みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
4.《ネタバレ》 私にとってリーアム・ニーソンの最高傑作です。シンドラーのリストより上です。 エポニーヌの出番が全くないと言われますが、ジャンバルジャンとコゼットがよく描かれていて素晴らしいと思います。 特に印象に残ったのは、やはりジャベール警部との最後の対決ではないでしょうか? ジャベール警部は自分の持っている正義を貫き通すために、否、貫き通すことと、ジャンバルジャンを助けることを天秤にかけることで、死んで自分の人生を全うしたのだと思います。 私は2012年のミュージカル映画のジャベールより、こちらのほうが好きです。 その後の展開が描かれていませんが、これはこれで傑作だと思います。 何度観ても飽きません。奥が深いです。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 10点(2013-01-11 00:31:05) 3.《ネタバレ》 ジャベール警部を許したジャンバルジャンは、まさに「汝の敵を愛せ」を実践しました。主人公を徹底的に追い詰めたジャベールは嫌な奴でした。しかし彼は一貫した信念を持っていました。ジャベールは故意にジャンバルジャンを逃がした罪により、自らを罰したのだと考えます。最後まで法律の番人でした。これが罪を憎み続けた彼の生き様でした─。 そしてなぜ、ジャンバルジャンの行動は感動するのか?それは彼が立派な人間だからではありません。彼がオウムの逃亡者と同じ卑怯者だからです。しかしこういうと観客は「嘘をつくな、冤罪だろ、それに今は改心して善人だろ」と反論するでしょう。しかし、それは周りの評価です。ポイントは彼自身がそう思っていないことにあります。すなわち、罪を背負い、そして罰を恐れ、正体を隠して生きてきた卑怯な容疑者だと、ジャンバルジャン本人が自覚していたことに意味があるのです。従って彼の慈悲深さは、罪を持った愚かな人間と、自分が同類である、という前提から生じている。人間は、善人であるほど、悪人を赦すことができないし、罪を激しく憎む。だから我々自身が、ジャベールと同じ人間なのです。ジャベールが娼婦を激しく殴ったのは、彼女が罪の象徴だったからです。しかし「罪」を抱えた人は─すなわちジャンバルジャンのように罪の自覚のある人は、かえって他人の罪に寛大になれるものだ。赦せないのは、中国や韓国を罵倒する人たちと一緒で、単に相手の罪深さを指摘し、相手に罪を自覚させたい、という欲求があるからです。もしここで我々自身が、「罪の」自覚があるならば、もっと優しくなれると思います。罪を背負うという意味の本質は、ここにあるはずです。つまり赦すことにある。何回観ても新しい発見がある名作です。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-11-11 23:13:32)(良:2票) 2.ジャンバルジャンにとても心を奪われ、そして涙が止まりませんでした。人は変われるのだなぁと。それも、何気ない一言によってだったりするのですね。 【ひなた】さん 10点(2003-06-25 21:45:15) 1.ユーゴーが観たら、文句なしに絶賛するでしょう。 【鐵假面の人】さん 10点(2001-03-23 12:16:43)
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