みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
19.《ネタバレ》 それぞれの立場から人間の本質を描いているので重たいです。元アウトローのマニー。本心から逃れられないローガン、経験値の低いキッド、自分流正義の保安官、弱い立場で他人の手を借りてでも仲間の仇を討ちたいと思う娼婦たち。時が経って環境が変わって年齢を重ねても、怒りに昔の自分が出てしまうマニー。クリントイーストウッドが監督として描きたい事は人間の本質なんだと、当時は分からなくても他の作品を見た今は思います。 【zeke】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-05-21 01:10:54) 18.《ネタバレ》 すばらしすぎます。 タイムスリップしたかのような風景。数々のイーストウッド主演の西部劇の主人公のその後のような主人公。 西部劇の時代が終わり行く寂しさ。 時代背景や、風景、ドキュメンタリーと西部劇をいったり来たりする演出。 完璧すぎます。 ストーリーはゆったりと進み、登場人物全てが罪に塗れているという世界がまるで世紀末のようでもあるけれど、実は終わり行く世界よりも、それからの世界の方が遙かに明るいという矛盾も旨すぎてぐうの音も出ません。 キャラクタも全てが秀逸で、許されるわけがない主演映画の主人公達を象徴するような半生を送ったイーストウッド。その仲間。 もう足を洗ったからといって、決して許されるわけがなく・・・ 街を守るという理由があるからといって、権力行使の対象者や被害者にゆがんだ正義を強要する保安官。 悪を演出して依頼者を守り通さなければならなくなった主人公と、善の象徴を演じ続けることに酔ってる保安官の対比が見ていて怒りが沸いてきます。 なんでこの人達こうなるかなぁと。 見終わったあと、誰か救われたのかと考えると、被害者の復讐に後悔が残り、暴力でしか生きられない西部劇的な人間が死ぬべきものは死に、罪を償わなければならず許されないものは姿を消すわけで、無秩序が終わったことは全て悲しみだけではなかったということ気づくととてつもない感動に呑み込まれます。 こんなに凄い流れの映画、そうはありません。老人が金のために復讐を助けるだけ。それだけのストーリーがこんなにもとてつもないドラマをうむなんて信じられません。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2008-09-23 02:01:42)(良:1票) 17.《ネタバレ》 ここに出てくる保安官役のジーン・ハックマン、大好きです。ホントこの人、憎々しい悪役やりますよね。凄腕で傲慢で冷酷でそして誰も信じていない、信じる必要なんかないと思っている・・・ただひたすら「街の治安維持」という「自分の正義」を信じ、最後の最後までその「正義」に微塵の疑いも抱かない。そんな彼の存在こそが、この映画の「誰もが『許されざる者』である」というテーマを際立たせてくれるのではないでしょうか。・・・ああ、いいなぁ・・・まさに「上質の悪役こそがいい映画を生む」という典型的映画ですな。 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-05-23 17:03:33)(良:1票) 16.展開全体は、西部劇の王道なんですが、各キャラの立場や感情を、単純な善悪でない、一見すると矛盾するような複雑な描き方をしているところが出色だと思いました。特にハックマンの保安官が魅力的。自分の町を守るという正義漢の面、暴力的な面、一人ぐらしの自分の家を建てちゃうような静かな面が、ころころと入れ替わって、人間ドラマを盛り上げてくれます。打ち合いのシーンも、単に悪人がバッタバッタと倒されるようなシーンにせず、殺す側殺される側の感情がグイグイ伝わってくるような上手な間があって、すごい緊張感の連続でした。 【かねたたき】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-01-05 18:48:35) 15.「地獄で待ってるぜ」。イーストウッドの眼光の鋭さ。一瞬で終わるクライマックスの途方もないカッコよさは比類ない。本当にこの映画は好き嫌い極端に分かれる。そういう映画は、たとえどんなに好きでも欠点は思いつくものなのだが、この映画の場合はどこに欠点があるのかわからない。 【キャプテン・セントルイス】さん 10点(2004-10-22 00:44:22)(良:1票) 14.暴力は許されません。それは女も男も同じ! 【teruhisa】さん 10点(2004-08-09 01:20:55) 13.私には、ケチのつけようがない素晴らしい映画です。 【ishikawa】さん 10点(2004-06-29 12:28:34) 12.西部劇で一番好きなのはこの作品!あえて西部劇にありがちなドンパチにたよらず しかしラストで見せるときは見せる。序盤からクライマックスまでせりふ一つ一つに重みがあり、あきさせない.イーストウッドのセンスと経験をフルに生かした傑作中の傑作! 【スーシホ】さん 10点(2004-06-15 14:19:51) 11.話は単純。一番悪い奴は善人面してる奴だったという事です。俺にとっては空前絶後の大傑作。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-06-04 19:07:18)(良:2票) 10.