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家族ゲーム

1983年【日】 上映時間:106分
ドラマコメディファミリー青春もの小説の映画化
[カゾクゲーム]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-11-02)【Olias】さん
公開開始日(1983-06-04)


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監督森田芳光
助監督金子修介
キャスト松田優作(男優)吉本勝
伊丹十三(男優)沼田孝助
由紀さおり(女優)沼田千賀子
宮川一朗太(男優)沼田茂之
鶴田忍(男優)慎一の担任・英語
加藤善博(男優)茂之の担任・体育
伊藤克信(男優)茂之の担任・国語
清水健太郎(男優)若い先生
松金よね子(女優)茂之の担任・英語
戸川純(女優)近所の奥さん
白川和子(女優)美栄子の母
阿木燿子(女優)吉本の恋人
金子修介(男優)クボタ書店の店員
脚本森田芳光
撮影前田米造
猪本雅三(撮影助手)
製作佐々木史朗〔製作・1939年生〕
ATG
企画山田耕大
多賀祥介
配給ATG
美術中澤克巳
編集川島章正
録音小野寺修
照明矢部一男
その他IMAGICA(現像)
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16.《ネタバレ》 「…気持ち悪いですよ」「俺だって気持ち悪いよ」不条理ギャグ漫画が流行る以前の不思議なコメディ映画。
郷愁を感じる昭和の工業地帯、団地、街並みの夕暮れの景色がとてもとても綺麗。
夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 
夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 
夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ 夕暮れ
茂之は吉本と会話するとき、常に薄ら笑い。学校ズル休みの時や、吉本にビンタ返しが決まった時の、したり顔がまた良い。近所の若い奥さんが来てるのにリビングでブリーフ一丁になるとか、いかにも当時の子ども子どもした中学生。
学校ではハラスメントとか気にしない、教師が偉そうにしていた時代。成績の悪い方から答案用紙を返すのは、なんか懐かしくて笑えた。今じゃやれないだろうな。
ブスでバカな浜本はそんなにブスじゃないが、ちょっと知能に問題あるのか?授業中紙袋被ってたり面白い子なんだけど、イジメでやらされてたのかな。当時の自分にはどう見えていたんだろう?
小~中学生は、ブスとか馬鹿とかクソ垂れ流しとか、そういうレッテルを貼られると、事実がどうであれ終わる。卒業まで言われ続けるから死活問題だろう。
ワンカットの合格祝いぶち壊し。父親が茂之は元々頭が良い。だの、私立の吉本が大したこと無いな。だのとデリカシーの無いことを言い出してからの吉本。サラサラのスープにスプーンを無意味にカツカツ打ち付けながらの静かな怒りが凄い。
最後のヘリコプターと昼寝。私も初見時(30年くらい前)、不気味だなぁって感じたけど、そう思った人、結構多いんだな。
当時は「睡眠性の毒ガスで、みんな死んじゃったのか?吉本が暴れてて、警察のヘリが来たのか?」なんて思ってたけど、今回見ても解らなかった。
戸川純が何かしたんじゃないか!う~ん…捻り過ぎて遠くなってる気がする。
死ぬまでにもう5回は見ると思うので、そのうち新しい解釈が浮かんだら書き足します。 K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2020-12-17 00:40:20)

15.《ネタバレ》 怪作ですね。伊丹十三と松田優作の距離感のキワドさに笑い、家庭教師吉本と茂之の会話の間に笑い…。ここ笑いどころですよ!というこれみよがしなギャグはほとんどなくて、むしろギャグでもなんでもないシーンでずーっとニヤけさせられるような、不思議なコメディです。家族が向き合うことのない食卓の歪な存在感が象徴するように、本作はとにかく歪んでいます。弟が勉強を頑張るように慣れば兄が怠けだし、子供部屋に行くのにエレベーターを使ったり、その場所では音楽が流れているシーンでも映画上では音楽を流さなかったり、ニヤけた息子が母親に生理のことを質問しだしたり、伊丹十三の玉子焼きチューチュー…気持ち悪い!すべてをぶち壊すラストの7分間長回しは圧巻の一言。いつ松田優作が壊れ始めるのか、兄弟が便乗し始めるのかは繰り返し見なおさないとわからない。両親が3人の壊れた行動を無視しているからそういう「テイ」なのかと思ったら「さっきからなにしてるんだお前!」って、そりゃないよ!この家族壊れすぎ!母親は茂之の将来を案じる一方で若いうちに子供を産んでしまったことを後悔しているし、父親は「金属バット殺人が起こるから」という理由で子どもの教育に介入しないし、吉本は金を貰うためだけに茂之に勉強を教えていて、茂之はいじめてくる幼馴染への嫌がらせ目的で勉強している。まさに偽りの家族。家族ゲームに興じているだけだったんですねえ。これを見破って歪な食卓返しをした吉本は流石。…そういえば、レーザーディスクに付属されていた解説文では松田優作の無表情とバスター・キートンの無表情を重ねあわせる一文があったけど、それはいくらなんでも考え過ぎでは? カニばさみさん [レーザーディスク(邦画)] 10点(2015-06-10 19:56:23)(良:1票)

14.《ネタバレ》 不安を楽しんでいた時代ということをあとで思うだろうなとその時代のなかで先取りさせた不安な映画。伊丹十三と松田優作が奇妙な味を印象づけている(まさか早世の予兆でもあるまいが)。 ひと3さん [映画館(邦画)] 10点(2014-02-03 09:01:02)

