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【クチコミ・感想(10点検索)】
2.《ネタバレ》 主舞台となる一軒屋のセットが外観・内部空間ともに実にシュール(美術:中古智)。題名通り階段を頻繁に採り入れた画面構成は斜めのラインや仰角アングルが錯綜し、不安定感が横溢する。光源を抑えて陰影を強調したシャープなローキーの照明設計も素晴らしく、硬質なノワールムード抜群である。巻頭の寝床シーンで男女の表情を斜めから捉えたローアングルのショット、西村晃絶命シーンの白い手の動き、深夜に不動産屋裏手の草むらを歩く団令子を捉える俯瞰ショット、ジュラルミンケースへの表情の映り込みや真上からのキーライト効果など、こと照明に関しては全編が印象的な見せ場の連続といってよい。金庫破りのバーナー音や、工場の稼動音、ウイスキーを注ぐ水音を強調した音響のサスペンスも申し分なし。そして崖から海への車の落下、一軒屋の大炎上と、スペクタクルも極上。砂丘のロケーションを活かした『太陽がいっぱい』(1960)風のラストもしびれる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-05-09 22:16:42)
1.《ネタバレ》 イニシャルKさん、先んじてごめんなさい。■不動産屋とか西村晃とかどうも今村昌平の「果てしなき欲望」を思い起こさせるんだが、こっちは純粋にミステリー、ってのが好感大。後半はほぼ不動産屋だけで展開されるのも、団令子の悪女ぶりも実によい。何の罪も無い女を平気で殺そうとする団令子にしびれてほしい。鈴木英夫のクールなタッチがフランス映画みたいに決まりに決まった傑作。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-07 10:31:35)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
9.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 2 | 40.00% |
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9 | 1 | 20.00% |
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10 | 2 | 40.00% |
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【その他点数情報】
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