みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
23.《ネタバレ》 大好きなケヴィン・クライン主演で内容にも魅かれて公開当時、2度映画館で観賞したが、今回DVDで再観賞した。 いわば“影武者ものコメディ”であるが、真面目でお人好しな一市民が米国の大統領の身代わりになるが、やる気と機転で「本物」と打って変わって魅力的なリーダーになっていくというストーリー。 「本物」はだいぶ政治家としては不出来だった。次期大統領の椅子を狙う首席補佐官は副大統領を追い落とそうと自らが主導していた汚職の濡れ衣を着せたり、勝手に大統領権限である拒否権を行使して福祉法案に拒否の署名をするなどやりたい放題である。そんな政府内のウミを「本職」ではないデーヴが「本職」も舌を巻く活躍で一掃していくところは実に痛快である。といってもリアリティを失わないように、ホームレス支援政策のために6億5000ドルもの財源を確保するために友人の会計士の協力を仰ぐなど割と堅実なやり方である。 そしてデーヴはただやる気があるだけではなく、人心を掴むのに長けており、そこは普段は人材派遣業で多様な人々に温かく接してきた経験がものをいうのであろう。 それについて象徴的なエピソードが二つある。一つ目は、「本物」の浮気が原因ですっかり冷戦状態だったファーストレディとの関係が好転することである。それはデーヴが飼い犬とじゃれ合ったり、施設で無口な子どもの心を手品や話術で開いたりする場面を見てこの夫は「偽者」であると見破ったためである。つまりお陀仏となった「本物」はそれほどツマラナイ人間だったわけである。 二つ目は警護役のデュエインとの友情である。彼は初めこそデーヴが何を言っても仏頂面でほぼ無言の反応を続けていた(これも「本物」の人間性に問題があったことを匂わせる)のが、デーヴの活躍とともに徐々に彼に心を開いて笑顔で話すようになり、最後には「君のためなら死ねる」と言い放つほどの信頼関係が出来上がっていた。ラストシーンを飾る彼の表情は絶品である。 クラインのニッコリ笑顔がみんなを幸せにしてくれる。この作品のテーマは、民主主義国家における理想の政治的リーダー像というよりは、沢山の人々を笑顔にさせる仕事こそが生きがいとして大切であるという人生賛歌である。何遍観ても一杯笑って心が温まる作品である。 【あやかしもどき】さん [DVD(字幕)] 10点(2022-08-12 21:22:53) 22.大統領夫人がどんどん若返っているように見えて面白かった。木村拓哉の「チェンジ」を連想しますね。でもこちらのほうが断然良いですね。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 21:51:22) 21.《ネタバレ》 いやー、すばらしい。見た後の爽快感と言ったら、「ローマの休日」「ショーシャンクの空に」「スティング」「素晴らしき哉、人生!」などの名作と互角かそれ以上だと思う。 この映画の良さは、映画の作りすなわち脚本の良さだろうと思う。大統領のそっくりさんと大統領夫人が二人で外出したとき、パトロールの警官に尋問を受ける。男はそっくりさんだから当然なのだが、大統領夫人もそっくりさんにしてしまう巧みな対応にはまいった。 また最大のポイントは、大統領の替え玉からいかに元の生活に戻るかだが、これまた1本取られたと思った。 そして極めつけはラストシーン、夫人がそっくりさんの元へ駆けつけたとき、二人を守るSPの登場! 満点以外、点のつけようがない! これだけの映画作れるのは、その昔脚本と監督の両方で数多くの作品を産んだフランク・キャプラ以外にはないと思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-03-06 07:01:46)(良:1票) 20.《ネタバレ》 いい話だなー… 勧善懲悪的で後味すっきり。ラストのSPは最高でしょう。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-05-25 18:50:22) 19.《ネタバレ》 馬鹿旦那がうぜーレビューを書いてくれたおかげで変更せざるを得なくなった妻の投稿です。この映画は政治主張云々よりも、ホワイトハウスを舞台にしたおじさんの冒険物語がメインになっていると思う。