みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
15.ストーリーはフィクションだが、映画が語っていることはノンフィクションとも言える。キャストがパーフェクトで、主演のグロリア・スワンソンは実際にサイレント時代に活躍した女優、マックス役のシュトロハイムもその時代の映画監督であり、作中で彼女が見ている自らの主演映画は彼が監督し彼女が主演したQueen Kellyという実在の映画。本人役で登場するセシル・B・デミルも彼女の出演作品を撮っていて人物関係が実にリアルなのだ。ブリッジを囲むメンツもバスター・キートン、H・B・ワーナーなど実際のサイレント時代のスター。パラマウント撮影所のセットも全て実際の建物を使用、また途中出てくるドラッグストアも実際にハリウッドの俳優達が溜まっていた店であり、ハリウッド人の生活の実情と歴史がこの作品には詰まっている。お熱いのがお好き、アパートの鍵貸しますといったコメディの傑作、本作のようなハリウッドの暗部を痛烈に突くような社会派サスペンス、優れた映画監督にして脚本家であったワイルダーの鬼才ぶりに感服。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-15 22:47:35)(良:2票) 14.DVDのパッケージの写真と題名から、もっと華やかなお話しかと思いました。 いやはや~!これほどまでにおどろおどろしいとは。 良い意味で裏切られ、ノーマとマックス(執事)の鬼気迫る演技に圧倒されました。 あちこちの映画評で読みましたが、グロリア・スワンソンさんの本当のデミル監督作品「男性と女性」を観てみたい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-11-09 20:33:21) 13.《ネタバレ》 この10点は、この映画を観た人全てを襲った、戦慄の超衝撃クロース・アップでラストシーンを締め括った、ビリー・ワイルダー監督への最敬礼です。まさにこれは、「世界を震撼させた10点満点」の映画でしょう。僕は、確か1995年頃に、地元民放局での深夜映画劇場で、吹き替え版で初見しました。声を当てていたキャスト名が判らなかったのですが、声からすると、かなり前にベテランの声優さんたちで録ったものではなかったか、と思います。吹き替え特有の、オリジナル版の屋外などでの音声を割りと拾わず、声優さんたちの声が、大きくはっきりと響くという効果もあって、ノーマと作家、それに執事が、いつも密室部屋にでもいるかのような錯覚を覚えました。それで、余計に怖かったのかも知れません。 【Harpo=ひろしХироши】さん [地上波(吹替)] 10点(2004-05-05 00:38:52) 12.鬼気迫るノーマ・デズモント。声も視覚も圧倒的迫力、そして噂に違わない超衝撃のラスト、「カッコ良い!」の一言です。ハリウッドで生き残るのは、昔から大変だったのですね、夢のような世界の裏側をこんなに衝撃的に描いた作品が、50年も前のものだなんて思えないほど鮮やかに見えました。モノクロなのに。 【イチヨウ】さん 10点(2004-04-25 03:45:45) 11.原作は、ラテン・アメリカ文学の・・・と言われても、素直に信じてしまいそうなストーリー。妄想が、すでに半分亡霊化している。数十年かけて、二人で築き上げてきた狂気の壁。ジョーは、いつの間にかその一部に塗り込まれてしまっていたんですね。北野武監督が撮ったら、あの執事の愛を、一途で純粋なものとして描くのかな、なんて思っちゃいました。 【水の上のハイウェイ】さん 10点(2004-03-12 03:19:53) 10.ワイルダーのドイツタッチが、満開の傑作。「ザ・プレイヤー」などのハリウッド内幕物の先駆だと思うのだが、プールに浮いてる死んだホールデンのモノローグで始まる冒頭は、チャップリンの「殺人狂時代」とも重なる凄みがある。物語も、素晴らしいが、サイレント映画の女王グロリアスワンソンには表情と身振り手振りを駆使したサイレントの演技、ウィリアムホールデンには、日常そのままみたいな自然なトーキーの演技をさせて、その二種類の演技のぶつかりあい、演技合戦を見るのも一興だ。ワイルダー、粋な遊びをするではないか。執事に扮するエリッヒフォンシュトロハイムの存在感も圧巻。 【ひろみつ】さん 10点(2003-12-21 00:36:50) 9.