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ションベン・ライダー

1983年【日】 上映時間:118分
ドラマ青春ものヤクザ・マフィアロードムービー
[ションベンライダー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-04-26)【イニシャルK】さん


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監督相米慎二
助監督榎戸耕史
キャスト藤竜也(男優)ナナシノゴンベ
永瀬正敏(男優)ジョジョ
河合美智子(女優)ブルース
坂上忍(男優)辞書
原日出子(女優)アラレ
財津一郎(男優)島田
村上弘明(男優)金太
木之元亮(男優)
寺田農(男優)木村
前田武彦(男優)デブナガの父親
ケーシー高峰(男優)金貸しの中年男
伊武雅刀(男優)田中巡査
倍賞美津子(女優)郁子
原作レナード・シュレイダー(原案)
脚本西岡琢也
音楽星勝
主題歌河合美智子「わたし・多感な頃」
撮影田村正毅
伊藤昭裕
柴崎幸三(撮影助手)
製作多賀英典
キティ・フィルム
プロデューサー伊地智啓
配給東宝
美術横尾嘉良
丸尾知行(美術助手)
編集鈴木晄
冨田功(編集助手)
録音紅谷愃一
照明熊谷秀夫
その他IMAGICA(現像)
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2.少年たちよ、なんでお前らはそんなにも自由なんだ!走り回ることを忘れた大人は、彼らに恐怖し、また憧れ、羨望し、心を乱される。もちろんこの映画も台風クラブと同じく、心の永久欠番。すなわち王と長嶋・・・ではなく、衣笠と山本!! 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(邦画)] 10点(2011-03-26 04:32:23)

1.《ネタバレ》 映画の中、ブルース、ジョジョ、辞書の三人の主人公たちはまるで過去も未来も持たないかのように、ただそこに存在している。物語がつい今しがた夏休みに突入したばかりの学校から始まるのは象徴的だ。まんまと学校生活から切りはなされた彼らは糸の切れた凧のように、よるべなくも自由な存在として、夏休みというこれまた涯てしなく自由な時間空間に放り出される。親の存在が実像として全く描かれない彼らはその背後にあるべき家庭からもあらかじめ切りとられており、まさに何ものにも属さない冒険者として、世界に立つのだ。特筆すべきは、相米がいつも以上に子どもたちの内面を描こうとしないことだ。とってつけたようなそのあだ名やキャラクターも単なる記号にすぎず、たとえば辞書と呼ばれる少年が辞書と呼ばれるその所以も、それゆえの活躍も、劇中一切描かれたりはしない。さらに登場人物の顔が見分けにくいロングショットの多用に加え後半ではそれぞれが意味もなく衣装を交換するため、その識別はより困難となる。そうして各自の個性からすらも切りはなされた彼らは、空間を自由に動き回る単なる三つの生命体として、けれどまぶしいばかりの輝きを得る。判別すらもできないこの三者がそれでも画面をところ狭しと躍起になって駆けずり回る姿は圧巻だ。橋から真下の河へ飛び降りる、あるいは自転車から走行中のトラックの荷台に飛び乗る、貯木場の水に浮かぶ木材の上を全速力で走り滑り転び落ちる。そんな子どもたちの体を張った危険行為を相米は遠景の長回しで撮る。派手な見せ場を作るアクション映画とは真逆の、ありのままの生きた躍動をカットを割らずまるごと活写するそれらのシーンは実に感動的だ。輝かしい自由と冒険は、やがて夏休みの終わりとともに終焉する。近藤真彦の 歌謡曲を全力で歌い、踊り、ギリギリ子どもでいられた時間と決別した彼らが進むべきは『台風クラブ』の世界だろう。だがある種刹那的なこの映画に、実は彼らの未来は存在しない。たとえば『お引越し』のレンコのようにそこから先へとつづく未来を見据えることはなく、がむしゃらにその夏を、ただ終える。なぜなら夢のように白茶けた画面の中の彼らは、二度と戻ることのできないあの夏、そこにいたはずの、そしてそこに置いてきぼりにしてきてしまった、あの夏かぎりの私たちの姿なのだ。 BOWWOWさん [映画館(邦画)] 10点(2009-08-20 17:12:17)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.44点
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116.25% line
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316.25% line
416.25% line
5425.00% line
616.25% line
7212.50% line
816.25% line
9318.75% line
10212.50% line

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