13.大昔に観た時は松田優作が好きでした。今回は伊丹十三にハマりました。「チュウチュウ出来ないじゃないか」のシーン最高です。「あなたから言ってやってくださいな」「おまえねえ、俺が深入りすると、バット殺人が起こるんだよ」映画が終わった後、このシーンをもう一度巻き戻して笑いました。ハングルラジオのシーン、西日本ならアルアルネタなのですが、関東で起こり得るのでしょうか笑 あと大人になってしまったのか当時32-3?の由紀さおりがカワイイと思いました。 kocyanさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2011-12-28 11:28:35)(良:3票)

12.面白い!。昔、映画館で観たり、テレビで観たりしたけど、BSでやっていたので録画して観てみたら。これが面白いのなんの!若い頃観た印象とまた違って、すごーく新鮮だった。松田優作がお気に入りだったし、頭でっかちの映画ファンだった昔は、キネ旬1位だの、演技が上手いだの、音楽を使わないセンスがいいだの言ってたけど。今観るとそれもそうだけど、そういう事じゃない!空気が伝わる感じ。最近観た良いと思う邦画と比べても段違いにすばらしい、知らない間に邦画の質が落ちてる気がした。こういう映画が2、3年に1本でもあるといいなぁ~ カーヴさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2006-03-24 12:18:17)

11.《ネタバレ》 松田優作がキャラクター性強すぎる。すごいブラックユーモアで笑える。音楽も作品中一切使われておらず、生活の音としてのBGMが目立つ。最後の食事シーンは必見。 湘爆特攻隊長さん [地上波(字幕)] 10点(2005-10-26 23:10:14)

10.邦画の中で最も好きな映画です。特に松田優作の演技が最高です。 sabotakuさん [DVD(字幕)] 10点(2005-03-30 23:55:04)

9.「スピルバーグは天才ですが、僕はもっと天才ですから」森田監督の製作発表時のコメントだと言われています。「の・ようなもの」でその片鱗はのぞかせていましたが、確かにこれは完璧といっても過言ではない傑作でしょう。でも監督だけの力じゃない。それどころか松田優作のあの演技が無かったら随分とちがった印象になったと思います。日本映画史に残る作品なのは間違いない。 nizamさん [ビデオ(吹替)] 10点(2004-04-29 12:47:21)

8.一気飲みするな!顔が近いぞ!あの人には教えて貰いたくない!
最高に面白い。笑いのつぼ入りまくり。 DiscAさん 10点(2004-03-19 20:42:23)

7.優作のそっけない演技が心地よくて見ていて楽しい。
出演者はみんなよかったけど特に伊丹十三がユーモラスで良かった。
アクアさん 10点(2003-12-03 22:23:34)

6.高校時代、当時変人として有名だった先生に課外授業でビデオを観せてもらい、衝撃を受けました。あれ以来観ていないけれど、思い出すだけで「ヒッヒッヒ」と黒い笑いが込み上げてきます。かなり甘い採点ではありますが、それまで「映画といえばハリウッドか角川」程度の認識だった私に「映画の本当の楽しみ方(?)」を教えてくれた貴重な作品なので。 denny-joさん 10点(2003-11-21 11:22:11)

5.長渕版の人なつっこくて人間味のある主人公に対して、優作様版は寡黙で不気味。両方とも◎。 目白沈寝さん [映画館(字幕)] 10点(2003-11-04 22:38:52)

4.邦画のコメディは、ただ下品か、或いは子供だましばかりだった。そこにこの映画の登場。爆笑しました!邦画でもコメディが出来るじゃないかと感動した。俺だって気持ち悪いよキス、エロ本、ワイン、ハングルラジオ等々、とにかく笑える。しかしこの作品の中にある強烈な皮肉がラストの夕飯の惨劇によって締められる。映画として完璧だと思う。 くりんぐすさん 10点(2003-02-18 20:40:55)

3.松田優作って自己満足俳優でだいっきらいなんだけど、脚本家や監督とぶつかって押しつぶされそうになるとこういう物凄い演技をする。そう言う印象です。 セクシーさん 10点(2003-02-11 03:25:42)

2.呆然とするおもしろさ。音楽が一切ないせいでリアルであるようでそうでもない奇妙な世界が展開。自分としては松田 優作の映画ではこれが一番だと思う。何か、ある意味ハードボイルドだし・・。邦画ってのはどんなにあがいても洋画に勝てるはずがないのだから、こういう可能性に満ちた風変わりなドラマをもっと作るべきなのだよ。 本間さん 10点(2002-11-19 18:34:07)

1.先入観全くナシで、たまたまCSつけたらやってたので観た。観終わってから「おぉ!これがかの有名な”家族ゲーム”だったのか」みたいな。いや~ツボにはまりました。結構キワモノ扱いされることもあるけど、邦画の正当進化系だと思う。作品そのものに8点。自分も家庭教師のバイトやってたんで+1。昔、松田優作の近所に住んでたんで+1。ちなみに一番印象に残ってる台詞は、「ママ、初めての生理っていつ?」です。 showさん 10点(2002-11-12 22:36:10)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 131人
平均点数 7.34点
000.00% line
100.00% line
221.53% line
321.53% line
475.34% line
5107.63% line
61410.69% line
73022.90% line
83123.66% line
91914.50% line
101612.21% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.14点 Review7人
4 音楽評価 4.40点 Review5人
5 感泣評価 6.66点 Review3人

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