みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
5.《ネタバレ》 のび太がピー助に約束してみせた「僕も頑張る」という言葉。 その約束が守られた事を、この映画から十年後の僕達は知っている。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 10点(2016-04-01 18:28:29)(良:1票) 4.《ネタバレ》 アニメーターの仕事に大満足! 公園の池に放したピー助が、大騒ぎになる。 考えてみれば「ドラえもんの存在」の方が凄いが、「それは言わない約束でしょ」。 この映画の対象上限は小学生。大人が観るのも自由だが、あくまで子供のための作品。 ところで、桃太郎印のきびだんごを使って、(ダチョウによく似た)オルニトミムスを馬代わりに移動するシーン。ドラえもんが楽しそうに、みんなに言う。「さァ、オルニトミムスは僕らの友だちになったよー!」と。すると静香ちゃんが「ヨロシクね♪」と挨拶。でも「奴隷」だよ。絶対に「友だち」じゃない(絶対にな)。ツッコミ役がいない。そんなふうに思う私に『ドラえもん』は楽しめない。 だから正直、すごく映像は楽しかったけど、「キャラと話」が面白いとは思わない。 作画に10点! 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-02-08 13:45:10) 3.《ネタバレ》 公式HPの予告編に只ならぬ物を感じ、観てきました。 公園の湖に野次馬やマスコミが押し寄せたシーンや、タイムマシンに乗っての 恐竜ハンターとのカーチェイス(?)シーンなど、物語全体から見ると明らかに 浮いてしまっているシーンはありましたが、声優や制作スタッフを総入れ替えしての リメイクがこれほど上手くいくとは、正直思っていませんでした。 声優入れ替えにより、これまでのお助けマン的存在から、のび太と一緒に悩んで 動き回る友達的存在へと変化したドラえもんの性格や立場をスムーズに受け入れられ、 制作スタッフ入れ替えにより、これまでのドラえもん映画では観られなかった、 生理的快感を生む素晴らしい作画を観られ(特に作画の線を、手のぬくもりが 感じられる微妙な描線で描いた事により、線自体が演技をし、各場面でのさらなる 感動を生み出した)、大いに感心・感動させられました。 これらがドラえもんの映画に新たな可能性を生み出した事は間違いないでしょう。 ピー助との二度の別れのシーンにはいずれも泣かされましたが、特に最後の シーンでは、それまで隣の席で両親の膝上に乗って退屈そうに遊んでいた3歳くらいの 子供が、突然「ドラえもんかわいそう~」と館内全体に響くくらいの大声で 泣き出し、こちらもさらにつられてしまいました。また、前に座っていた親子連れ (両親・8歳くらいの男の子と6歳くらいの女の子)の、両親二人は時折ハンカチで 涙を拭き、上映終了後に女の子は「私、最後までちゃんと寝ないで観たよ! おもしろかったよ!」と誇らしく家族に語っていました。 これまで色々な映画を映画館で観てきましたが、「(この作品を)映画館で観て 良かったなあ」と、他の観客と直に感動の共有が出来た体験をこれほど嬉しく 思った事は初めてです。 作品評価は9点ですが、この気持ちをプラスして10点とさせて頂きます。 【はあ】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-04-23 05:04:06)(良:3票) 2.記念すべき初レビューをこの映画に捧げます。ドラえもんの声が変わり、絵柄も変わり・・と「私たち」のドラえもんからどんどん離れていくドラえもん。見送るしかない大人の私たちは自分の年を感じるとともに、その複雑な思いを製作者側へとぶつけていたのかもしれません。「こんなのドラえもんじゃない!」と。私もその一人でした。だからいっそスッパリ嫌いになっちゃおうと、この映画を見に行ったのです。さぁ嫌なところ探しつくしてやるー!と意気込んで見ましたが・・・素晴らしい。まずは映像。特にタケコプターで空を飛ぶときの映像の爽快感といったらありません。そしてシナリオ。内容は昔と変わりません、そこがまたいいのです。私は後期ドラの感動の押し付け(「君は誰を守れるか」とか・・・)が嫌で仕方なかったのですが、今回はピー助との別れをしつこく押すのではなく、やたら透明感のある涙でダダ泣きする。とある意味あっさりした感がありました。しかし冒険を終えたのび太たちの顔を見れば、この出会いと別れの大きさを充分感じることができます。 長年愛していたものが変わってしまうのはとても辛いことです。しかし、ドラえもんは常に子供のものであったはず。そして私たちはもう子供ではないのです。 賛否両論なのは当然です。しかし「面白い、面白くない」は主賓が決めること。この2時間近い(子供ものにしては)長いこの作品、子供たちはぐずることなく、ドラえもんと笑い、ハラハラドキドキの冒険をしていました。これこそこの映画の評価にふさわしいのではないでしょうか。 必ず批判が待っているこの厳しい条件の中、素晴らしい作品を作り上げたスタッフの皆さんと、これからのドラ映画への期待、そして新しいドラえもんと子供たちの未来に10点献上いたしたいと思います!! 【夜野比瑪】さん [映画館(吹替)] 10点(2006-04-16 01:35:13)(良:3票) 1.…夜明けとともに、のび太が懸命にあたため続けた恐竜のタマゴがふ化する。光があふれる窓を背景に、逆光気味に捉えられたのび太と恐竜ピー助。この瞬間、彼らはお互いに「かけがえのない存在」であることを全身で受け止めている。そして見ているぼくたち観客にも、その“思い”は、ハッキリと伝わってくるのだ。 だからこそ、その後の冒険の中で、のび太が決してピー助を見捨てようとしなかったこと、しかし最後はピー助のために別れなければならないことの「感動」がより際だったのだと思う。さらに、ジャイアンやスネ夫たちまでもが、のび太を最後まで裏切らないことの「心意気」に胸を打たれたのだと思う。 「愛するものを見捨てない」「友だちはかけがえのないものだ」「相手を思いやること」・・・この映画が描こうとしているのは、コトバにしてしまうと、とても単純で気恥ずかしいものだろう。しかし本作の作り手たちは、驚くほどの熱意と才能のありったけを注ぎ込んで、そういう「単純でありふれているけれど、何より大切なこと」を観客であるこどもたちに“説得”しようとする。そしてその真摯で心情のこもった映像には、オトナの観客をも心から説得されるに違いない。事実、あの時映画館にいた誰もがのび太たちを「あたたかい目」で見守り、それぞれが「かけがえのないもの」へ思いをはせていたのだった…。 『クレヨンしんちゃん』のように、登場するキャラクターだけを“口実(エクスキューズ)”にして「作家主義((!)」に走るのではなく、ジブリ作品のようにオリジナルな映画づくりを謳歌するのでもない。あくまで「ドラえもん」の世界に忠実でありながら、それを“超える”のではなく“深める”ことをめざした本作。・・・今さら「ドラえもん」なんて、と言わないで、ぜひ見てください。きっとアナタも、誰もが「あたたかい目」になっている映画館の幸福な“空気”を体験できますから。そして、ラストに流れるスキマスイッチの歌・・・ああ、また見たくなってきた。 《追記》↑なるほど、【トト】さんのようにオリジナル作品のファンから見ると「辛口」な評価になるんですね…。ただ、のび太を「男(ヒーロー)」というより、あくまで等身大の「11歳の少年」として描こうとした新「ドラえもん」は、藤子・F・不二雄先生の意志に反するものじゃない…と思うのですが、どうでしょう? ついでに点数も9→10てことで! 【やましんの巻】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-03-16 13:32:13)(良:4票)
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