みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
2.《ネタバレ》 フランシス・マクドーマンドは時々とんでもない映画に出るんですよね。 この役は彼女にしかできないんじゃないかとまで思います。 オープニングからグイグイ惹きこまれ「これはイケる」と確信しました。 怒りの連鎖を描いている本作なんですが、母親ミルドレットは娘と口論した時に売り言葉に買い言葉で言い放ったこと、そして本当にそうなり最悪の結果になってしまったことに持っていきどころのない後悔と無念さに苛まれていてそれも怒りへといっているように感じます、自分への怒りですかね。でも犯人への怒りとか憎悪っていうのはなぜかあんまり感じなかったです。 ここがよくある復讐ものとは違うんです。 そして警察署長の自殺と遺書から一気に様相が変わっていく、ここでもうまったく予想外の展開で いったいどういう結末なのかと目が離せない、そしてそのラストもまったく予想外でエンドロールが始まってもしばし動けなかったです。まず脚本が優れているんだと思いました 登場人物たちはそれぞれしっかり人となりが描かれていて、みんな良くも悪くもないという人々。 オレンジジュースに飲みやすいようにちゃんとストローを添えて置いておく、 あの心遣いがいちばんホッとするうれしいシーンでした。 完璧、これは秀作です。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2019-01-12 21:33:12) 1.ミズーリ州エビングという(架空の街)で起こった悲しい事件が発端で「ある」ことが始まります。 出てくる登場人物は田舎町に暮らすそれぞれに問題を抱え傷つき生きて来たひと癖もふた癖もある住人達ですが実は皆心根の優しい人達ばかりで病んでいるのは犯人とこんな国に成らざるを得なかったアメリカという移民の国の影の部分を凝縮したような映画でした。 場面ひとつひとつに商業映画特有の嘘っぽさがなく物語に入り込んで観られあっという間の2時間弱でした。 【潤平】さん [映画館(字幕)] 10点(2018-05-20 11:37:12)
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