みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(2点検索)】
12.《ネタバレ》 巨額を掛けて作られた合戦の模様…というか布陣の美しさ。第一次川中島の合戦の、これほどまでに大規模で美しい『魚鱗の陣』は映画史上観たことがない。第四次川中島の合戦「よく聞け、鶴翼に備えを改める!」魚鱗の陣から『鶴翼の陣』へ。続く長槍のぶつかり合いは、その数に圧倒される。これこそ槍衾(やりぶすま)。そして騎馬隊の掛ける力強さ。 赤と黒の運動会とかマスゲームとか揶揄されようと、この布陣と集団戦の美しさが観られる映画って、他に無いだろう。 昔の合戦は、農民が弁当持参で物見見物に来ていたと聞く。私もまるで、丘の上で合戦を観ている農民の気分になれた。 さて、褒めるところは褒め終わった。 映画としては、感情の感じられない人たちが淡々たたんと事を進めていく…名前と事柄の列挙…この退屈さはまるで、すっかすかな日本史の教科書をじっくり時間を掛けて読んでいるようだった。景虎と乃美の間に男女のドラマが描かれないあたり、宇佐美以外の両軍の家臣にほとんど個性が感じられないあたり、ほんと教科書や参考書の映像化みたいで人間味が皆無だったわ。 時々出てくる意味不明な人物、集団、描写。本筋には全然影響しないのに、それらが変に印象に残るものだから、観るものを混乱させる。 八重って何だったの?何で彼女はあの状況下で一騎打ちを申し出たの?どんな策と勝算、目的があったの?呆気なく鉄砲で撃ち殺されて「上杉軍はあっぱれだから今回はもう帰るね」って…時間割いた割に両軍に何のドラマも生まれない。 生き残りの八重隊。あんな少人数の隊で、良く解からないタイミングで突撃して、案の定な玉砕。せっかく出すなら何か見せ場とか用意しておけばいいのに。更にこの八重隊突撃に流れる音楽の物悲しさ。 女ばかりの部隊が戦場で無惨に打ち負かされる悲しさを表現したかったんだろうけど、両軍とも彼女らのことに触れない事の方がよっぽど悲しい。 上杉の車懸りの陣の意味不明さ。濃霧からお経の大合唱は不気味だけど、せっかく霧に紛れて陣を進められるのに、どうして? そして信玄が援軍に向かわせた諏訪神軍。奇声とともに大太鼓を叩きながらの行軍はインパクト大。グフみたいな盾を持った鉄砲隊に一方的に殺られる様もインパクト大。この映画の創作パートの八重隊も、車懸りの陣も、諏訪神軍も、発想は悪くないと思う。使い所と絡ませ方が極端に悪いだけで。 最初に褒めた布陣だけど、合戦は長いだけでグズグズしてる。きっと合戦シーンは終始エキストラ総動員で撮ったんだろう。だから引きの画ばかりで迫力不足。大軍のシーンとは別に、斬り合いとかは50人規模の少人数で寄りの画を撮っておいて、あとで合わせれば、きっとメリハリのある映像になったと思う。 上杉・武田の一騎打ちは、武田本陣に駆け込んだ謙信の一太刀と、それを軍配でゆるりと受け流す信玄の画が一番の見所なのに、観客の意表を突くつもりか本陣が空っぽ。なんか武田が尻尾を巻いて逃げたみたいに思った。そしてどうして最後の一騎打ちであの悲しい音楽を入れるのか。 続くモーゼの十戒。唐突なエンディング。お経みたいなエンディングテーマ。驚くほど呆気なく、あまりに消化不良な結末に驚いた。 小室の音楽は戦国時代の日本の美しさを表現したんだろうか、美しい風景とは合っていても、合戦には不釣り合い。そもそも映像と音楽の食い合わせが合ってない。小室にはテーマソングだけお願いして、あとはオーケストラにしておけば良かったかも。 巨額を投じた映像のスケールと薄っぺらいドラマのバランスの悪さ。合戦の垂れ流し映像としては及第点。これは『日本版パールハーバー』かもしれない。 【K&K】さん [インターネット(邦画)] 2点(2022-09-19 15:07:33) 11.評価が低いことを知ったうえで見ましたが、駄作ですな。 寝なかった自分を褒めてあげたいwww 海音寺潮五郎の代表作をこんな駄作に仕上げられるよね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 2点(2019-12-22 20:54:32) 10.金をかければこれほどの映像が撮れるんですよ~ というだけの映画。「赤と黒のエクスタシー」というコピーは上手かったが所詮は内容ゼロの角川映画だったか。一応合戦シーンは印象に残ったのでその点だけは評価し2点献上。 【taxyun】さん [映画館(邦画)] 2点(2007-08-06 09:09:22) 9.この映画にはストーリーというものは存在しないのか?はたまた、自分の理解力が乏しいだけなのか? 【アルテマ温泉】さん [地上波(字幕)] 2点(2005-06-19 01:19:50) 8.思い出すのは赤と黒。小室の主題歌…。 謙さん出てても関係ないでしょ。 はっきり言って、それ以前の問題。 【なおてぃー】さん 2点(2004-09-22 03:24:34) 7.戦闘シーンはナンパオのCMを思い出す。 【モチキチ】さん 2点(2004-09-22 02:36:16)(笑:2票) 6.お金が勿体無い。 【ロカホリ】さん 2点(2003-10-18 18:04:41) 5.カナダロケということは,エキストラもカナダの人達だったんでしょうな.足軽達が敵味方に分かれて,の~~~んびりと槍を振り回している姿は,琵琶湖の「おいさで漁」を思い起こさせるものがあり,戦国一大スペクタクルを期待して集まった観客の心に戦争の虚しさを植え付け反戦平和に駆り立てる素晴らしい効果が有ったと言えましょう.ある意味貴重.ある意味偉大.ラブ&ピースな映画です. 【LB catfish】さん 2点(2003-09-01 23:48:01)(笑:1票) 4.知り合いから、タダ券貰って見に行きました・・・。CMはカッコ良かったんですがね・・・。 【sirou92】さん 2点(2003-08-08 01:57:39) 3.おそらく私の中で、「期待しすぎて大失敗した映画」のナンバー1で間違いないです。当時は戦国ものにはまっていて、映画も凄く観てた頃なので、本当に映画の公開が楽しみで楽しみで・・・。やーっと公開初日に勢い込んで「さー!思いっきり堪能するぜい!!」と席に着いた私。当時若かった私の心は、観終わった時のなんとも云えない不完全で、不満な気持ちを持ったことか。心底がっかりするとはまさにアレでした。なんというか、もっとしっかり作品を作ってくれよ。。。本当にちゃんと考えて作ったのか非常に疑問な映画でした。スケールの大きさは全く感じないし、意味も無かったです。あの内容では・・・ 【はむじん】さん 2点(2003-06-05 04:05:13) 2.才能がない監督が大作を撮るとこんな風になるんだよという好例。小室さんの音楽は割と良かったです(歌は下手ですが) 【まりん】さん 2点(2003-02-20 12:37:06) 1.私が見に行った映画館、私の連れ以外に観客がおらず貸し切り状態でした。それだけ不人気な映画だったんでしょうか。どうしようもなかったです。 【雪うさぎ】さん 2点(2001-03-14 01:53:25)
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