家の中で黒服の人間に連れて行かれて異世界に連れて行かれ、救急車に乗ってそこから降りて日常世界に戻る。このシークエンスは押し入れの冒険(絵本)や千と千尋、バック・トゥー・ザ・ヒューチャーと共通するものがある。こういう物語において「日常世界との剥離」そして帰った後家に帰れる「懐かしさ」冒険を終えた「達成感」そしてもうあの世界には戻れない「焦燥感」をいかに表現するかが重要だと思うが、この映画はそれをSF異次元パワーも魔法も使わないで表現しきってしまった。特に「日常へ帰る達成感と焦燥感」を救急車を降りて公園を歩いて行くだけで表現したあのシーンは素晴らしいものだと思うし、日常へ帰る前の異世界でかけられた最後のあの言葉も物凄く秀逸だと思う。■■それからこういう物語では主人公および一緒に冒険した観客が「何を得てそれを日常にどう生かしていくか」も焦点になるが、この映画で主人公が得た物は「国民の有権者としての責任」だと思う。日本において「自己責任」は弱者に対する違法行為を正当化する曖昧な概念でしかないが、アメリカは同じ政府であっても「責任」というものがくっきりかっきりしており、政治の責任は有権者ということになる。この前提で生きているアメリカ人が映画で主人公と一緒にホワイトハウスを冒険するという点で、この映画は大人のためのファンタジーアドベンチャーという地位を確立しているのだと私は思う。 【はち-ご=】さん [ビデオ(吹替)] 10点(2008-05-01 23:34:28)(良:1票) 18.《ネタバレ》 古き良き時代のフランク・キャプラを彷彿とさせる作品。予定調和と言われようが甘いと言われようが、世知辛い映画が多い昨今こういう映画をもっと製作して欲しいと思う。アメリカ映画の良さが全面に出た傑作。見た後何日間は気持ちがホカホカして余韻に浸れました。 【rosebud】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-07-22 16:29:15) 17.《ネタバレ》 現代版のとても素敵な御伽噺ですね。この映画たぶん脚本がすごくうまいんでしょうね。思わずクスリとさせれるところが随所にあるし、デーヴと大統領夫人の心の通い合いが手に取るように心に染み入るし。デーヴが政治的な難問を解決するところ、現実はああはいかないでしょうが、この世の中もっとシンプルに物事を考えられたらもっといい事あるんでは、とほんわかさせられた。それにしても、あんな風に世直しできたら気持いいだろうなあ…10点 【かけ】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-09-03 23:21:28) 16.《ネタバレ》 完成度は屈指の出来。主人公の二人はもちろんだが、悪役のフランク・ランジェラも憎憎しい敵役を本気で演じてくれてすばらしい。ハートウォーミングを際立たせるには不安要因をどれほど高めるかキーポイント。首席補佐官が一人でそのすべてを引き受るわけですから、生半可な敵役では務まりません。そして出番としてわずかでしたが「ガンジー」で有名なベン・キングズレーも見事。この人も映画によってはいくらでも悪役が出来る人ながら、この映画では話し方とたたずまいで一発で善人とわかってしまうところがすごい。またまた、親友役のチャールズ・グローディン、みんながしびれたシークレット・サービス役のヴィング・レームズも素敵だ。みんな、この映画にほれ込んで与えられた役を演じきっている、そう思えてならない。感動シーンに流れる音楽も実に心地よい。いつでも見たくなる作品だ。それにしても「君のためなら死ねる」という言葉は、映画のセリフ史上(そんなものないか)最高の敬意を表した言葉のひとつだと思う。 【やしき】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-09 02:05:50)(良:1票) 15.《ネタバレ》 今、郵政民営化問題と衆院選の造反議員への刺客やらで、話題になっています。この映画の良いところは、デーヴのみならずエレンやナンス副大統領らが、『本当に』庶民の味方である点です。政治ゲームに惑わされず、目の前の惨状を親身に改善しようとするデーヴの人間味あふれる政治活動に、何度観ても気持ちがほんわかとなってしまいます。SPの「君のためなら死ねる」はベタでも感動せずにはいられません。大統領、やめたらタダの人、ですが、ラストの抱擁、そしてあの人のガードは、こういう結末で良かったと思いました。