みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(10点検索)】
5.《ネタバレ》 「戦争」というものの姿を、フィルターをかけずにそのまま映し出している作品。幹部だけでなく、個々の兵士たちの思いも描かれており非常に考えさせられました。今の時代こそ、こういう作品が必要だと思います。 仲代達矢と丹波哲郎の素晴らしい演技も印象的でした 【TM】さん [インターネット(邦画)] 10点(2023-12-30 00:30:37) 4.《ネタバレ》 初めて見たのは幼い頃、映画館で。 当時は前編後編で、中休憩があったのを覚えています。 誰がカッコいいとか、誰が嫌いとかなく、ただ、さだまさしの歌が悲しかった。 そんな記憶があります。 今、この時代に見て、戦争にハッピーエンドなんかもなく、英雄も栄光もなく、 そこに残されるのは、ただただ残されるのは悲しみと傷。 今、僕が見た時と同じ年頃の子が見たら、どう感じるんでしょうか。 意味や理由は分からなくても、なんとなくでも感じてもらえたらいいな。 【こっちゃん】さん [映画館(邦画)] 10点(2017-12-29 20:40:09)(良:1票) 3.《ネタバレ》 これは文句なしの10点です。戦争映画というジャンルで見ればNo1だと思います。この映画、結果的には日本の勝利ですが、そこに喜び、達成感、ヒーロー性などは全く感じません。残るのは悲しみ、死んでいった仲間への思い、残された人の悲しみです。私がこの映画で一番いいと思ったシーンはエンドロールの戦争後のシーンです。夏目雅子の笑顔、親を失った子供がけなげに前を向いて歩いているところ、一人前の豆腐屋になって客に笑顔を見せる新沼健治など。先程残された人の悲しみと言いましたが、その悲しみを乗り越えて生きる人々の希望の光というものを感じ取れる素晴らしいラストシーンではないでしょうか。 【金田一耕助】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-12-23 16:00:36) 2.《ネタバレ》 久しぶりに再見。日本映画界が誇る、数少ない傑作の一つだと思います。とにかく、真っ向勝負な骨太の感じがいい。嘘くささもないし、痒くなるようなセリフもない。スケール感も十分。乃木や児玉もいいけれど、私は佐藤允とあおい輝彦が良かった。特に後者は、出征前に子どもの前で「美しい国ロシア」と板書しておきながら、最後はロシア兵への憎悪をたぎらせつつ格闘して尽きる。戦争映画によくあるパターンとはいえ、いろいろ考えさせられます。夏目雅子が「美しいロ」まで書いて泣き崩れるシーンも、やっぱり涙なしには見れません。 なお、私は地方の県立高校出身ですが、計3回の文化祭のうち、学校側は2回もこの映画を体育館で上映してくれました。その教育的意図は不明ながら、今にして思えば、なかなかいい選択だったと思います。もし当時、「国歌」が嫌いな教師がいたら、どんな反応をしたのかな。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2012-04-14 01:25:25) 1.《ネタバレ》 戦争を扱った映画を右よりだとすぐに批判したり、いいや人間ドラマだと賛美すると言った議論はこの映画に限ってはしたくない。出ていた俳優、すべてがよい。特に軍人をスタイルで具現化した乃木希輔が近代戦争の前で立ちすくむ姿を仲代達也が好演しています。特に二人の息子を戦死させて、ランプの明かりを落としてじっと耐えるシーンはよかったです。長谷川明夫の職人が子供たちを神社で別れるシーン。子を持つ親としてオーバーラップしてしまいます。日本の舞台を城下町金沢に選んだのも、センスのよさがうかがわれます。最後のシーン、乃木希輔が奏上中に泣き崩れるシーン。その乃木にそっと手を置く明治天皇。実際にあった話だけに忘れられないシーンです。このシーンにかぶさって、さだまさしの「防人の歌」が流れます。多くの指導者がその後早世したり、非業の死をとげているのも、ショックでした。「防人の歌」が流れるラストシーンだけでも10点をあげたいです。 【ジブラルタの星】さん 10点(2004-01-29 11:24:51)
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