みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
14.《ネタバレ》 ずっと台詞のない岸本加世子さんが最後に二言だけ言葉を発したとき、私の涙腺は崩壊したのでした。傑作です。 【藤堂直己】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-10-02 17:17:26)(良:2票) 13.《ネタバレ》 花火は刹那に散る。けれど人が散るのは簡単ではない。生きている限り、しがらみとか世間とか、そういったものが厭でも周りを取り囲む。そういうモノゴトから少しずつ離れていく主人公の姿が、悲しくて、うらやましかった。 最後の銃声は、あれは花火を打ち上げた音だったのかもしれない。 【小塚】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2006-12-26 12:54:10)(良:2票) 12.「HANA-BI」は確実にゴダールの「気狂いピエロ」に影響を受けている。 所々与えられた絵画群、青い海と空、暴力、犯罪、銃、愛。夫婦の死までも共通している。 しかしタケシはゴダールの様に映画の中にソレとわかる詩を唱えない。 映画中に現れる絵画にも存在する理由を与える。 照れがあるからであって、また、それを隠す為に暴力やギャグを利用する。 コレが彼特有の表現手段になっているのは明確であり、日常の経験論からのアプローチである。 いわば詩というインテリジェンスで叙情的な手段を使わず、むしろ逆の方向からゴダールと同じテーマを描いてみせたのだ。 凄い、タケシ。 ゴダールの様な巨大な芸術精神に彼なりの表現手段で並んでみせた。驚かされる。ゴダールがこの作品を誉めたのもうなずける。 「菊次郎の夏」でもタケシは「優しさ」を暴力やギャグの中にまぎれ込ませて表現した。 「HANA-BI」の中ではどうだろう。暴力の中に見出せる愛。そんなのは駄目だと意識は反発したがるのだが、理屈を超えた説得力を以って納得させる。 タケシの心は大きい。 しかし、タケシにとって、もはや表現手段として暴力を利用する事は楽な道の選択に思える。 次の課題は新しい表現手段を見出す事ではないのだろうか。 既に評価されている形に固執しない度胸と新しさを追及する力を彼は持っている。 タケシが新しいタケシへと展開するコトを期待をするのは、あながち的外れではない。 さて、現実のタケシは次の自分に対してどういった挑戦をしているのだろうか。 さあ次のタケシの作品を観なければなるまい。 しかし、困ってしまうのは、映画監督としてのタケシに対するリスペクトが深まる毎に、 ブラウン管の中のタケシにまで憧憬が増してしまう。彼にとっては不本意らしいのだが。 【夢の中】さん 10点(2004-03-06 03:03:06) 11.《ネタバレ》 ラストなんて始めから分かっていた。ラストの数カットの運びは予想すら出来た。それでも魅せてしまう。予定調和的に終始する緩慢な自殺の物語、その一瞬のあだ花の姿に見とれた。夜空を染める一瞬の苛烈と、その後の清廉。浄化。昇華。 【ひのと】さん 10点(2004-02-02 21:14:07)(良:3票) 10.今までで、映画館で見て一番満足して帰った映画。頭の中でも花火が、ぽーん、ぽーんっとあがってるような気がして、画面に吸い込まれるように見ていた。 【コーラL】さん 10点(2004-01-24 15:39:35) 9.圧倒されました。濃厚で繊細。こんなに隅々まで美しい映画を初めて見ました。少ないセリフでこれだけ表現できるってすごいです。凧上げが無ければ完璧でした。ああ惜しい。それでも10点。 【M・M】さん 10点(2004-01-09 16:00:27) 8.相変わらずのたけし独特の映像と、暴力的な映画でした。ただ今までの作品に比べてとても綺麗な映像が流れていたと思います。少しお茶目な面を見せる夫と静かな妻の二人旅は暴力映画である事を忘れさせます。最後の最後で発する妻の言葉はとても感動させられました。 【ピニョン】さん 10点(2004-01-06 22:52:00) 7.【STING大好き】さんの言うとおりでして、僕からは何も言うことはありません。↓の【STING大好き】さんのレビューを見てくだされ。 【もっち~(←にょろ)】さん 10点(2003-12-08 00:01:52) 6.《ネタバレ》 邪魔なものを全て振り払って妻への愛に突き進む西刑事。妻子に逃げられ、感情のはけ口をひたすら絵に求め描き続ける堀部刑事。この二人の感情の流れが映像からばしばし伝わってくる、すごい映画。一方で愛する者(西夫妻の場合の子供、堀部刑事の場合の妻子)を失った悲しみが主調低音として流れる。そしてところどころに挿入される笑いの優しさ。驚くほど純粋な感情の映画。久石譲のメロディも、見事にマッチしている。エンディング曲はさながら二人へのレクイエムか。 【アイカワ】さん 10点(2003-11-05 19:03:05)(良:1票) 5.どうしよう、この映画って評価低いんですね…(汗)私はこの映画、大好きです。暴力シーンがあるにも関わらず、とても静かな映画です。久石譲の哀愁漂う音楽に、思わず息を飲む綺麗な風景、所々で観られる監督の絵が、観る者を圧倒させます。私は、岸本加世子の、台詞の少ない演技に感涙してしまいました。台詞の無い演技というものは、べらべらとまくしたてる演技よりも数段難しいものです。この映画を観て、彼女の見方が変わりました。邦画で一番好きな作品です。 【Ronny】さん 10点(2003-10-26 22:06:42)(良:1票) 4.脳裏に焼きつくような美しい映像が一杯あった。ただ綺麗なだけでは、頭に残らない。スピリチュアルなものを感じ取れるということ。最も好きなシーンが、監督と同じでちょっと嬉しかった。 【CEOってなんだYO!】さん 10点(2003-10-25 04:03:11) 3.オープニングで泣きました。静謐で美しい映画やと思いました。絵も面白かった。 【山本】さん 10点(2003-05-09 04:06:25)(良:1票) 2.というか、、、たけしの映画のなかでも最もよいと思う。。 【リョウ】さん 10点(2003-01-19 19:21:27)(良:1票) 1.大切な人のためなら、人間とはこんなにもやさしくなれるものなのか。ただ奥さんのためだけを考えてとった主人公の行動。それに応えるように発せられた、奥さんのたった二つの言葉。愛する人に伝えられる言葉は、本当はこの二つだけなのかもしれない。あのラストシーンで、堰を切ったかのように涙が溢れ出て止まらなかった。オレの心に打ち上げられたHANA-BIは永遠に咲いたまま、なんていうクサい言葉も言いたくなってしまう。悲しくて哀しくてかなしくて、だけどどうしようもなくやさしい映画だと思います。 【テシヤ】さん 10点(2002-06-06 15:47:30)
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