みんなのシネマレビュー |
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2.なんだこりゃって言う映画。 押井守監督のファンなら彼が立ち食い師なるものに異常なこだわりを持っていることは知っているだろう。 うる星やつらのアニメで何度も登場しているし。 ぐだぐだと御託を並べただらだらの台詞やナレーションも昔からのもの。 この映画は正に全編ぐだぐだ、だらだら。 特撮はミニパトで使った手法。 戦後の混乱期云々も昔からよく登場する。 結局何一つ新しいものはないのだが、ずーっとこだわってきたものの集大成といえないこともない。 それにしても、やっぱりわけわからない。 部分的に笑えるんだけど。 あるいは音楽担当の川井憲次とか製作に関わってる人たちが立ち食い師として登場したりするのは面白いけど、しかし学芸会乗り、楽屋落ちって言ってしまえばそれまでのこと。 とにかく同じことにこれだけこだわれるというのには感心する。 何十年も同じねたで引っ張るなんてすごいよ。 芸能/芸術の世界ってみんなそうなのかな。 ハンバーガーのゲームでスペルがCOMPLETEじゃなくてCOMPLEATとなっていたのはわざとなのだろうか。 はたまた単なるミスか。 やたら細かいことに深い意味があったりする監督なのでこれにも意味があるのかどうか考えてしまった。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-07-24 13:51:49) 1.「攻殻」や「イノセンス」程度しか押井守について知らない人がこの映画を見ると、かなり面食らうのではないか。自分は正直言ってこの映画で言いたいことの1%も理解できなかったような気がする。 「イノセンス」程度にとどめておいていただければ、一般人にもなんとなく言わんとしていることが理解できようが、この映画はいささか常人をはるかにとび超えた作品になっていないだろうか。 この映画の中身とは全く関係ないが、ある事象を100の意味不明な言葉で語るよりも、1の正確な言葉で手短に語る方が人には伝わる気がするなあ、という映画とは関係ない変な感想を抱いた。 自分にとってはあまり評価できない映画であるが、この映画は押井監督以外には作れない映画であるし、他のどの監督でもみられない映像世界だと思う。そういう点においては驚嘆せざるを得ない。一般人レベルまで下げてもらえればあり難いかもしれないが、それではやはり押井的ではなくなってしまうのかもしれない。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 2点(2006-05-02 21:19:02)
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