みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
6.冒頭のレースシーンを見た瞬間に涙が湧いてきました。極彩色に彩られた世界は他の映画、アニメでは見た事の無い凄まじい圧巻のパワーを見せつけてきます。 シンプルながらも愛に溢れたストーリー、おもちゃ箱をひっくり返したような世界観、そして圧倒的な迫力を惜しげも無く見せつけてくれるレースシーン。そして美しすぎるラストレース! こんな素直に愛する事が出来る作品は久しぶりでした。10点満点です。 【えすえふ】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-08-02 19:15:57) 5.予告編を観た時、最初に口から出たのが「あ~ぁ」で、次が「やっちゃったぁ~」だった。 それはつまり、マトリックスシリーズで映像革新を果たしたウォシャウスキー兄弟の新作に期待が抱けず、彼等の才能の終焉を感じたのだった。 完全にスルーを決め込んだ所為で、始まっていた事すら知らなかった劇場公開もいつの間にか終わり、そしてやっぱりいつの間にかレンタルビデオの新作コーナーに並んでいたDVDを、何とな~く借りて観賞。 果たして結果はと言えば……大・後・悔! 何で私はこの映画を劇場で観なかったのかっ! ええい、たかだか数分の予告編を観ただけで見切りをつけた、過去の自分を殴ってやりたい。兄弟に謝れ俺。 そういった後悔の念も含め、本作は今川監督のOVA「ジャイアントロボ」を観た時の感覚に通じるものがある。 とにかく単純明快に面白いのだ。 まさにマンガなノリのキャラクター達は、何処までも馬鹿馬鹿しくそして格好イイ! 今まで観た事もない極彩色溢れる映像美術は、完全に新たな世界観を確立。 原作テーマ曲のアレンジもバッチリ決まっていて、見終わった後しばらくは口ずさむ事請け合い。 子供から大人まで誰でも一緒に楽しめて、年輩の方には懐かしくも新しい、若い方には古くさいんだけど新鮮。 こんな痛快な娯楽映画を観たのは本当に久しぶりだ。 私同様に本作を敬遠していた人にも是非観て欲しい一本。 興行的に大失敗したらしい本作の影響で、ウォシャウスキー兄弟の次回作の資金が集まるかどうか心配で仕方がない。 【ヨグ】さん [DVD(吹替)] 10点(2008-11-24 23:48:34) 4.《ネタバレ》 自分にとってはここ5年間では最高の映画です。 音楽、デザイン共に最高。一つ一つのシーンがいちいちカッコいい。 奇抜な映像はすべてが未知の世界。色彩の洪水。既視感はまったくなし。 ラストのゴールシーン、画面一体が赤と白になるシーンで涙腺決壊すると共に一種のトリップ状態になりました。 そして感動のゴールシーン。さりげなく背景にはラーメン屋の看板。 いやあ、最高でした。 「マトリックス」についで再びこの兄弟にやられました。 何気に脚本もよく練られています。 自分にとっては一生の宝物になる映画です。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-07-24 14:00:40) 3.《ネタバレ》 この映画を見る前に、評論家のサイトを見た。そうしたら、”ダメダメ”という評価だった。その為ちょっと見るのを躊躇した(その評論家の評価はいつもチェックしており尊敬している人でもあるからだ)が、「マッハ、Go!Go!Go!」のファンである自分は見に行くことにした。映画館に着くと、なんと吹き替え版しか上映していない。僕はオリジナルを尊重しているので、吹き替え版はできるだけ見ないようにしている。しかし、かなり迷ったあげく、最近忙しい為、今を逃したくないので見ることにした。僕は、小さい頃からこのまんが「マッハ、Go!Go!Go!」を何度見たことか。今でも鮮明に記憶に残っている。もちろん、ビデオなんかない時代から見ているので、TVの放送だけだ。ある再放送では朝6時ぐらいからやっており、それも見ていた。それぐらい好きなまんがであった。この映画を見て思った。まさしく、実写版「マッハ、Go!Go!Go!」であると。しかも、吹き替え版はまんがの声優と同じではないか?僕はこの吹き替え版を是非すすめたい。そして、僕と同じようにこのまんがを愛している監督が作ったことが良くわかった。「硫黄島からの手紙」も本当は日本人が作らなければいけない映画だと思ったが、クリントイーストウッドが作った。そして、このまんがの映画も、マトリックスを作った監督が作った。ちょっと悔しいが、非常に感謝したい気持ちでいっぱいになった。また、人の評論を見て、ダメだからといって見ないのはよくないと痛感した。僕にとっては、最近見た映画で最高の映画だ。 【matan】さん [映画館(吹替)] 10点(2008-07-10 00:46:41)(良:2票) 2.《ネタバレ》 「スピードレーサー」は子供から大人まで安心して楽しめる素晴しい映画。 そしてレース好きの琴線に触れる言葉や展開にワクワク。 特にフィナーレのグランプリコロシアムのゴールシーンは圧巻。感極まって涙が出るくらい、ほんとにヤバイぐらい凄い。どんな感じかというと・・・。 ―――レース終盤。遅れをとったスピードが鬼気迫る追い上げをみせ、ついにトップ集団を視界に入れた。そう、やつらを抜かせば優勝だ。しかし残りわずか、間に合うか!? 前方を睨みつけ、マッハ6号のアクセルを全快に踏み込むスピード。 それに答えるように、パパレーサーが組み込んだベルヌーイ収束器が雄叫びを上げ怒濤の加速をみせる。 そしてついにトップ集団に追いついた!!もうゴールは目と鼻の先。さー最後のバトルだ。 スピードは己の生き様・信念をレースを通して見せつける、もう迷いはない。彼に見えるのはゴールだけ。 「レースは変わらない。レースが人を変えるんだ!!」 スピードの家族・観客・アナウンサーたちが総立ちになって絶叫する。誰もがスピードの走りに魅了され無意識に叫んでいる。「行け!スピード!!Go!Go!Go!」 そしてコロシアム一体が狂喜乱舞の渦となり、マッハ6号を神の領域へ・・・エクスプロージョン!!臨界点突破!!スピードは奇跡を起こしたのだった―――。 このシーンは鳥肌立ちまくり、カット割りから音楽、ショットが全てが高次元。もうレースの醍醐味を全てここに凝縮していると言っても過言でない名シーンの誕生だ。 まさに感動!涙!のエクスプローーージョン!! ありがとうウォシャウスキー兄弟。立派だよこの映画を作った人たちみんな。 そしてこの作品の原作は、日本の文化の「マッハ、Go!Go!Go!」だよ。ホント彼らには敬服するよ。 見終わった後「はぁ~映画っていいな~」って素直に思える「スピードレーサー」これは絶対におススメ!!観なきゃソン。 そして映画の締めは「悪の栄えた試しなし」(・∀・)まさにパーフェクツ!! 【シロちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-07-06 12:12:14)(良:3票) 1.また新たなる歴史に残る作品が生まれた。久しぶりだ、これほどミラクルな作品を体感したのは。まさにファンタスティック!! 世界の映像クリエーターが驚嘆と嫉妬する映像を生み出したウォシャウスキー兄弟に賞賛を贈りたい―――。 私は原作を知らないが、現代において「スピードレーサー」のストーリーや設定はいたってシンプルである。 即ち、この映画を普通に撮ってしまったらとても緩慢な作品になることは予想できる。 そこでウォシャウスキー兄弟は、原作のエッセンスを脳内のルツボに垂らし、 そこから抽象的なビジョンを抽出、映画という媒体に収めるべく具現化した。 いわゆる、イメージをCGを使って表現できる数少ない天才である。 ここで着目するのは、彼らの想像力は既存の枠に納まっていない事である。 ものごと何でも、限度の枠が有るほうが収拾が利いて楽なのである。 それがデジタル化時代に入って曖昧な枠が消え去った。 CGの可能性は無限になり、その中で未開の地を開拓するウォシャウスキー兄弟の偉業はとても大きい―――。 絢爛豪華なビビッドな色彩と光の軌跡は、もはやアートの境地。既視感は何ひとつ無かったのではないかと思えるほどオリジナルティに溢れている。 編集も秀逸で、玩具を組み立てるように様々な素材のピースを巧みに繋ぎ合わせ、しっかりとある一点に収束させている。 その中でも特筆すべきは、映像のカットやエフェクトに普通場面転換等に使われるスライドトランジションを多用、未知のリズムと軽快なテンポを生み出したことであろう。 それらが醸しだすコミカルな展開とスピーディーな映像はこの題材に見事に調和している。 めくるめく刺激のオンパレードに陶酔しながらも、笑い・信念・葛藤・愛がしっかりと描けているのにも脱帽だ―――。 圧倒的な情報量の多さから何度も楽しめる映画「スピードレーサー」。 それ故に思うことは、この映画の幹である数多の作り手の意図や思慮を僅かしか計り知れないことである。 「マッハGoGoGo」は日本の大切な遺産である。 これを時代を経て、国の違う人たちが「スピードレーサー」として蘇らした。 鑑賞後、この事が一番の意義あることの様に思え、深く心を打たれた。 【クロちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-07-06 10:36:30)
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