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キャバレー(1972)

Cabaret
1972年【米】 上映時間:125分
ドラマミュージカルロマンス小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
[キャバレー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-07-27)【S&S】さん
公開開始日(1972-08-05)


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監督ボブ・フォッシー
助監督ウォルフガング・グラッテス
キャストライザ・ミネリ(女優)サリー・ボウルズ
マイケル・ヨーク(男優)ブライアン・ロバーツ
ヘルムート・グリーム(男優)マクミシリアン
ジョエル・グレイ(男優)MC(クラブの司会者)
マリサ・ベレンソン(女優)ナタリア
原作クリストファー・イシャーウッド"Berlin Stories"
脚本ジェイ・プレッソン・アレン
音楽ジョン・カンダー
作詞フレッド・エッブ"Mein Herr", "Money, Money", "Willkommen"他
作曲ジョン・カンダー"Mein Herr", "Money, Money", "Willkommen"他
編曲ラルフ・バーンズ
撮影ジェフリー・アンスワース
ピーター・マクドナルド〔撮影〕(カメラ・オペレーター)
配給20世紀フォックス
美術ロルフ・ツェートバウアー(プロダクション・デザイン)
振付ボブ・フォッシー
編集デヴィッド・ブレザートン
録音ロバート・ニュードスン
デイヴィッド・ヒルドヤード
字幕翻訳清水俊二
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3.《ネタバレ》 ミュージカル映画の氷河期だった70年代に綺羅星のごとく登場した傑作です。MGMミュージカルの全盛期がまだ記憶に残っていた時代だったので、「こんなテーマ性が強くて暗いのはミュージカルじゃない」と全否定する頭のコチコチな批評家もいたと思います(けっこう有名な人だったけど名前が思い出せない)。確かにキャバレーのショーがストーリーテリングの要になっていますが、一般的なミュージカルのようないわゆる「歌って踊る」ということがプロットになっているわけじゃありません。でもこのキャバレーのショーとジョエル・グレーのMCがヤバすぎるんです。ちょうどヒトラーが政権をとる寸前、ワイマール共和国がナチス第三帝国に変貌してゆく世相を見事にショー・アップして見せてくれます。「人生はキャバレー」というのはこの映画が世に広めたあまりにも有名なフレーズですけど、実は「ドイツの歴史はキャバレー」というノリでもあるのです。また編集というか監督のカット割りのセンスがずば抜けています。時おり挟み込まれる狂言回しであるジョエル・グレーの表情のカットがちょっと気味悪くてこのMCが人智を超えた存在であるかのような印象を与えてくれます。田舎の保養地で陽光のもとでみんなが寛いでいる。そして一人の金髪青年が美しいテナーで歌い始めます。みんなうっとりして聴いているけど、カメラが引いてゆくとその青年がナチスの突撃隊員であることが判りますが、周りの老若男女の庶民たちはほとんどが引き込まれるように青年の歌に唱和してゆきます。このシーンは観るたびに鳥肌が立つんです。 ライザ・ミネリはオスカー受賞はもう当然という圧巻な演技、同年に主演女優賞にノミネートされた方々には「相手が悪かったね」と慰めるしかありませんね(特に『ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実』のダイアナ・ロスは)。ラストのテーマソングの熱唱では、その歌詞をよく考えてみると亡き母ジュディ・ガーランドへの哀歌だったような気がしました。 S&Sさん [映画館(字幕)] 10点(2017-01-18 23:45:26)

2.なんとすばらしい映画でしょう。最後の方は正座してみたくなったくらいです。様々な感情がラストに向けて洪水のようにあふれてきました。天才たちが努力をして、作り上げたすばらしい作品。ところどころサブリミナル的に見せる当時の社会的の不安定な情勢、キャバレーの司会の道化たパフォーマンス、そしてライザ・ミネリの化粧を取った時のあどけなさ、、、完璧なショーが印象的でした。
HRM36さん [DVD(字幕)] 10点(2010-11-15 08:24:06)

1.ちょー面白れー!この映画が後のカルチャー、アートに多大な影響を与えてるんですね。物語とレヴューのシンクロが絶妙で最高。なんといってもレヴューの完璧な世界観、やりたくなるよそりゃ。今のマリリンマンソンのステージなんかまんまだもん。思わずナチ敬礼!劇場版観てー、サントラ欲しーい、オウカバァレイ、オウカバアレイ、オウカ~バァ~レ~イ! もりしげひさやさん 10点(2004-04-28 20:24:09)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 7.50点
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314.55% line
414.55% line
514.55% line
629.09% line
7313.64% line
8940.91% line
929.09% line
10313.64% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

1972年 45回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ライザ・ミネリ受賞 
助演男優賞ジョエル・グレイ受賞 
監督賞ボブ・フォッシー受賞 
撮影賞ジェフリー・アンスワース受賞 
作曲賞(ドラマ)ラルフ・バーンズ受賞歌曲・編曲賞
音響賞ロバート・ニュードスン受賞 
音響賞デイヴィッド・ヒルドヤード受賞 
美術賞ロルフ・ツェートバウアー受賞 
脚色賞ジェイ・プレッソン・アレン候補(ノミネート) 
編集賞デヴィッド・ブレザートン受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1972年 30回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ライザ・ミネリ受賞 
助演女優賞マリサ・ベレンソン候補(ノミネート) 
助演男優賞ジョエル・グレイ受賞 
監督賞ボブ・フォッシー候補(ノミネート) 
脚本賞ジェイ・プレッソン・アレン候補(ノミネート) 
主題歌賞フレッド・エッブ候補(ノミネート)"Money, Money" 作詞
主題歌賞フレッド・エッブ候補(ノミネート)"Mein Herr"作詞
主題歌賞ジョン・カンダー候補(ノミネート)"Mein Herr" 作曲
主題歌賞ジョン・カンダー候補(ノミネート)"Money, Money" 作曲

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