メルローズ通り沿いにあるパラマウントピクチャーズの小さい方の入口を「スワンソン・ゲート」といいますが、これは映画中のノーマ・デズモンドがデミルに会いにくぐった門なのですね。いま出てくる大きな門は、旧RKOスタジオ側になるため、この門がオリジナルといえます。シュトロハイムとスワンソン、デミルにキートンとすごい顔ぶれで、ワイルダーもかなり気を使ったのではないでしょうか。ホールデンなぞまだお子ちゃま扱いです。エリッヒ・フォン・シュトロハイムの凄さ、これこそこの映画の醍醐味でしょう。それにしてもよくこんな作品が撮れたもんですね。ハリウッドはこの作品を境に、顔ぶれも「戦後」になっていきました。文句なしの大傑作です。 【FOX】さん 10点(2003-06-22 20:10:01) 8.50年以上昔の映画とはとても思えない!本当に素晴らしい!ハリウッド内幕物の原点。D・リンチも敬意を示す一作。 【クロマス】さん 10点(2003-02-18 20:27:23) 7.(ややネタバレ)文句ナシでしょう。はじめっから終わりまで完璧。もう十何回も観てるけれど(ビデオでね)、観るたびにいろいろな発見がありますね。今日の発見は、シュトロハイムが言う「楽師たちはまだこのことを知りません」この一言があるとないとじゃ本当に大違い。その後のシーンでベッドのノーマを見たときにズシッときます。 【ディディエ】さん 10点(2003-01-22 02:07:28)(良:1票) 6.《ネタバレ》 (全面的に改訂)さて、本作で最も評価すべきはノーマ・デスモンドという一人の女優が辿る悲劇を通してハリウッドの諸行無常っぷりを辛辣に、それでいて娯楽性たっぷりに描いて見せたワイルダー(とチャールズ・ブラケット)の凄まじい迄の力量と先見性だろう。先ず”サイレント期の大女優”というノーマの基本設定がウマイ。過去に生きる亡霊の如き彼女の存在を描くに説得力抜群である。ホールデン扮する青年ギリスとのジェネレーション・ギャップを映像とサイレント風演技で雄弁に表現している。勿論MVPはグロリア・スワンソンを措いて他にあるまい。野心に燃えるワイルダーの演出・シナリオに敢然と受けて立った彼女の”女優魂”にはただ敬服するのみ。殊にラスト、発狂したノーマが「サロメ」の衣装で階段を降りつつクローズ・アップで迫る様は正に「鬼気迫る」の一語。ここにも又、演出と役者の幸福なる二人三脚を見る思いがした。マックス役のシュトロハイムも圧巻。こういう作品を傑作と呼ぶのである。 【へちょちょ】さん 10点(2002-12-24 05:52:47)(良:2票) 5.とってもいい映画です。ストーリーも面白く、観終わった後も深く考えさせられる。 ロンドンとブロードウェイの舞台版を観る前に、観ておけばよかった(後悔!) 【FO】さん 10点(2002-11-25 00:32:49) 4.文句なしの10点満点。ワイルダーはコメディも勿論最高だけど、愚物にとっては本作がベスト。スワンソンとシュトロハイムの鬼気迫る名演に脱帽。見るべし!! 【愚物】さん 10点(2002-11-06 01:10:28) 3.スワッソンとシュトロンハイムがこの映画のセリフのようにかつては事実上の夫婦だったと聞いてあまりもの多重構造の脚本に驚く。当時 ワイルダーは只の新進気鋭の演出家の一人に過ぎない筈なのによくこれが撮れて公開できた物だ。アメリカ映画史の金字塔といっても過言ではない。芝居を志している若い世代は是非スワッソンの狂気のような芝居をみて欲しい。と書いて彼女は演じているうちに現実の出来事と思っていたのではないのか。凄い映画です。 【あきちゃん】さん 10点(2002-11-03 22:35:42) 2.満点!!こんなに引きつけられた映画は初めてでした。手塚治虫の漫画を思い出させる最高の演出でした。始めに見せたオチだけでなく、ラストに大オチがあり最後が大きく締めくくられてて大満足!最近の映画のラストに分けてあげたいくらいでした! 【y/z】さん 10点(2002-07-13 02:28:31) 1.「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」と並ぶビリー・ワイルダーの傑作。ハリウッド内幕物で、相変わらずの脚本の出来に驚かされます。「アメリカン・ビューティー」でも引用されてました。 【プリン】さん 10点(2001-03-05 16:29:27)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS