みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(2点検索)】
3.企画自体の“意図”を理解せぬまま観ていたので、SF映画としての何とも言えぬ程度の低さと、軽く浅はかな人物描写の“正体”を見極められぬまま、この完成度の低い映画を観終えた。 悲壮感が漂うべきディストピアを描きながら、全編通して滲み出てくる軽薄さの正体。 それは、この映画が“ティーン向け”の企画であるということだった。 ストーリーの大部分を半ば意味不明に占める“学園モノ感”、ありがちな“スポ根感”に、薄っぺらい“友情”と“裏切り”と“恋模様”。 どうしてこのディストピア映画には、こんなにも無駄な要素が散りばめられているのだろうと、終始感じ続けた違和感の正体こそが、“ティーン向け”という一言に集約される。 「ああ、成る程」と、変な具合に合点がいってしまった。 終末戦争を経て、人間を5つの精神的なカテゴリーに分別し管理する社会という発想は、説得力には欠けるけれど、この手のSF映画の設定として悪くはないと思えた。 この設定を礎にして、人間の持つ本質や社会の哲学性が導き出されることを期待した。 が、当然ながら、そんな気の利いたストーリー展開が用意されているわけもなく、ただただ浅はかで、冗長なストーリーに終始していた。 誰が見ても明らかだろうが、物語の根幹であるはずの“5つの派閥”という設定が全く生かされていない。 「無欲」出身の主人公が、「勇敢」に鞍替えして、「博学」の横暴に立ち向かうという展開なわけだが、残りの「平和」と「高潔」は何をしてるんだというくらいに描写が皆無である。 というよりも、映画のほぼ8割方は、「勇敢」に属した主人公らの“学園青春ドラマ”を延々と見せられる。 そもそも、「勇敢」の阿呆ぶりは最初からヒドくて、どうして主人公が彼らの生き方に憧れを抱くのかあまりに理解不能であった。 どうやら「ハンガー・ゲーム」のヒットを受けて、二番煎じを狙った企画のようだが、主人公の女の子は、残念ながらジェニファー・ローレンスにはなれないだろう。 そして、どうしてケイト・ウィンスレットはこんな映画に出ちゃったのか……。 最後に、あの派閥選択の儀式は時間がかかりすぎるだろうから、やり方を変えた方がいいと思う。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2015-03-22 21:52:06)(良:1票) 2.《ネタバレ》 これ 劇場予告で「たった1度の性格検査で人生が決まる。」って言ってませんでした?言ってましたよね?でも、その性格診断テストの後で結局自分の意志で所属派閥きめられるんじゃん。そうするとあのテストはネットでよくある無料の性格診断(そのあと妙なサイトに誘導されそうになるやつ)と同じなのでは?たった1度のテストで異端児と判断された主人公が突然当局から追われる身になるものとだとばかり想像していたので、出鼻をいきなりくじかれてイヤーな予感はしたんですが、まさにその通りの展開に。普通に「勇敢」の訓練が始まっときには頭の中は?????でいっぱい。全然異端者じゃないじゃん。異和感たっぷりの140分だったのでまあこの点数で。 【S.H.A.D.O.】さん [ブルーレイ(吹替)] 2点(2014-10-26 20:24:27) 1.アメリカのティーンズ向け映画でした。日本の漫画誌ジャンプでお決まりのトーナメント展開みたいなものがあるように、アメリカのティーンズファンタジー映画では団体戦が結構な率で行われますが、この映画もそんなところです。 最初の世界観で心を掴められればいいのでしょうけれど、無欲、平和、勇敢、博学、高潔の派閥に属しなければ落ちこぼれの世界観の設定は掴まれるところは無かった。 最初の段階でもうちょっと入り込めたら楽しめたのかもしれない。 【マイオデ】さん [映画館(字幕)] 2点(2014-08-01 08:45:30)
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