みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
10.《ネタバレ》 「真っ直ぐ」「真面目」な作風の中で時折見られるユーモアが楽しい、鑑賞していてとても気持ちの良い作品。 何せ39年前の作品である。CGテンコ盛りの現在の作品に比べ特撮部分が劣るのは仕方が無いし、そこを比較して云々言うのは野暮以外の何者でもない。 私の場合、初鑑賞はまさしく39年前。 当時10歳で夏休み中の私は母親に弁当を持たされ、それこそ朝から晩まで丸一日、映画館で本作を観ていた記憶がある。 (現在と異なり、指定席を除いて入れ替え制の劇場は少数だった) その後、TV放映やCS/BSの普及等で本作を何度と無く観返しているが、年代が変わっても共通している事は「人助けをしてこそ、真のスーパーヒーロー」と言う事。 昨今の悩んでばかりで街を破壊しまくるスーパーヒーローの描写も興味深い物は有るが、やはりスーパーヒーローの基本は人助けではなかろうか。 作品は変わるが私はスパイダーマン(サム・ライミ版)、中でも「2」が大好きで何回も観ているのだが、地下鉄のシーンは何回見ても胸が熱くなる。 感動のポイントは変わらないのだなと実感している次第。 本作の場合、主演のクリストファー・リーブの後世を思うと余計に胸に来るものがある。 今更ながらのレビュー掲載だが、様々な思いを込めて感謝の10点献上としたい。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2017-05-10 11:43:11)(良:2票) 9.《ネタバレ》 この作品が日本で公開されたとき、私は中学生でした。「ヒーローものだが、幼児向けではなく、正統派の娯楽大作の風格を備えている」という前評判通り、大変見応えがありました。まず、少年時代の抒情的な田舎町の場面は「アメリカの人々にとって郷愁をそそられるのではないか」と、中学生なりに感じ入ったものです。そして遂にスーパーマンとして空を飛び、ロイス・レーンの救出をはじめ、泥棒を捕まえ、子猫をも救うたびに、映画館内は好意的な笑いに包まれました(後に知りましたが、劇場によっては、活躍のたびに敬意を込めた拍手が沸き上がったそうです)。私を含め当時の観客の多くが、当作品の真っすぐな作風と、主人公の真っすぐなキャラクターに、共感を抱いたからこその笑いであり、拍手だったのではないか…と思われます。 当作品が歓迎されたのには、当時の世相が反映されていたと思います。あの時代は、米ソの冷戦、そして泥沼化したベトナム戦争(1975年に終戦)などを背景に「どんなに頑張っても、我々に明るい未来はない」とでも言わんばかりの厭世的な雰囲気の作品が映画界でも支配的でした。【考えさせられる映画】と言えば聞こえはいいものの【重たく暗く悲しい気持ちになる作品】ばかりで、私を含め、当時の観客は「もう、うんざり」していたように思われます。そんな中、スターウォーズ(1977年)と共に、当作品も追随するように大ヒットしました。それは、当時「子供じみている」と敬遠されていた、往年のハリウッド映画のワクワクさせる理屈抜きの面白さを復活させたからに他ならないと思われます。数年後、日本でも両作品はTVで吹替え版が放送され、一時期は【スターウォーズ派とスーパーマン派】に二分されるほどの人気を博しました。両作品とも、根底に流れる面白さが共通していたからではないか…と思います。 さて、当時から問題視されていたのは、他のレビュアーさん達もおっしゃる通り、ロイス・レーンを生き返らせるために、地球の自転を反転させ時間を巻き戻すシーンです。私は個人的に「育ての親・ジョナサンを救えなかった後悔と悲しみを背景に“二度と愛する人を失いたくない”という爆発的な感情によって起きた奇跡」と考え、違和感はありませんでした。むしろ巻き戻った後、本当ならロイスの車は地割れに遭遇するはずなのに、そうはならず、エンディングへと向かうことに違和感を持ちました。一応「巻き戻したことで、少し事実が変わったんだろう」と割切ることにしましたが…。 さて、採点ですが…、バットマン(1989年)以来、「ヒーローものは、ダークな面も描かなければならない」とでもいうようなお約束?が浸透しています。しかし1970年代の厭世的でダークな「うんざり感」を打破したスターウォーズとスーパーマンを機に、予定調和の娯楽大作が次々と製作されるなど映画が多様化したからこそのバットマンだと思います。その歴史的な意義を踏まえ、さらに、今は亡きクリストファー・リーブへの敬意を込め、10点を献上します。 【せんべい】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-11-28 20:11:50)(良:3票) 8.《ネタバレ》 初めて恋したのはたぶん、いえ、きっと貴方だったわ。厚い胸元のブルーが目に焼き付いて。赤い印が眩しすぎて。いつも余裕綽々で人を助けてナンでもない振りをして。素敵すぎて。生意気な女を見ても、不真面目でいい加減な女を見てもどんなときでも平等で。妙なタイツにデカ過ぎるブーツ。重い荷物も軽々と。地球でさえ何とでも出来るのに唯一ロイスには弱い。そんな貴方に恋をして。 【成田とうこ】さん [地上波(吹替)] 10点(2008-05-01 17:39:25)(良:1票) 7.クリストファー・リーブありがとう。スーパーマンよ永遠なれ。 【パセリセージ】さん 10点(2004-10-12 19:48:28)(良:6票) 6.《ネタバレ》 ミサイルを追いかけて軌道を変えたり、最後には地球の動きを逆にしたりとさすがスーパーマン!!!。 【哀しみの王】さん 10点(2004-03-12 20:58:43) 5.アメコミ最高! 【ロボコップ狂】さん 10点(2003-06-20 17:55:58) 4.幼いスーパーマンが、中西部の田舎町で育つ場面の何という美しさ! ほとんどアンドリュー・ワイエスの絵画的風景とノスタルジックな情感豊かさに、思わずナミダが出そうになってしまった…(この部分が劇場版より長いヴァージョンがあるそうだけど、ぜひ見たい!)。そして、空を飛ぶ、というイメージを、この映画ほど優雅に、ポエティックに見せてくれる映画もないんじゃないかな。日本じゃ(本国アメリカでも?)大味なアクション監督と思われているリチャ-ド・ドナ-監督だけど、彼の映画には、どんな失敗作(『リーサル・ウェポン2』『ラジオ・フライヤー』…)にも不思議なセンシティビティーとロマンチシズムがあって、もっとその部分に光が当てられてもいいのになあ。とまれ、この『スーパーマン』は、ドナーの最もロマンチックな映画であります。 【やましんの巻】さん 10点(2003-05-26 15:15:00)(良:2票) 3.観てる最中は、最初の一時間はいらんのちゃうん?とか、ヒロインがイマイチ綺麗くないとか、今観たら、ずいぶんとこっ恥ずかしいコスチュームやなぁとか思ってたけど観終わった瞬間、素直に「あ~おもしろかった!」と思ってしまった。子供心に帰った感じ?。布団に入ってからもテーマソングが頭の中で高らかに鳴り響いてました。 【代打、八木!!】さん 10点(2003-05-12 09:40:54) 2.とにかく出演者が全員光っている。ヒーローものでこれだけ役者の個性が光る映画は珍しい。ネット・ビーティのオーチスは監督もお気に入りだそうだが、僕も彼が一番いけていると思う。しかもこの当時ですでに有名俳優だったのに、この遊びぶりはいいですね、リーブさんも若く美しい姿が、Mr.スーパーマンですね。で、最初の登場シーンは、カッコイイ。電話BOXがないので回転ドアで着替えるのはクールです。電話BOXでいちいち着替えるのは下手すれば喜劇。日本のヒーロー物なぞ着替えを変身でごまかすんだから、もっとクールなのかも。 【うーたーまん】さん 10点(2003-01-23 16:43:36) 1.こんなにも上手に映画にできるなんてと、当時はエラク感動した。既に何回観ただろうか。最初に変身して登場するシーンがとにかくシビれる!それに、ジーン・ハックマンのコミカルな演技がとってもイイ。 【ヒアロウ】さん 10点(2001-02-23 01:49:50)(良:1票)
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