こういう映画こそ現代の政治家に観てもらいたいです。政治的なしがらみがあるのも分かりますけど、デーヴのように生徒会長、いや、学級委員長のような青臭い理想を持ち続けてほしいです。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 10点(2005-09-08 22:13:07)(良:1票) 14.これから先何度も見たくなるだろうよい映画です。気楽な気持ちで見れます。お奨めです。 【シュシュ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-04-24 11:46:16) 13.心温まるハートフルなコメディでした。暇さえあれば何度でも見たくなるそんな心地よい気持ちになる映画です。・実際、もう何度見たことか(笑 替え玉大統領がみんなを幸せにしようと頑張っている姿が、多くの人に感銘を与え周りの人を変えていく。あんな姿を見せられたら、そりゃ頑張らなきゃと思いますわ。 【ちょび】さん 10点(2004-02-09 14:07:27) 12.アメリカの議会と大統領の関係を学ぶのにもとてもいいですよ。法律がどのように提案、可決されるのかとかね。 【孤島の鬼】さん 10点(2004-01-25 23:37:38) 11.私はタダの庶民ですが、もし自分が死んで、自分のそっくりさんが私に成りすまして私の評判を上げてくれたら・・・。そんな事考えるのは私だけ?こういう「だまし系」映画は「いつばれるんだろう?」という緊張感で最後まで楽しめるのですが、ラストの持って行き方がとても上手いですね。 スカッと爽やかコカコーラのような作品。ゲイリー・ロスはホント大好きです。 【東京50km圏道路地図】さん 10点(2003-12-22 18:20:39) 10.いつも「おもしろい映画はない?」って聞かれたときは必ず薦めるこの作品。何気に秀作で観たことのない人は是非観て欲しい。2時間という長さが本当に気にならず、とってもさわやかな気分にさせてくれます。俳優陣もクセのある演技をする人がいない分、ストーリーの中に吸込まれていきます。 【viva】さん 10点(2003-11-10 15:52:48) 9.私がこれまで見た映画の中でも、文句なくベスト10に入れる心温まる素晴らしい作品です。 【kabuto】さん 10点(2003-07-16 17:02:23) 8.はい、辛口の私が不動の最高点献上! ライトマンさんの人間描写には毎度頭が下がります(^O^)。 【ビックルT】さん 10点(2003-07-01 19:51:54) 7.薦めてくれた友人に感謝。ハートウォーミングNO.1かな。このDVD買う男性はデーヴみたいな人と信じます。 コメディーだけど、冷えた夫婦の様子が「彼と気づくタイミングの遅さや理由」に表れていて、せつなくドッキリ。私もてっきりシャワー室、シガニーの一瞥かと・・単純なおばさん予想でした。施設、バルコニー、ドライブの二人の好きになる理由、側近たちの魅力、満載ですね。 こんな政治は無理なの?と思ってしまう、無理よね。 とにかく自分が優しくなれる、と錯覚?させてくれますうー。 【かーすけ】さん 10点(2003-05-15 19:00:17) 6.かわいい~。おもしろ~い。 【つっち~】さん 10点(2003-02-16 01:21:01) 5.近年最高のアメリカ映画。これを越える映画は最近ないですなー。政治とファンタジー(?)を組み合わせた希有の作品。「スミス都へ行く」も大好き! 日本では絶対出来ない映画。ケヴィン・クライン最高。ラスト・シーンも最高。観て!!! 【レクター博士】さん 10点(2002-08-20 03:11:04) 4.シルバラード以来のK.クラインファンですが、ビデオは借りるだけだったのにこれだけは買ってしまいました。気持ちの落ち込んだ時にこれを見ます。だいたいの映画なら夕闇の中運転手のかっこした主人公が去ってゆくところでエンドなのですが、最後にシガニーウエーバー選挙事務所にボランテイアで現れる落ちがもう最高です。それに黒人のSPが最後に君の為なら死ねると言うところ、毎回涙が出てしまいます。 【sokrates】さん 10点(2002-03-01 14:08:34)
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