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人間の條件 第六部 曠野の彷徨

1961年【日】 上映時間:104分
ドラマ戦争ものシリーズものモノクロ映画小説の映画化
[ニンゲンノジョウケンダイロクブコウヤノホウコウ]
新規登録(2004-01-17)【光りやまねこ】さん
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監督小林正樹(1916年生まれ)
キャスト仲代達矢(男優)
新珠三千代(女優)美千子
川津祐介(男優)寺田二等兵
内藤武敏(男優)丹下一等兵
諸角啓二郎(男優)弘中伍長
金子信雄(男優)桐原伍長
二本柳寛(男優)野毛少佐
高原駿雄(男優)朝鮮へいく兵士
上田吉二郎(男優)石炭屋
坊屋三郎(男優)雑貨屋
山内明(男優)吉良上等兵
石黒達也(男優)洞窟隊長
成瀬昌彦(男優)朝鮮人
南美江(女優)
須賀不二男(男優)永田大尉
垂水悟郎(男優)北郷曹長
瞳麗子(女優)梅子
笠智衆(男優)避難民長老
高峰秀子(女優)避難民中年の女
原作五味川純平「人間の條件」
脚本小林正樹(1916年生まれ)
松山善三
音楽木下忠司
撮影宮島義勇
製作小林正樹(1916年生まれ)
若槻繁
文芸プロダクションにんじんくらぶ
配給松竹
美術戸田重昌(美術助手)
編集浦岡敬一
録音西崎英雄
松本隆司(録音助手)
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想(10点検索)】

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1.ついに最終部。この長い長い人間ドラマに幕が下ろされる。監督小林正樹の手による厳しい描写が冴えます。平高主計のセット美術も素晴らしい。しかし何と言っても、主人公・梶を演じる仲代達矢に尽きる。前作より彼の眼中にあるのは、ただただ妻・美千子のもとへ“生きて帰る”だけである。さらにこの作品では、言葉が通じないということはいかに誤解を招き、意図しない方向へ導いていくかをも訴えている。どこの社会にでも湧き出るゲスな人間・桐原を金子信雄が好演。(梶と対極にある人間像) 《ネタバレ! ! 》ラスト、仲代達矢一世一代の演技が、この壮大かつ壮絶な人間ドラマにふさわしいラストシークエンスを飾る。肉親の弟以上の存在であった吉田を連呼する。友達であり唯一の理解者であった丹下の言葉が浮かぶ。妻・美千子の笑顔と笑い声が幻聴となって聞こえてくる。まるで走馬灯のように、過去の出来事と一抹の希望とが梶の頭の中を次々とよぎる。あー、なんて悲しいシーンなんだ。とうてい涙なしでは観られない。監督小林正樹の描写はもちろんのこと、宮島義勇のシビアなカメラワーク、木下忠司の荘厳な音楽が渾然一体となり、この長い長い運命劇に力強くそして緩やかに終止符を打つ。 光りやまねこさん 10点(2004-02-12 13:19:40)

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【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.67点
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