信の時代に「信頼と友情」(「faith in relations between people」)の主題を王女とアメリカ人記者とカメラマン(エディ・アルバート)の間にさりげなく忍ばせた脚本の声高でない慎ましさ。 それは劇中の会見の場で、主演二人が交わす短い台詞の背後に込められた万感の真情とも響き合う。 恋愛劇・ビルドゥングスロマンとしての魅力と、劇中でヘプバーンが飲むシャンペーンのような軽妙なコメディの奥に、時代の切実なテーマ性を含ませたストーリーの豊穣。 そしてそのストーリーに奉仕する為、自らの技巧を透明化してみせたワイラーの矜持に打たれる。 50周年記念ニューマスター版において、デジタル修復によって初めてクレジットされたStory by Dalton Trumboの記名が感慨深い。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-03-23 22:54:11) 134.《ネタバレ》 「奇跡的」。本作を最も相応しく形容する言葉はこれだと思います。映画の魅力は多々ありますが、概してキャスティングが嵌る作品は見応えがあり、そして多くはありません。そんな作品の中でも、本作におけるヘプバーンの魅力は映画の魅力を代表する力があります。製作から60年近く経ても、全く色褪せない。いや、価値が増して行くのではないかと思えるほど輝いています。名匠ウィリアム・ワイラーの丁寧で見せどころを外さない演出。名優グレゴリー・ペックが醸す切ない情感。これらも「奇跡的」な要素です。映画は「非日常」を提供して楽しませるものですが、派手なアクションや爆発で部分的に作られた非日常ではなく、王女様の冒険が全編を通した自然な非日常として機能し、観客を魅了し続けます。その冒険を「ホリディ」とタイトルするセンスにも畏れ入る。これらの邂逅が「奇跡的」なのです。そんな本作にはもうひとつ、「永遠の名画」と云う形容も相応しいと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 10点(2012-02-06 06:32:58)(良:4票) 133.昔見たことがあったのですが、細部が記憶の彼方だったので再鑑賞しました。清楚で品があり、少女らしさも兼ねそろえているオードリー・ヘップバーンに終始、目が釘付けでした。 【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-10-05 16:06:26) 132.オードリー、かわいいなあ~。キレイだなあ~。 【りゅうちゃくん】さん [地上波(字幕)] 10点(2011-04-06 04:17:23) 131.全世界超最高的美女! 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-03-06 09:56:22)(良:1票) 130.もう何十年も昔に見た映画で、これほど私の好みにあった映画は他にない。 夢のようで、ロマンティックで、後味もよい。オードリーの美しさに参ってしまった私は、これ以来映画の虜になってしまった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-07 08:47:23) 129.《ネタバレ》 もういうまでもなく超有名作品で 観たいと思いつつ、ミーハー映画じゃねぇか的思いもありーので、、なかなか観れませんでしたが、ご縁に恵まれDVD購入し鑑賞 オードリー・ヘップバーンのまさに「妖精」のような可愛さは筆舌に尽くしがたい しかしそれにもまして王女として威厳も身にまとう気品の高さは…きっとこれを超えるモノはある意味ないかもしれません 美しく清らかなラストシーン もっと早くこの映画に出会いたかった イヤマジでほんとに素晴らしい この喜びを共有できることに感謝致します 文句ナシ!10点満点!! 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-10-27 21:21:11)(良:1票) 128.《ネタバレ》 何度見てもいい映画ですよね、私は落ち込んだ時とかに見ると励まされます。色々な良さがありますが、私が一番印象に残っているのは、アン王女の成長です。最初の場面で靴を履けなくなって困っていた王女が、終わりでは凛として威厳に満ちた王女に変身しますね、まるで蛹が蝶になったような感じです。アン王女はあのままブラッドリーと逃げてしまっても良かったのに、自分の周りの人々のこと、自分の立場を考えて戻って来ますね、周囲の人のことを考えられるようになった時、人は大人になるのではないでしょうか。成長映画(私が勝手にそう呼んでいるだけですが)は色々ありますが、この映画では主人公が成長し、その影響を受けて周囲の人(ブラッドリー)も大きく成長するという感じです。恋は人を成長させ、そしてそれをあきらめる時、人は更に成長するんですね。若い世間知らずの人が恋をして、大人になっていく、そんな誰にでもある経験を解り易く描いているので、この映画はいまだに多くの人々に愛されているのではないでしょうか。 【Tokyo's Holiday】さん [地上波(字幕)] 10点(2010-07-21 17:54:49)(良:2票) 127.《ネタバレ》 僕は初対面の人と会うと、趣味の話をします。映画か本か音楽の話をします。本と音楽に関しては、趣味が合わないのもしょうがないかなと思います。しかし、映画だけは。少なくとも、この映画だけは、嫌いだという人とは友達になれない気がします。それ以上何について、どういう風に話せばいいか分からないからです。この映画を好きか嫌いかということは、それくらい僕にとっては重要です。人間の愛と成長をこれほどまでに美しく、そして楽しく切り取った作品を、僕は他に知りません。 「Rome, by all means, Rome!」。ペックと共に呆然。そして涙。 <追記>念願の映画館で鑑賞!オードリーが美しすぎて、ストーリーが楽しすぎて、ラストが感動的すぎて泣きました。何回観てもこのラストシーンは大好きです。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-07-12 21:02:19)(良:2票) 126.《ネタバレ》 個人的に劇場でしか見たくない映画 No.2 なので、ずいぶん久しぶりでした。少なくとも、オードリーが亡くなってから見たことはないはず。が、あいかわらず楽しい、そしてステキな映画です。とってもおかしいし、笑いのとり方に品がありますね。そして最後の“Rome”は、わかっていても感動で涙ぐんでしまいます。こんないい映画になったのは、脚本のよさか、監督の手腕か、オードリーの魅力か、グレゴリー・ペックが格好いいからか、ローマという街の持っているオーラから来るのか。きっとそのすべての要素に、さらになにかよくわからない「プラスアルファ」があって初めて、これだけのすばらしい作品になったのでしょう。もうほとんど奇跡です。奇跡の名作。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-06-04 20:49:47)(良:1票)
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