みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
3.《ネタバレ》 まず個人的な好みの観点から言わせてもらうと、こういったマスコミや情報化社会へのメッセージ性の強い作品はとても好きなジャンルです。『誰も守ってくれない』『それでも僕はやってない』然り。 テレビの情報に踊らされるな、ということをとても真剣に描いています。警察やマスコミにでも勤めていない限り、一般市民の情報源はニュースかテレビか。最近ではウェブ上のものもありますがそれもほとんどはどこかの出版社の記事がネタ元です。そういった中でマスメディアの責任というものは本当に大きいもので、それを認識するのにとても良い映画だと思います。 また個人的な話になりますが、私自身ニュースだけ見てわかったように物事を話す人がとても嫌いです。特にそれがこの映画のように誰かを貶めるような内容のものだったとき、私はよっぽどの確信(それこそ自分が関係者だというくらいの)がなければ絶対にその人の誹謗中傷はしないようにしています。自分が反対の立場ならと考えると、当たり前でしょうが顔も見たことないような人からそんなことを言われれば、腹が立ちますので。 顔を出して非難される人と、顔も出さずに非難する人と、どっちが公正かなんて誰でもわかるでしょうに。 作中では取材に来た学生らがすんなり容疑者の神部さん(作中)の話を信じてしまったのがちょっと気になります。「情報に踊らされないために」と言いながら、被害者側の話はノーフィルターで受け入れるのは、それはそれで違うだろう。どちらに対しても公平な見方が出来て初めて堂々と世に意見が出来るのではないか。この学生らも公平さを語りつつ、明らかに神部氏寄りの意見しかしてこないのが矛盾を感じるところでした。そういったものも判断材料の一つでしかないということも作中で大事にして欲しかったように思います。 しかし良い作品でした。こういう映画はもっと世に出て認識されていって欲しいですね。マスコミに流される人、もっと減ってくれますように。 【TANTO】さん [地上波(邦画)] 10点(2009-09-08 01:17:39) 2.ニュースでしか知りえなかった事件の背景が見えて、非常に興味深かった。役者陣の熱演とストーリーが見事。 【サスペンス命】さん 10点(2002-11-16 17:03:09) 1.私の今年のベストワン候補。事件の全貌・背景が分かりやすかった。俳優陣は皆熱演だが、やはり主役の中井貴一と特に石橋蓮司の芝居が秀逸。演出も静かでありながら時にダイナミックで観客を引きこむ2時間。ものすごく心の深い部分で、”生きる”ということを考えさせられる映画。”蛍”で涙するであろう作り物の感激とは違った意味で心に響き、観て良かった。(22歳) 【ゴールデンリトリバー】さん 10点(2001-05-28 22:31:35)
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