主人公は要するに血も涙もない殺人鬼なのだが、「自分が為した選択」に対して肯定も否定もしない態度が私の心には迫ってきた。中年を過ぎて、残り少なくなった人生を惜しむ年齢になると共感できる映画だと思う。拳銃というものは滅多に当たらないものだという事実もよくわかりました。 【雁木亭】さん 10点(2004-03-29 16:48:02) 9.荒野の用心棒から始まるイーストウッドのガンマンはこの映画で終焉を迎えた。イーストウッドが真人間に戻った冷血なガンマンを自ら演じる事で、主演した映画の主人公を「マニー」の過去とリンクさせ、その上で無様な老体を故意にさらす。それはこの過去の主演作の主人公「ジョー」や「名無し」の老いた姿を映す鏡。そればかりか、イングリッシュ・ボブと保安官の会話や多くのシーンで、伝説と真実のギャップを描き、「ジョー」や「名無し」などいないのだと示す。そして真実の補完としてなのか、イーストウッドは、美しい自然を背景にガンマンをこれでもかと絵画のような構図でカッコよく、そして美しく描き続ける。まるで「これが本当のガンマンの姿なのだ!」と叫んでいるかのようだ。イーストウッド…彼はヒーローを演じ続けなければならなかった自らの『解放』をこの映画でやりたかったのではないのか?そして私には十分それを成し遂げたと思う。(追加…あまりにステキだと思ったのでDVDを買ってしまった¥1500は儲けた気分。しかし、帯に私のレビューの出だしと同じ事が書いてあったのにはビックリした。決して真似して書いたわけではないです。) 【クルイベル】さん 10点(2004-03-19 14:47:56)(良:2票) 8.これは奥が深いです。西部劇の形を借りた立派な人間ドラマですって。しかも、イングリッシュ・ボブが登場するエピソードがとても重要で、この作品の作劇術のうまさは他に類をみないと言ったら大袈裟か...。とにかく、許せないのは保安官でも悪党たちでもなく、時代そのものではないでしょうか。 【nizam】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2003-12-18 12:36:02) 7.しゃがれた風格があり、地下を流れるマグマのような静けさと、青空のような奥行きもある。 コーヒーに浸したなめし皮のような風わいがあり、いぶし輝きを放ち続ける至極の一作。 銃弾一発の「重さ」がリアル。 大人が安心して浸れる「映画の中の映画」だ。 【Beretta】さん 10点(2003-11-07 17:50:06) 6.イーストウッド、ハックマン、フリーマン、鬼気迫る演技に大満足。映画史上最高傑作のひとつして挙げたい。中だるみを挙げて敬遠する人も多いだろうが、全てが最後へ向けての伏線となる展開は圧巻。ラストの酒場大虐殺によって初めて宣伝ジャケットの姿が重なるという心憎い演出にメロメロ。演技・展開・カメラワーク・演出、どれをとっても文句なし。 【DeVante】さん 10点(2003-09-16 18:28:58)(良:1票) 5.いまさら何を付け加えようかって感じですが、イーストウッドの最高傑作のひとつにはやはり敬意を表したくて。この映画を見た後、あのブーツの歯車の陰鬱は響きがいつまでも耳に残って離れなかった。雨の夜のなかにゆらめく星条旗の、実にシンボリックな見せ方にしびれた。事件の発端である、顔を斬られた娼婦の不思議な存在感に打たれた。…もう、何もかもが「見事だ…」とつぶやくしかない、これはそんな映画の中の映画であります。 【やましんの巻】さん 10点(2003-06-06 17:57:06) 4.イーストウッドが”最後の西部劇”と公言してるのに納得のいく作品です。西部劇の主人公は強いとイメージがあったけど、やはり人間で弱いところが印象的にのこった。最後のエンドクレジットは結構、実感するなー。 【四次元大介】さん 10点(2002-11-19 10:04:08) 3.ジーン・ハックマンの好演に引き出された屈折した正義を振りかざす保安官を、亡き妻の愛によって改心された元非道な殺し屋のクリント・イーストウッドが裁くシーンを見て素直に感動した。結果的に両者共“許されざる者”だが、これを見て善悪が判断出来なかったと言う方は、まともに銃の撃てないキッドと同じである。亡き妻が何故極悪人だった彼を愛し改心させたか。また、切に亡き妻を愛し、再び殺し屋になったかが読み取れなかった方は眼鏡を掛けてもう一度見て改めて感じて欲しい。アカデミー賞に十分値する彼の力作ですから。 【Fuckin' Nationz】さん 10点(2002-10-24 17:30:47)(良:1票) 2.これは重い映画ですね。イーストウッドの単純なヒーロー物ではなくもっと重いテーマを持っていますこの映画は西部劇とかアクションとかそういうイメージを持って見ないで欲しいです。ただ西部劇の時代というだけなんですから命の重さとか暴力とかそういう事に対するメッセージ性をもった名作! 【なる】さん 10点(2002-08-06 19:32:09) 1.イーストウッド、渋い!!回想シーンを使わずに、昔はスゴ腕だったという雰囲気を何となく出してるところが凄い。「男は言い訳せん!」という崇高な美学に痺れる。文句なし、満点です。 【アッズーリ】さん 10点(2002-07-01 23:55:36)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS